4月29日(日) 対 鹿島アントラーズ戦 国立観戦記


小雨の中、真っ赤に染まったアウェイ側ゴール裏
久々の国立、しかも、相手は鹿島、舞台は整った。連休前半のビックイベント、鹿島アントラーズ戦は16:04分キックオフ。

しかし、どうして国立での鹿島戦は”雨”ばかりなのだろう。今日も、天気予報では試合中は何とかもつはずだったのに、3時前には雨が降り出し、またしても雨中の戦いとなってしまった。レッズ合羽を着ての応援に。

みんな、この日を楽しみにしていたようで、雨の中、次から次へとゴール裏、バックスタンドへと集まってくる。鹿島側はゴール裏の上の方に空席が見えるが、我がレッズ側はバックスタンド半分まで真っ赤に埋まっている。観客動員力同様、試合内容もなんとか相手を上回って欲しいものだ。

大声援の中、前半開始。ゴール裏はほとんど立ち上がっての応援。今日は最初からプレスがよく効いており、バックラインもかなり上がり目のようだ。オフサイドもよく取れていた。挨拶代わりの福田のシュート。よしよし。

でも、やはりそう長くは続かず、15分過ぎからは徐々に鹿島のパスが回るようになってくる。浦和側左サイドを何度か抜かれる場面が見られ始め、危ないと思っていたところへ柳沢に決められる。とても悪い形での失点だった。DFが相手FWをフリーにしてはいけないでしょう。0−1。

伸二のフリーキック。2年前の再現ならず残念。
前半は全くと言っていいほど良い形が作れず終了。パスが出せない、回せない、シュートが打てないの無い無いづくしだった。何と言ってもトゥットがいないのが大きく響いている。強引さが全く無かった。後半の変貌に期待。

相変わらず小雨の降り続く中、後半開始。やはり、鹿島の方がパス回しがうまく(浦和がヘタなだけ?)、何度か決定的なシュートを打たれるが、西部のファインセーブに助けられる。遠いサイドなのでよく分からないが、DFは何やっているんだよ!!。

しかし、ゲームの流れは分からないもので、だんだんレッズ側もパスがつながり始め、右サイドの山田が何度かゴール前まで顔を出すようになってきた。そして、ポスト脇に惜しいシュートを打ってからは完全にレッズペースになってきた。

ドニゼッチも前目に上がり、攻撃に参加する。伸二もいい位置でフリーキックをもらうが、2年前の鹿島戦と同じようにネットへは突き刺さらなかった。うーん、惜しい!!。

後半は惜しいシュートもあったが、ついに力尽きる。
福田に代えて永井を投入。前線にスピードを加え、ますます攻め込むも、あと50センチのところで点にならない。鹿島は完全にガタガタになっているので、点を取るなら今しか無いのだが、どうしても点にならない。うちの攻撃を嘆くべきか、相手の集中を誉めるべきか。

秘密兵器の田中を投入して勝負をかける。さすがに鹿島相手では、山形戦のようにドリブルで相手を抜くまではいかないが、それでもいい動きでかき回してくれる。将来が楽しみな若者である。

時間が無くなってきた。何とか1点と思っていたところへ、一瞬の隙を衝かれ、またもや柳沢に決められ0−2。力尽きる。押していただけに、ダメ押しともいえるこの追加点は非常に痛かった。

ロスタイムに田中がドリブルでゴール前まで持ち込み、阿部チャンへパスして1点ゲット。何とか一矢を報いることができたのだがここまで。1−2で終了。痛い連敗となってしまった。アウェイではあるが、久々の国立だったので、何としても勝ちたかった。

結局は集中力の差が出たのだろう。2失点とも防げた点だった。運動量も少ないし、ここぞというところで決めてくれるストライカーもいない。トゥットの体調を考えると、もう1人”ストライカー”が欲しい。がむしゃらにシュートを打ってくれるようなトゥット2号が必要だ。こうなったら田中を鍛えて、トゥット2号にしてしまおう。

4日後も国立でホームの磐田戦。絶好調磐田を止める事ができるだろうか?。頑張れ、踏ん張りどころだ。