11/5(日) 対 水戸ホーリーホック戦 日立観戦記


11時すぎレッズバス日立に到着
前節、とんでもない事(敗戦)をしてしまった選手達を乗せたバスが、11時過ぎ日立市民運動公園陸上競技場に到着した。いつものように沢山集まったレッズサポから拍手と歓声が飛ぶ。一部、歌声も聞こえる。絶対に負けられない。選手もサポも気持ちは一つ。

前節出場停止の阿部チャンと、ケガで長期離脱していた路木が戻り、また、アジア杯出場の小野も凱旋帰国した。ここにきてメンツはそろった。あとは、全試合90分勝ちで4勝すればいいことだ。簡単?簡単であって欲しい!!。

いつものようにクビツアのワントップで始まる。開始早々コーナーのチャンスを得るが、生かせない。でも、試合は支配している。ボールへの寄せもまあまあだ。何とか早い時間に先制点が欲しい・・・と、皆が思っていた10分過ぎ、一瞬のチャンスを生かして伸二がシュート!!。ボールはワンバウンドしてキーパーの指先をかすめ、ネットへ突き刺さる。

 

 

やはり阿部チャンがいると試合が安定する
ゴーール、ゴーール、ゴーール。伸二が決めた待望の先制点。半分以上を埋めた赤いレッズサポから歓喜の声が上がると共に、安堵の声も上がる。みごとなシュートだった。アジエルからフリーでもらったボールを、ペナルティエリア外から狙い済ましたようにゴール右隅に決める技術は、やはり代表クラスだ。

これで一気に盛り上がり、2点目、3点目を取って楽なゲームをしてもらいたい。実際、そのチャンスは何度もあったが、生かす事が出来ない。運動量では水戸も負けておらず、と言うよりも、水戸の方が勝っているのではないか。ボールに対しての執念を水戸の選手から感じる。

前半終了1−0。ハーフタイムに大分が2−0で勝っている、と場内アナウンス。絶対に負けられなくなった。せめて2点差あれば・・・。

後半が始まっても点が入らない。時々攻め込まれるがしのぎきる。1−0でのリードは体に良くない。レッズの場合、2−0でも安心できないが・・。

久々路木の登場。間に合って良かった
後半30分過ぎからは、完全に水戸のペース。水戸のパスが思い通りに繋がるのに比べ、レッズのパスはほとんど繋がらない。いつ点を取られてもおかしくない状態だ。サポからは”福永応援歌”の大合唱。まずい雰囲気だ。

残り5分、生きた心地がしない。一方的に攻められるレッズ。周囲から悲鳴に近い声がこだまする。場内時計が見えないのでますます不安になる。いままでの悪い出来事がぐるぐると頭の中を駆け巡る。

ロスタイム3分の掲示が見える。あと3〜4分だとここで判明する。勝ち点3は絶対条件だ。攻めなくていい、守るだけでいいんだ。力いっぱい叫ぶ、わめく、声援する・・。

ピーーー”と主審の長い笛。勝った、勝った、勝ったー。勝ち点3ゲット。大分の結果に関係なく2位確保。張り詰めていた緊張感が解け、一気に力が抜ける。挨拶に来た選手達と一緒にバンザイ!!。

残り3試合。今日と同じく死闘が繰り返されるだろう。しかし、昨年の悲しみは二度としたくない。長かったシーズンもたった3試合なのだ。選手もサポも気を引き締めて望みたいものだ。

胃の痛い日々がまだまだ続く・・・。

青空にはためくチームフラッグ