10/7(土) 対 ベガルタ仙台戦 駒場観戦記
阿部チャンのフリーキックはノーゴール?
J2リーグが始まった3月以降、常に2位以内のJ1昇格圏内にいた我がレッズは、とうとう昇格圏外の3位になってしまった。日程の関係もあったが、3位は3位。J1へは昇格出来ないのだ。今日すんなりと勝利して、再び2位に浮上しなければ・・・怖い。ここ1週間でチームは変わった。横山総監督の就任、フラビオフィジカルコーチの就任で選手達にも変化が出てきているようだ。システムも3バック採用との事。1から出直すにはとても早いとは言えないが、何も変わらないよりはマシである。今日を含め7試合、負けたら最後なのだから。
キャプテンに室井、キーパーに西部、3−4−2−1のシステムらしい。両サイドの上がりと、1.5列目のアジエル・吉野に期待する。開始早々はボールがよくまわる。玉離れも良い。何か違ったチームみたいだ。不可解なノーゴールもあったが、いけそうな気分。
守備も安定しており、初出場の西部もボールに触る機会が無いくらいだ。圧倒的にレッズのペースだが、ここで点を取れないのはこれまで通り。チャンスはあるが決定的な場面をはずす、この点は大いに修正してもらいたい。前半0−0。
アジエルのシュートは惜しくもサイドネット
後半開始後もやや押し気味にゲームを支配する。阿部チャンのフリーキックがネットを揺らし、ゴール!ゴール!ゴール!・・と思いきや、ノーゴール!?。何で?オフサイド?分け分からない。(間接フリーキックが直接入ったとの情報あり)早い時間で岡野投入。このへんも変わってきた。クビツアのポストに岡野・アジエル・山田が飛び込むも点は取れない。守りは安定している。いつ点が入るかだけなのだが、枠の中にボールが飛んで行かない。時間が無い。応援にも熱が入る。
ピーーという長い笛の音と共に、前・後半終了。0−0で延長戦へ。これで、仙台とは3度目の延長戦になる。この時点で勝ち点1が減った。残された勝ち点2を死守するべく延長開始。内舘、永井と次々に投入し、必勝体制。絶対負けられない!!。
アジエルの惜しいプレーが何度か続く。後10センチ背が高ければ・・・。ピンチもあった。西部飛び出すもループを打たれ、あやうくVゴール!!。まだ”つき”はあるみたいだ。
延長前半も終了間際、やっとこのゲームに終わりを告げる瞬間がやって来た。
勝負を決めた山田のVゴール!!
中盤でつないだボールが、ゴール前の永井に渡り、体勢を崩しながら右サイドのフリーな山田へ。余裕を持ちながらペナルティエリアへ入り込み、DFを巧みにかわしてゴール右隅に強烈なシュート!!。フラッグと紙ふぶきが舞う中、ピッチ上で選手達が抱き合う。
いつのまにかフラビオまで選手達の輪の中に入って、喜びを分かちあっている。今シーズン、このような光景はほとんど無かったのではないだろうか。選手・スタッフ・サポーターが一つになって喜ぶ姿は美しい。オジェック時代を思い出す光景だ。
次節は大事な大事な大分戦。休みが入る為、また大分に2位を奪われるだろうが、大分戦で勝てば文句無く2位浮上。ミニ合宿を張るそうだが、新システムに磨きをかけて90分勝利が出来るチーム作りをお願いしますよ、横山さん!!。