8月11日(土) 対 ヴィッセル神戸戦 駒場観戦記
どしゃ降りにもかかわらず、多くのサポが集まったが・・。
つかの間の休みもあっという間に終わり、今日から2ndステージ開幕。この短い間にも、我がレッズはいろいろと出入があった。何と言っても伸二の移籍はレッズサポの間でもいろいろと議論された。だが、出て行った者はしょうがない。新加入についてもビックニュースがあった。なんと天敵だったエメルソンがレッズに入ってきてしまったのだ。これにはとーっても驚き、しばし言葉が出なかったほどだ。
トゥットとエメの2トップは、Jリーグ屈指のFWコンビになるに違いない!。うまく機能すればだが・・。問題は伸二のようなパスを出すプレーヤーが見当たらないことだ。1st後半になってやっと慣れてきたアドに期待するしかなさそうだ。
兎にも角にも、これから始まる初戦を見ればなんとなく答えが見えてくるだろう。しかし、トゥットはケガで不在、エメは体調不良でベンチスタートと強力2トップがいない中、キックオフ。代わりの2トップは、永井と田中。ともにドリブラーだ。
開門前から降り続く雨は、どしゃ降り状態だ。この雨にも負けず集まったサポは1万7千強。どのサポも期待と不安でいっぱいだろう。しかし、この不安を取り除いてくれたのがFW永井だった。前半7分、先制点。ちょうど反対側だったので、最初は誰が打ったかも分からなかったが、東側の永井コールで判明。幸先いいぞ!!。
エメの惜しいヘディングシュート。
先制点はとったものの、その後は何か変。自陣でボールを回しつづけて、一向に相手ゴールに向かおうとしない。挙句の果てには、バックパスからピンチを招き、ついに同点ゴールを奪われてしまう。何やってんだか。その後も攻めの意識が低く、目の前でボールを回すだけで、いい形が全然出来ない。ゴール裏も不満爆発で、ブーイング+やじ+罵声が飛び交っている。そのまま前半終了。なんとも後味の悪い中、ハーフタイムに。1−1。
何とかハーフタイムに立ち直ってくれと願いながら、後半開始。いつのまにか雨が止んでいる。雨のせいかナビスコの疲れか分からないが、どうも足取りが重いように見える。それでも時折ゴール前までは攻めてくるのだが、怖くない攻撃で終わってしまう。
ここで、ベンチに動きが見える。エメだ!!。いよいよ登場か?。永井に代わりエメのコールがされると沈んでいた駒場が一気に盛り上がる。昨日の敵は今日の友。味方になれば頼りになる。おまえのドリブルで何とかしてくれー。
今後に期待のエメ。ゴール量産だ。
入って早々、いきなり見せてくれる。ゴールラインぎりぎりのボールにしぶとく追いつきセンタリング。得点には結びつかなかったが、一気にサポのハートをつかむ。しかし、喜びもつかのま、とうとう逆転のシュートが決まってしまう。一瞬の沈黙。体調が万全で無い中、エメも走り回るのだが、そこへパスが供給されない。サイドから切り込むもあと一歩。考えて見れば、今日がエメのJ1デビュー戦なのだ。何としても勝って貰いたい。ガンバレエメ。
しかし、願いも空しく井原のミスからカズに3点目を決められ勝負あり。痛い2ndスタートとなってしまった。一瞬、崖っぷちの音楽が頭をよぎったが、まだ1試合だ。連敗さえしなければ問題ない。気を取り直して次だ次。
トゥットにエメルソン、永井に田中、福田に岡野とFWの顔ぶれは充実?しているのだが、2列目の布陣が・・。これだけの快速FWを使いこなすMFが当然必要だと思うのだが、補強はもうしないのだろうか?。個人技だけに頼っていては去年の二の舞になってしまう気がするのだが・・。
5戦目までを3勝2敗、悪くても2勝3敗で行けば落ち着いて戦っていけると思うのだが、もし、1勝や0勝だと降格も見えてくる。いずれにしても、次のヴェルディ戦がとても大事になってくる。どのように立て直してくるのか、期待しているぞ、チッタ君。