7月11日(土) 平潟港・勿来港 アジ釣り

データ
天候:晴れ  気温:18℃〜25土位  潮周り:長潮  実釣:1:30〜5:30、13:30〜17:00
満潮 12:09/23:08 干潮 5:29/16:45(大津港)  ポイント:北茨城市・平潟港、いわき市・勿来港
釣果 アジ(15cm前後) 3匹、メバル(15〜20cm) 3匹、カンパチ(20cm前後) 10匹

小さいけどさすが青物!!、ノベ竿で釣ると最高に面白い!!。

さすがに梅雨時、ことごとく週末の釣行を阻止してくれる・・・ほかにも色々とあり、なかなか思うように釣りに行けてない。今週は天気のほうは大丈夫そうだが、ほかの理由のほうで微妙・・・だが、何とかクリアして約1か月振りの釣行。ターゲットはモチロンのこと”アジ”。美味しい獲物をゲットできるのか!?。自分的には昨年あたりからアジにふられまくってるし・・・。

とにかく明るくなるまでが勝負と考えて現地到着が真夜中の1時頃。お気に入りの場所には誰もいない、ラッキー!!というか港内には釣り人がいない・・・奥の堤防のほうには灯りが見えるのでそちら側にはいるのだろう。船がぎっしりと停泊していたので、その間から竿をだす。1本は磯竿で足元にサビキを垂らし、もう1本はウキ付けて流しながら攻めてみる。

開始から30分も経たないうちに磯竿に付けた鈴が勢いよく♪チリンチリン♪。???、こんなに早い時間から回遊してきたの?。半信半疑で竿上げてみると、付いていたのはアジではなくメバル・・・でも20cm弱はある!!ここではまぁまぁのサイズなので、一応保険としてバケツにキープしておく。

次もその次も鈴が鳴ったりウキが沈んだりと結構楽しい時間が続くのだが、本命さんではなくメバルばかり。みんな15cm以上はあるので、サビキではなくメバリングで遊んだりすれば頬が緩みっぱなしになるのでは?、自分は出来ないけど・・・。釣ってはリリースの繰り返しで少々飽きてきた頃にようやく15cm位の本命さん登場!!。確か2時半頃だったと思う。

ここ平潟港内ではまぁまぁサイズと思われるメバル。

いきなりの本命さん登場に今度こそ「群れ来たか!?」と気合を入れ直したが、あとが続かず。鈴鳴らすのもウキ沈ますのもみんなメバルさん。3時頃に本命さんを1匹追加するも群れでは無い1匹狼さんだった。「またしてもアジ不調か・・・」と思いつつも朝マズメはこれからなので、あきらめずにせっせとコマセを入れ替える作業を続ける。

少し明るくなってきた4時前に本命さん登場!!。「さぁこれから」とウエルカム状態を作るもののそれ以降アジの姿を見ることは無かった。明るくなると、メバルさんに変わってウミタナゴさんも顔を出すようになってきた。「あぁ・・・夜通し頑張ってきたのに・・・」。明るくなってから1回だけ30cmほどのアジだかサバだかわからなかった獲物が掛かったが、取り込み寸前で自動リリース・・・。

コマセも切れたしアジ釣れそうもないので5時半には朝マズメの部終了。またしてもアジにはふられ本命3匹、型の良いメバル3匹をキープ。どうした平潟のアジさん。今日だけ?今後も?・・・。

とりあえず車内で仮眠・・・窓開けてると涼しくて気持ちよかった。9時頃にお隣の大津港の様子を見に行くと、港内のほとんどが工事中で釣り出来る場所が無い状態。今しばらくの辛抱ですな。そんな中、市場前のほうが賑やかなので行ってみると何やら水揚げ中。近寄ると「生シラス」が入ったカゴをみんなで協力して取り込んでいる、美味しそう・・・。

漁を終えた漁船が着くたびに皆で協力して水揚げ。

美味しそうなシラスがたんまり・・・。

しばらくその作業に見入っていたが、船の中を覗くと他にもフグやらヒラメやらホウボウやらと賑やかだった。このシラス達、お昼に行くいつもの市場食堂の「生シラス丼」として出てくるのかな?。その後は買い物をしたりして時間をつぶすがまだお昼には少し早かったので、今度は勿来港の様子を見に行ってみる。ここで目を疑うような事が起こっていた・・・。

