9/16(土) 対 大宮アルディージャ戦 駒場観戦記
「我らの誇りペトロビッチ」
3年間に渡り、我がレッズを引っ張ってきたペトロが今日で退団する。在籍中のいろいろな出来事が思い出される。良い事も悪い事もあったが、間違いなく熱い魂を持った選手であった事は皆が認めるところだ。背番号6にふさわしい選手だった。ただ、ペトロへの感傷だけに浸っている場合では無い。3位との勝ち点差が5。今日勝たないと非常に辛くなってくる。まして、ダービーだ。ペトロの為と自分達の為に何が何でも勝ち点3をもぎ取らなければ・・・。
開始前から降り続く雨も止み、ペトロの最終戦がキックオフ。前半は相手側に攻め込むものの、決定的な場面ではずしてしまういつものパターン。クビツアのポストもある程度機能していたのだが、点を取ってなんぼの世界だ。早くゴールして楽にしてくれ!!。ペトロが出る時には、リードしている事が望ましい。
結局、0−0でハーフタイムへ。雨も強くなって来たので、ひとまず通路にて休憩。初期に買ったポンチョなので、雨がしみてくる。少し肌寒いが気合で乗り越える。さあ、後半だ。ペトロの見納めになるのだろう。がんばれペトロ、がんばれレッズ!!。
引き上げる姿がさびしいペトロ
後半は、はげしい雨の為、写真が撮れない分、声と手拍子でサポートする。しかし、前半と打って変わり、大宮のペースだ。これもレッズのパターンなのだが、ハーフタイムを境に、全然違うチームになってしまう。良い方に行く場合もあれば、悪い方に行く場合もある。今日は、悪い方へ行ってしまった。いったい、監督のハーフタイムの指示は何だったのだろう。なぜ、こうも違うチームにしてしまうのだろう。だいじなだいじな試合なのに・・・。根性見せろ!ペトロの為にも、サポーターの為にも。
河合に代わり本日の主役、ペトロが登場。とりあえず今日は河合はごくろうさま。ペトロのラストプレーに注目する。普通ならここで選手の士気も変わり、攻めに徹するのだろうが、今のレッズではそれさえも出来ないのか。流れが変わらない。
いやーな雰囲気の中、フリーキックを簡単に合わせられて失点。それも、後半終了間際の失点。なぜ、集中が続かないのだろう。この時間の失点の意味は、得点以上に大きいのに・・。
最後に胴上げでペトロに感謝
結果、0−1でホーム2敗目。ダービー初敗戦。首位との差を縮めることが出来ないばかりか、3位との差がわずか5。ペトロには拍手を送りたいが、その他の選手には大ブーイングを送ってもおつりがくる。やってくれるぜ我がレッズよ。いつもいつも・・・。終了後、ペトロの退団セレモニーを複雑な思いで見守る。許されるのであれば、残り10試合レッズで戦ってほしかった。J1昇格を置き土産に・・・。
ギドといい、ペトロといい、背番号6にはいつも助けられていた。来期、誰が背番号6を受け継ぐのか分からないが、レッズの6番は特別な重みがある。今の選手に受け継ぐ資格のある人は見当たらないので、このままであれば来期は6番を欠番にしてもらいたい。自他共に認める人が出てくるまでは・・・。
ペトロよ、本当にありがとう。そして、さようなら。