2007/01/14 消防出初式

平成19年新潟市消防出初式目的について

  日本海側初の政令都市移行の新年を迎え、消防伝統の出初式を実施し、市民と消防機関による連携を促進し、あわせて消防関係者は使命達成の決意を新たにして、「安心・安全にいがた」を目指すものである。 (平成19年新潟市消防出初式実施要綱目的より)


 こうした目的のもと、平成19年新潟市消防出初式が1月14日(日)に実施されました。天候にも恵まれ、例年にも増してすばらしい式典でした。NPO新潟海難救助隊も万代橋下流での一斉放水に参加させていただきました。 
 一斉放水は、信濃川両岸に配置された消防部隊(各種の消防車)と、市の消防艇「にほんかい」および海救隊の「わしかぜ229」で編成された水上部隊により、午前10時20分の花火を号令に実施されました。

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図.虹も共演した消防出初式一斉放水

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図.水上部隊の放水(にほんかい−わしかぜ229)

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図.わしかぜ229の放水

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図.一斉放水に花を添える新潟海上保安部ヘリ(見よ!この技術!!)


2007消防出初式13 出航前の打ち合わせ、点検を行い、午前9時30分出航しました。
2007消防出初式24 出航するわしかぜ229の図

*航海一口メモ
 左図をご参照ください。国際信号旗とよばれる、船舶通信に用いる旗が掲げてあります。

       UW 2007消防出初式20

 この2枚の旗は、左がアルファベットのU、右がWを意味します。そして、この二つの組合わせ(2字信号)UWは、「御安航を祈る」という、相手船舶へのメッセージを表します。

 私たち海救隊では、今回のUWに、「新潟市という一隻の船の、防災を祈る」という意味をこめました。

 ちなみに、消防艇にほんかいはUYを掲げていました。これは、自船が演習中であることを周囲の船舶に伝えるものです。

       UY 2007消防出初式21

 なお、国際信号機はアルファベット26、数字10、代表旗3、回答旗1の計40あり、組合わせて意味をなします。

海救隊手帳にも、国際信号旗が掲載されております。

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   図.海救隊年間手帳と信号旗のページ  

 

2007消防出初式3 消防艇「にほんかい」より無線機を受領し、配置に着きます。
2007消防出初式4 消防艇「にほんかい」左舷の図
2007消防出初式5 万代橋上の様子

万代橋では新潟市消防局音楽隊が演奏を行いました。そして今年も多くの市民が集まっていました。天気に恵まれたのも一因でしょうか。
2007消防出初式6 柳都大橋上の様子

両岸や万代橋だけでなく、柳都大橋からの見学者も多くおられました。多くの方の参加はうれしく、励みになりますね。
2007消防出初式7 午前10時20分、花火の号令により一斉放水の開始です。わしかぜ229は2条の放水を力強く実施いたしました。そして、この年頭の放水に向け、隊長はじめ、乗組んだ隊員は一年の無事と、活動の充実を心より祈りました。
2007消防出初式8 わしかぜ229船尾方向から眺める放水の図
2007消防出初式1 万代橋からのわしかぜ229の放水の図

 

2007消防出初式9 消防艇にほんかい放水の図

西港唯一の消防専門艇の放水は迫力満点。また、船舶の操縦もすごい技術ですね。

2007消防出初式12 消防部隊放水の図

 

2007消防出初式10 右岸はしご車などによる放水の図
2007消防出初式14 防災関係機関として、新潟海上保安部のヘリが参加協力し、花を添えてくれました。

*すごい操縦技術に、広報担当は写真撮るのも忘れて見入ってしまいました。

2007消防出初式11 一斉放水を終え帰港する警戒船の図

放水を行う水上部隊のほか、信濃川には警戒船が配置され、行事の進行に寄与してくださいます。海救隊からも、警戒船に隊員が分乗し、業務に協力させていただきました。

2007消防出初式15 一斉放水を終え帰港するわしかぜ229の図

放水終了後、見物のみなさまから暖かい声援をいただきました。これは本当にうれしいものです。ありがとうございます!!

今年一年の防災が保たれると共に、わたしたち海救隊も皆が健やかであり、活動が一層充実しますように!!心より祈ります。

みなさん、今年一年も海救隊をどうぞよろしくお願いします!!(海救隊一同)

 

 


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