当然この時間なので釣り人は少ない(もともと少ない)が、端っこのほうでノベウキ釣りをしている方を発見!!。アジでも釣れているのかと見に行って話を聞いてみると、アジはダメとのこと。「ここでもダメかぁ・・・」と落胆するも、次の言葉に驚愕する!!。「カンパチなら入れ食いだよ!!」「えっ!!」言ってるそばからカンパチの幼魚(20cm位)を釣り上げている。

「なんで???」色々と話を伺っているうちに、「もう飽きたからここでやってみたら」とありがたいお言葉。ただこれからお昼食べるし、エサやら何やら無いのでせっかくのお言葉を丁重にお断りさせてもらう。が、午後の釣りはここで決まり!!と心の中では決まっていた。

いつもの市場食堂でお昼を食べてその足で釣り具店へ直行。エサやら針やら必要なものを調達し再度勿来港へ。先ほどの方は帰られたようだが、その時に一緒にいたルアーマンの方がまだいらっしゃったので、話を聞くともうアタリは無いとのこと。少しがっかりするも、もしやるのなら場所譲りますということでノベウキカンパチ釣りという前代未聞の釣りに挑戦してみる。

海藻の影に隠れて泳ぐカンパチ(の幼魚)。

結構大胆に泳ぎ回っている。さすが青物!!。

ちょこっとコマセを撒き、エサを付けた仕掛けを漂わせる。風が少し吹いてきたので、若干釣りづらいがヘラ用のウキの動きに集中してアタリを待つ。しばらくしてウキがスッと沈み合わせてみると・・・掛かった!!。ノベ竿が大きくしなり、手応え十分。アジ?カンパチ?期待とともに上がってきたのは・・・メバル・・・。まっ昼間なのに・・・。

でも久々のノベウキ釣り、何が掛かっても楽しい!!。その後もめげることなくコマセを撒き、エサを付けてはウキを流すの繰り返し。そしてようやくウキが沈んだのはメバル釣ってから1時間くらい経っていただろうか?。先ほどとは比べ物にならないくらいの引き込み、そして走る・・・もしかしたら・・・。

慎重に竿を操り、ラインブレイクしないように注意して寄せてきて一気に抜き上げる・・・人生初のカンパチ(の幼魚)ゲット!!。20cm前後はあるだろう、想像以上の引きに大満足!!。ノベウキで釣り上げたアジも楽しかったが、右へ左へと走り回る魚に対応するのは竿裁きのみ・・・はまった!!。

人生初のカンパチ(の幼魚)ゲット。小さくても引きは半端ない!!。

ただ、出会い頭の一発だったのか、その後は全くの音沙汰なし状態に。「もう一度あの引きを味わいたい」頑張ってコマセ撒き・エサ付けを繰り返す。そんな中、先ほどのルアーマンさんが「あっちにカンパチらしき魚が溜まっているよ」と教えてくれた。そう言えばカミさんも「あっちに何かいる」と言ってたな。

とりあえずコマセと竿だけ持って様子を見に行ってみると、確かに魚が船の下に群れている。近くにコマセを撒いて、ウキを漂わせてみると・・・シュッといった感じでウキが沈む。すかさず合わせると先ほどと同じように横に走る・・・カンパチ(の幼魚)に違いない。やりとりを楽しみながら取り込み成功!!。マジ楽しい!!。

最初2匹位はすんなりと釣れたのだが、少し経つとスレてきたのかエサの前まで行きながらUターンして帰っていく。そこで竿を少し引いたりしてエサを動かしてみると一気に食い気が立つのかウキがズボっと沈む。小さくても青物、この引きをノベ竿で体験できるなんて・・・。

完全にこの釣りを楽しんでしまい、夕マズメのアジ釣りなど頭の中から消えてしまっていた・・・。大きめのサイズのもの10匹ほどキープして5時頃で終了。平潟港まできて天気以外の条件で夕方竿出さなかったのは恐らく初めてのこと。それくらい十分に満足してしまった・・・。

帰りに平潟港を覗いてみたが、いつもの港内に釣り人は一組のみ、それもこれから始めるみたいで、釣果はわからない・・・たぶんアジは回ってこなかった、来たとしても数匹釣れていたくらいだったろう・・・と自分に言いきかせて平潟港を後にする。まだまだ明るいし、時間も予定外に早いので鵜の岬の温泉に入ってゆっくりして帰宅。

またしてもアジにはふられたが、代わりの釣りには大満足。久々に興奮してしまった。カンパチ(の幼魚)をノベ竿で釣るなんて・・・ノベウキ最高!!。

20cm前後のカンパチ(の幼魚)10匹ほどキープ。美味しい・・・はず。