6月23日(土) 対 コンサドーレ札幌戦 駒場観戦記


入場時、デカ旗に変わる新たな技。綺麗だった。
久々の駒場観戦、それも、昨年散々痛い思いをさせられたコンサ戦とあって、朝から気合入りまくり。まして、生の伸二を見られる最後のチャンスかもしれないので、気合はさらに倍増する。

朝9時、駒場へ並びに。すでに、かなりの人がいる。いつもより出足は早いかも。東側の最後尾に並び、並び直しまでの間、回りにいるにわか解説者のレッズ談義に耳を傾けながら過ごす。

並び変えが終わり、一旦家へ戻って食事を取り、2時半頃戻って見ると、いつもなら並ばないところまで人の列が続いている。私同様、皆相当気合が入っている証拠だ。

午後4時開門。なんとか席をキープして、試合開始にそなえる。選手のアップが始まると、一斉に伸二にカメラが向けられる。相当疲れがたまっているのだろうが、今日もいい笑顔だ。調子がいいのだろう。頼んだぞ、伸二。

今日は多彩な攻めで楽しませてくれる。
午後7時、選手入場。今日はデカ旗と違い、赤と黒の幕?が降りてきて、駒場全体を紙吹雪が舞う。言葉で言い表せないくらい綺麗だった。昨年の最終戦以上に盛り上がったところで試合開始。

立ち上がり5分。出足がいい。選手達も今日の試合の重要性を分かっているようだ。結構パスも繋がり、惜しいチャンスが続く。そして、前半の10分、早くもその時がやって来た。

伸二−トゥット−アドリアーノと繋がれたボールをゴール前で永井が受け取り、迷わずおもいっきりシュート!!。ボールはキーパーの手をはじき、ゴールマウスの中へ・・。先日のナビスコ杯ガンバ戦で調子を取り戻した永井の先制ゴール。また駒場全体が紙吹雪で真っ白になった。1−0。

こうなると、ホームの利もあり押せ押せムード。選手、サポが一体となって、試合を支配していく。実際、よくボールに喰らいつき、相手にゲームをさせていない。早い時間に追加点が欲しいところなのだが・・。

伸二の勇姿も見納めか?。オランダでも頑張れ!!。
いいリズムの中、伸二からの1本のロングフィードが、トゥットに渡り、ゴール前へ。キーパーとDFを引き付けておいて、走り込んできた永井へ折り返し、難なく2点目をゲット!!。駒場スタジアムは最高潮に。2−0。

予想もしなかった前半20分での2−0。ここまで来ると欲も出て、前半にあと1点をと願ったが、惜しくも追加点はならず。終了間際、やや危ないところもあったが、運もあり、無失点に抑える事が出来た。

後半が始まっても、レッズペースで試合が進む。何度も何度も惜しい場面があったが、どうしても決められない。何度、頭をかかえたことだろう。あと1点取れば、勝負は決まるのに・・。トゥットもお疲れ?。

弱点である我がDF陣も、ようやく安定感が出てきて、以前のようなビクビクとしたところが無くなって来た。何度か危ない場面はあったが、捨て身のDFで、決定的な仕事をさせていない。全体のバランスが良くなってきている。

宿敵コンサに完勝し、大満足のサポに答える選手達。
結局、後半追加点は無かったが、失点も無く、2−0で完勝。昨年、一度も勝てなかったコンサに無失点勝利は何よりも嬉しい。ガンバ・エスパルスといい試合をしており、そのまま、波に乗っている感じだ。

ジュビロ以外はほぼダンゴ状態なので、ここでコンサに勝てたのは、残り3試合、いいイメージを持って戦っていけるだろう。西部、阿部ちゃん、ドニゼッチと主力のケガ人もいるが、残された選手達の踏ん張りで、何とか8位以内、出来れば5位以内に入っておいて欲しい。

それにしても、絶好調の伸二はいつまでレッズでプレーできるのだろう。オランダのフェイエノールトに移籍が決定的なので、向うの開幕に合わせるならば、すぐにでもオランダへ渡った方がいいのだろうが、今のレッズから伸二を取ってしまうと、大きな不安が残ってしまうのは事実だ。

FWが好調なだけに、そこへパスを出す司令塔の役目を誰にするのか?。現段階では福永あたりに期待したいが、誰が出ても、伸二以上の働きを期待したい。残り3試合、総力戦で戦って、少しでも多く勝ち点をもぎ取っておかないと。セカンドで崖っぷちの仲間に入るのはもうこりごりだ!!。