匿名
現在、中学2年になる娘がおります。娘が小学6年のとき、不登校の前兆を体験いたしました。
娘は以前より学校であったことなどよく話していました。私も娘に聞く方で、学校生活に不安を感じるようなことは特に感じなく暮らしておりました。
そんな明るい娘が、“何か元気がないな”と感じる日が2、3日続いたのです。そんな、ある朝、娘が「お腹が痛い」と不調を訴えてきました。「何かおかしい」と思った私は、「どうしたの?学校で何かあったの?」と話しかけると、「もうイヤ、学校へ行きたくない。」と堰を切ったように泣きわめき、学校でのことを訴えてきました。
実は、娘はここ何日か、友だちから陰湿ないじめを受けていたのです。
下駄箱の靴に雪を詰められたり、後ろからふいに首を絞められたり、「バカ」、「死ね」といやな言葉も随分あびせかけられていたようです。娘はそれに強く抵抗できず、ずっと悲しい思いをしていたのです。そんな娘を見ていると、学校へ無理に行けとも言えず、とにかく欠席をさせました。
楽しく学校生活を送っているとばかり思っていた娘が・・・、みんないいお友達ばかりと思っていたのに・・・と、何だか私までパニックになりそうでした。
何度か「教育研究会未来」の子育てセミナーに参加していましたので、会の方に相談してみました。それで、まずは子どもを守るため、すぐ学校へ出向き、先生と現状についてよく話し合うことをしました。「その時、決して先生を責めたり、相手の子を非難する気持ちを起こさず、全ての人が仲良くして幸せになる。という思いで学校へ向かってください。」というアドバイスをいただきました。混乱した中で「冷静に話せるかな。」という気持ちもありましたが、「どうぞ、担任の先生、そしてクラスのみんなが幸せでありますように。そして、このことを通してすべてがうまく解決しますように。」と事前に心を落ち着けてイメージしてから出かけました。先生とは腹を割って話せたと思います。
それから、一番大切なのは、今、目の前の傷ついた娘の心を救ってやることです。
「なぜ、この娘ばかりがいじめられたのだろう。」その答えはすぐに分かりました。母親である私の「娘を尊敬する思い」が十分に足りていなかったのです。その足りないところが原因で、周囲の人から尊敬されていないような出来事に巻き込まれたのです。「この娘は尊敬する素晴らしい子」という思いよりも「この娘は私の子」という感覚で子育てをしてきたことを反省しました。
「お母さんの愛が足りなくてごめんなさい。」と娘に謝り、「あなたが大好きだよ、大事だよ。」という思いで抱きしめました。「家ではゆっくり休んでパワーをためようね。」と話しました。
“この娘の心が幸せな思いで満たされたとき、傷も癒され、また元気に学校へ行ける。それまでは精一杯、母親の愛のエネルギーを流そう!”と思いました。
「何日か欠席することになるかな。」という気持ちもありましたが、不思議な事にあれだけ泣いていた子が、次の日、「学校へ行く。」と自ら言い出し、登校したのです。担任の先生も誠意を持って問題に取り組んでくださり、娘も相手の子としっかり話し合いができたようでした。何だか娘がすごく成長したような思いがしました。
私はそれ以来ずっと、担任の先生とクラスのみんなが仲良く学校生活を送るイメージを続けています。
朝は玄関できちんと送り出し、一日クラスのみんなと楽しく過ごし、喜んで勉強し、「ただいま」と元気よく帰宅するイメージをしています。
そして、家の中で“夫を尊敬することが子どもに一番いいエネルギーが流れる。”という事も教えていただきました。夫を心から尊敬することで、子どもにも同じように尊ぶエネルギーが流れるのです。
今、娘はとても充実した中学校生活を送っています。反抗期といわれるような姿も見られません。母の心、妻の心が家庭の中に良いエネルギーを発生させるということを実感しています。
教育研究会未来の北村弥枝先生との出会いによって、大切な心を育てることを知りました。まだまだ子育て奮闘中の私ですが、この体験が少しでもお役に立てればという思いで投稿させていただきました。
本当にありがとうございました。

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