くま's倶楽部10周年特別記念企画 (2004.2.11作成)

FRANCE&SWISS PORTES DU SOLEIL
2004年1月17〜25日

Stay by MORZINE in FRANCE

広い...トロワ・バレーが問題にならないぐらい広い なぜここが日本に知られていないのか
フレンチアルプスの奇跡、水の「エビアン」の水源地
一週間、誰一人日本人を目にしなかったエリア
ここには、極上のバカンスがありました。

<<旅の詳細>>
  開催時期:2004年1月17日(土)〜25日(日)7泊9日
  航空会社:SAS スカンジナビア航空
  エ リ ア:Portes du Soleil(フランスとスイスの国境)
     http://www.portesdusoleil.nl
  エリアマップ:
     http://www.portesdusoleil.nl/images/piste_chatel2.jpg
  宿泊場所:フランス Morzine
     http://www.morzine-avoriaz.com/
  ホ テ ル:Hotel La Chaumiere
         (朝夕食付き、スイミングプール完備)

<<スケジュール>>
  1/17(土):成田発=コペンハーゲン経由=ジュネーブ
        専用車でMorzinへ            Morzin泊
  1/18(日)〜23(金):
        自由滑走(スキーや自由観光)
                               Morzin泊
  1/24(土):専用車でジュネーブへ
        ジュネーブ=コペンハーゲン経由=   機内泊
  1/25(日):朝 成田着

<<参加費>>
  195,000円(お一人)


地図をクリックすると大きな地図が出てきます。

  参加者は総勢13名。そのうち2名がテレマーカーという、何とも変な一団になってしまいました(^^
  しかし、この期間中、誰一人日本人とは会っていません。おそらく、このエリアの多くのゲレンデを滑った初めての日本人になったはずです。ちょっと優越感(^^v

<<1月17日(土)>>
  一番遠い青森六ヶ所村から参加した方が0:00に青森を出発し、参加者全員が成田に集合。この時、初めてお会いする3人の方々とも挨拶を済ませて出発です。
  しかし、この時成田の駐車場から空港に来るまでの数分間に、くまのサンダルの鼻緒が切れた(ガムテープで補修)...何やらこの先の嵐の予感は、私だけだったでしょうか(^_^ゞ

  しかし、スカンジナビア航空の食事が悪くなりましたね。一食は通常ですが、もう一食はお弁当。お酒のサービスもいまいち。元々日本発着便では、あまりアルコールを飲ませないように申し送りがあるようですが、それにしてもひどい(T-T)
  コペンハーゲンからジュネーブ間で出たお弁当のサンドイッチは凍っていたぞ(^^メ)

  コペンハーゲンからスイスのジュネーブまで飛ぶには、空港の端から端まで歩かなくてはなりません。結構大変です。それも、一度入国処理をして、その後出国処理までしなくてはいけません。
  しかし、この日は4時間もの乗り継ぎ時間がありましたので、途中でショッピングをしたり、バーで呑みながら思い思いの時間を過ごします。出発ロビーはおしゃれで、日本の空港にも真似してほしいほどですね。
  ジュネーブでは、迎えのバスが遅れるハプニングがありましたが、予定通り17日中にはホテルに到着、途中から雪も降り出し、明日からのスキーに、否応なしに気分が高まりました。
  この日は他の泊り客を思いやり、シャワーを浴びないように指示して眠りにつきました。

<<1月18日(日)小雪>>
  この日はみんなの疲れを心配して、遅い朝食後、街のATMで現金を下ろし、インフォメーションで情報を収集。チケットセンターで全山滑れるチケットを購入してから街の散策へ。
  一部滑りたくてうずうずしている方々はゲレンデへ。この辺で滑り方の違いがわかりますね。
  でも、街が華やかでいいですね。これからが楽しみです。

  有志で午後から滑りに行ったのですが、ここでハプニング勃発!
  最初に乗ったリフトには中間駅があったのですが、ボーっとしていてそれを見逃し、そこで私はストックを曲げてしまい、もう一人はカーボンポールを折ってしまいました。やっぱり鼻緒が(^_^ゞ
  でもそんな事でめげないもん。泊まったかわいい宿で、早速厄払いをしました(^^

<<1月19日(月)快晴>>
  宿のサービスで、一日スキーガイドを付けてくれるというものがありました。いつでも良かったのですが、私たちはこの日に。
  厄払いが効いたのか、天気は快晴、虹まで顔をのぞかせてくれました。

