3月3日(日) 対 横浜Fマリノス戦 横浜国際競技場観戦記
器がでかいだけにピッチも遠い。
ワールドカップイヤーの2002年、いつもより早いJ1リーグの開幕は、決勝戦が行われる横浜国際でのアウェイマリノス戦。W杯までには横国にも行っておかないと・・と言う事で、開幕戦に参戦する。初の横国の感想は一言、「ピッチまで遠すぎ」。陸上競技場だからしょうがないのだが、何か離れ小島で試合をしているような錯覚に陥ってしまう。ナイターだともう少し観やすくなるのだろうが・・。
さて、レッズの方はオフトが監督になり、初の公式戦。オフトレッズは我々にどのようなサッカーを見せてくれるのか?、楽しみでもあり不安でもある。出来れば楽しみが多いほど良いのだが。
なんと、開幕スタメンに9番福田がいるではないか。年はとってもミスターレッズ、この人がいるといないでは、サポの気持ちも大きく違ってくる。「オーオオォ福田、ゲットゴーォル福田」の応援が開幕から聞けるのだ。
3時丁度にキックオフ。2002年シーズンが始まった・・あれ、なんか去年と変わらないぞ?。相変わらずの出だしの悪さは今年も変わらないのか。あっという間の失点には一瞬、周りの空気が固まってしまった程だ。おいおい、しっかりしてくれよ。
今年も1年、この応援は続くだろう。
この展開は昨年の悪夢の埼スタ開幕戦と同じだ。でも、「今年は違う」と信じたい、なんせ、オフトが監督なのだから・・。「ウラーワレッズ・ウラーワレッズ」まだ時間は84分も残っているのだ。しかし、そう簡単に変われないのがレッズの体質なのだろうか。その後もズルズルと試合の方は進んでいくのだが、攻めが全く出来ていない。エメの惜しい初シュートが出るまで、20分以上かかってしまった。何か気持ちが入っていないプレーが続き、ワクワクからイライラへ変わる寸前だった。
今年からのルールの改正で、やたらとファールが取られ、その度に試合がストップしてしまう。リズムがつかめないのもそのせいか。2日の磐田の試合もそうだったが、イエロー多すぎ。「それ取るのかー」と何度怒鳴った事だろう。
前半も終わりに近づき、いい形が見えないままハーフタイムかと思っていたら、やってくれました、日本代表候補の松田君。早くも2枚目のイエローで即退場。いつもいつもお疲れ様です。でも何でこの人が代表候補?。プレー汚すぎ。
さぁ後半は相手は10人だ。昨年の横国での展開と全く逆になってしまったが、攻撃陣の爆発に期待。間違っても結果まで昨年の逆にならないように・・。
W杯ではこんな席で数万円?。
期待の後半が始まっても、いまいち積極性が感じられず、欲求不満の時間が続く。数的有利もあり、幾分パスは回るのだが、ただ回すだけで、怖さが無い。やはり、そう簡単には変わらないか・・、補強も無かったし。それでも、田中達也が入ってからはチョット期待が持てたのだが、結果が伴わず、相手が10人だと言う事も忘れさせてくれるくらい単調な攻めが続く。まだチームが一つになっていない気がするのは私だけではなかっただろう。
結局、0−1のまま試合終了。開幕戦の勝利はおろか、点さえ取れなかった。始まったばかりなのだが、「昨年と何が変わったの?」というのが終了後の第一印象だ。これからオフトがどう変えていくのか、代表監督を務めたこの人を信じ、しばらくは暖かく?見守っていこう。
くれぐれも残留争いはもういやだ!!。