  スキーガイドは、四つのホテルと契約しているという「ミッシェル」。そして同じ宿に泊まり合わせたオランダKLM航空のスチュワーデスの二人(オレンジがオランダ人、水色がポーランド人)が一緒です。

  技術的には問題のある方もいますが、滑り慣れでそれなりのスピードを出し、一路スイスを目指します。
  しかしこのミシェル、全然休まないんです(T-T)写真撮る時間もないし、お茶タイムもない。おまけに、ただ滑るだけでなく、自分の気に入ったコースをみんな紹介しようと、回り道までしてくれるから大変(T-T)
  一体何Km滑ったかわかりませんが、やっとスイス側の一番奥にあるGrand Paradisに到着、シャトルバスでChamperyに移動してからゴンドラで再度フランス側へ戻るという、超ハードな行程をたどることになるのです。疲れた(^_^ゞ
  そしてね、一番悲しかったのは、いつスイスに入って、いつフランスに戻ってきたのか、全然わからなかったこと。悲し〜(T_T)

  13時過ぎに、やっと入ったレストランは宿泊地として最終選考に残っていたAvorizでした。
  そこでちょっといたずら。梅干を持ってきて彼女た


ちに食べさせたのです。でも面白くない。だって、流石スチュワーデスと言うべきか、何と知っていて簡単に食べてしまいます。
  で、今度はミッシェルに食べさせると一瞬すごい顔。でも、ワイフと子供の分もくれと、お土産を持って行きました(^^
  左の写真は、レストランの女の子に食べさせた時の写真です。笑いながら食べてたけど。。。ひでー(^^

  何はともあれ、これでスチュワーデスの彼女たちとは仲良くなって文通(メールでですが)するようになりました。(水色がRoos、オレンジ色がMorit) 何と、次回のアンドラに一緒に行くと言ってますよ。どうなる事やら(^^

<<1月20日(火)吹雪>>
  この日はすごい吹雪です。かし、それでも滑りに行こうという方々がいるのですから大したものですね。
  いくつかのグループに分かれましたが、くまチームは街の散策(^^ 本当はエビアンにでも行こうかと思ったのですが、10時のバスが行ってしまい街の散策に切り替えです。
  まずは教会に挨拶に行って、郵便局、スーパー、ワイン屋、肉屋、お土産屋と周り、お昼においしい食事を取って、後は部屋で宴会だ\(^o^)/


<<1月21日(水)晴れ>>
  朝方ガスがかかっていたので、宿の車で隣町のLes Getsまで乗せてもらってしまいました。
  しかし、天気は見る見る回復して、一面新雪の大パノラマ\(^o^)/お腹いっぱい滑って、お腹いっぱい食べて、レストハウスで日向ばっこしながらビールを飲む!これがリゾートの醍醐味ですよね(^^
  この日は、お気に入りのコースを見つけて滑りながら、一日かけてMorzinまで帰ってきました。もしかして、一番充実していた一日と言えますね。
  しかし、相変わらずユーロ高が響き、物価が高くて仕方がありません。生ビールの大ジョッキ一杯が5ユーロ、日本円で700円は、高すぎない??

  この日の夕食はフランス風焼肉?
塩をまぶした鉄板に肉を乗せ、それをアルコールランプであぶり焼きするもので、肉には全く脂身が無く、淡白で結構いけます。
  肉が無くなると、いくらでも御代わりを持ってきてくれるので食いしん坊には持って来いなのですが...いかんせんそんなに食えないんだよねぇ(^^;;

<<1月22日(木)快晴>>
  朝起きると快晴!気温も下がって、実に気持ちのいい朝です。
  宿の車で教会まで連れて行ってもらい、そこから通常のバスに乗って、再びLes Getsに向かいます。
  前日と違うのは、ちょっと離れたエリアで、今回の中では一番西の端っこに位置するエリアに行ってみたかったからです。

 そこは一つの山を四方八方に滑り降りることができる場所で、オープンスロープが気持ちいい場所です。
  ここの昼食で入ったレストランでは、バンジョーとコントラバスを持った音楽家さんがやってきて、突然コンサートを始めました。いやぁ乗った乗った。他からも拍手が鳴り止まなかったよ(^^
  終わりに近づいてイベントが多くなります。
  この日は夕方6時から松明スキーがあり、例の弾丸娘二人が参加、その後宿の前ではホットワインパーティーを宿泊客向けに開催してくれました。いい宿に当たったなぁ...ちなみに、下の写真がオーナー夫妻、右下が弾丸娘。右上が、ホットワインを沸かしているズンドウなんですが、何と言うかでかいですね(^^


ちなみに、この日の夕食は満を持して出てきたようなチーズホンデュ。ちなみに日本で知られているものとは全く別物で、苦手な私はとっとと逃げてしまいました。(T_T)

<<1月23日(金)快晴>>
  滑れる最後の日、神様は快晴の天気を与えてくれました。
  この日は、各自ばらばらで、好きな事をしてもらいました。
  私が行ったのは、Morzinの南側のゴンドラ、そこからリフト1本で行ける大パノラマの世界!(写真下)
  まだ誰一人滑っていなかった斜面は美しく、山々も光り輝いています。気持ちいい\(^o^)/

  そして、見えるのがモンブランの頂です。
  山が見たいという気持ちは、世界共通なんですね。はずれの方で、普段はあまり人が滑らないような場所ですが流石にこの日は大勢のスキーヤーで賑わい皆記念写真を撮っていました。

  こうして、今回のスキーも終わってしまいました。結局、天気は4勝1敗1引

き分けというところでしょうか。
  しかし、宿は当ったしエリアも景色も最高にいい場所でした。絶対にお勧めですよ。みなさん!

  この日の夜、ささやかですが倶楽部の10周年記念パーティーを開かせてもらいました。始めた時は、まさか10年も続くとは思っていなかったのですが、本当にいろいろな事がありました。これまで参加していただいた方々に感謝です。

<<1月24日(土)曇り>>
  帰りの日、支払いを済ませようとカードを出すと、いきなりNO!と言われてしまい、慌てて親父さんに車に乗せてもらい、街の銀行でキャッシング(^_^ゞこんな帰る時に現金なんて持ってないよね。しかし、ヨーロッパのATMは、24時間運営で助かりますね。

  バスが迎えに来て帰る時、お上さんは「別れの挨拶は、こうするのよ」と、左右の頬を互いにくっつける挨拶を教えてくれました。本当にうれしかったです。
  そして、例の弾丸娘も出てきて見送ってくれました。彼女たちとは、メールを送ってくれれば写真をあげる約束をしていました。
  しかし、本当に2005年の1月にアンドラに来るのだろうか(^_^ゞ

  週末と言うこともあって、山に登ってくる車は渋滞です。ま、みんなそれなりに飛ばしていますがね。
  バスは遅れを取り戻すように160Kmで高速を走り、そしてスイスとの国境に差し掛かります。
  現在、EUとスイスとの間では、パスポートコントロールがあっても、全然見てくれないし、はんこも押してくれません。用事があるのは、高額の買い物をして、税金の払い戻し申請をする時ぐらいでしょうか。
  実は、EUとスイスの物価がほとんど同じで、タバコやお酒などを持ち込んでも、何の特にもならないからなのです。
  何はともあれ、予定通りに飛行機に乗ることができました。


<<1月25日(日)>>
  冒頭にも書きましたが、SASスカンジナビア航空の食事が悪く、右が成田到着前に出された朝食です。あまりにも悲しいですよね。
  また、SASでは機内で使うヘッドホンを全員には渡しません。使いたい方は、往路で800円、復路で900円を出して買わなければならないのです。(当然持ち帰りができますが)
  これからSASをお使いの方、自分でイヤホンを持っていく事を勧めますよ。

  何はともあれ、ジュネーブからコペンハーゲンを経由し、無事に成田に到着いたしました。ご苦労様でした。<(_ _)>"

<<あとがき>>
  今回の旅は、くま's倶楽部10周年を意識して、まずスキーで国境を越えられる場所で、日本人のいない場所を2年前から探し、そして、人の心のこもる小さな宿を探してもらって実現しました。
  その甲斐あって、参加者全員が、誰一人日本人に会わなかったし、それだけでなく、中華料理店もありませんでしたから、華僑も入り込んでいない場所なんですね。ここは本当にお勧めの場所です。

  世界には、まだまだ沢山のこんな場所が存在しているのでしょう。そんな場所を狙って、くま's倶楽部は旅を創って行きます。
  一緒に行きましょう。世界へ!!

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