10月13日(日) 北茨城市・平潟港 アジ釣り

データ
天候:晴れ  気温:12〜22℃位  潮周り:小潮  実釣:4:10〜6:30、15:00〜17:30
満潮 11:21/21:14 干潮 3:37/15:59(大津港)  ポイント:北茨城市・平潟港
釣果 アジ(9〜20cm) 30匹

常磐の海はイワシ祭りで大変なことに・・・。

秋の釣りシーズン、それも連休の中日、どこに行くにしてもメチャ混みだろう。いつものように持ちネタの少ない釣り場・釣り物の中から候補になるのはこれまたいつもと同じくシロギスかアジの二択。どちらにしようかな・・・。

「今年はまだ館山でシロギス釣ってないので館山にするかな」と土曜夜にエサのジャリメを買いに釣具店に行くと、何とジャリメが売り切れ!!。現地で買ってもいいのだが、あまりいい思いをしたことが無いので急遽行き先変更。

コマセと付けエサを購入・・・そう、行き先は平潟港になってしまったのだ。爆釣との噂は聞こえてこないが、まぁポツポツとは釣れているだろう、大津港ではイワシが釣れ盛っているようだし。それに房総ほどは混みあわないだろう。

真夜中1時半頃に出発、釣り場到着は午前4時前。漁協前に数組の釣り人がいる程度。マイポイントの製氷場前に陣取りサビキ仕掛けを準備する。水面を覗いてみると無数の魚が群れを成して泳いでいる。「もしかしてイワシの群れ!?」

4時過ぎにサビキ仕掛けを竿下へ投入。底を取って・・・いきなり根掛かり・・・。何もしないまま仕掛け1セットロスト・・・何やら嫌な予感が・・・。気を取り直して2投目、今度は根掛かり無し、すぐさま竿先に反応が出るが針には掛からない。

3〜4投目でようやく竿先が絞り込まれて何かが食いついたみたいだ。期待しながら上げてみると・・・ピチピチと体をくねらせるわけでもなくヌボーとした雰囲気、そう、久々のドンちゃん・・・。サビキでドンコ釣ったのは多分初めてじゃないかな。大きければキープしたのだが、小さいのでお帰りいただく。

久々にお会いできたドンちゃん。もう少し大きければ・・・。

その次はこれまたお決まりのミニメバル。30分ほどしてようやくアジが登場するもサイズは豆ちゃん・・・。まぁとりあえず本命はゲットできたので、サイズアップを期待して引き続き釣り続ける・・・がこれからはイワシとの戦いが待っていた・・・。

大津港でイワシが釣れているのは知っていたが、平潟港でイワシ・・・あまり聞いたことが無い。だが今日は違った。仕掛けを落とすとアジのタナに落ちる前にイワシが食いついてくる。と言うか、水面で仕掛け(コマセ)が落ちてくるのを待っているかのように目の前をウロウロしているのだ。

サイズも10cmくらいのものから大きいもので20cmくらい。マイワシなので食べてもいいのだが、ウチはパス。釣れては逃がす、また釣れては逃がすの繰り返し。そして何と言っても仕掛けをグチャグチャにしてくれる意地の悪さ・・・。

このままでは仕掛けがいくつあっても足りなくなる。何とかイワシに食いつかれずに早く落とす方法は無いか?。まず重りを重くしてみる。磯竿の竿先への負担は大きくなるがしょうがない。でも重りの落ちるスピードよりもイワシのほうが全然早い。次にサビキの6本針を3本に間引く。これで仕掛けからみは少なくなった。

だがこれでも万全ではない。最後の手段としてサビキ針に余っていたパワーイソメ(人工エサ)を付けてみる。アジはイソメ類も食うが、イワシは食わない?と思ったのだが本当はどうなんだろう。これで幾分釣りやすくなったが、今度は小メバルがつつくようになってきた・・・。

そんなこんなで悪戦苦闘しながらも何とかツ抜けできた。サイズはマチマチだが贅沢は言ってられない。6時を過ぎるとアジは食わなくなり、イワシの独壇場になってきた。パワーイソメなど関係無しで食いついてくる。多分サビキのキラキラに反応しているのだろう。

秋晴れの平潟港。10月なのに日中は暑かった。

コマセに寄ってくる小魚(イワシ?)。半端な数ではなかった・・・。

このままイワシ祭りを楽しむと、1時間もしないで束釣りは可能だろう。イワシ好きな方はぜひ常磐の海へ!!。朝の部を終了し、隣の勿来港、大津港の様子を確認してからお休みタイムへ・・・。

10時頃に復活して買い物、そして今回一番の目的?大友水産の練り物(揚げ物)を購入。そしていつもの大津港の市場食堂でお昼ご飯。お昼を食べて散歩がてら大津港内を回ってみたが、この時間でもイワシ祭り継続中。サビキに鈴なりに20cmほどのマイワシが・・・。どうなってるの?海の中。

夕マズメも朝と同じく平潟港の製氷場前でチャレンジするために3時頃からスタート。今度は最初から10号重りにサビキは3本針、針にパワーイソメを付けて始める。それでも最初はイワシやサバが食ってくる。サバもでかいのが回っているみたいで、港内でも30〜40cmくらいのが釣れていた。

1時間ほどしてようやく豆アジが回ってきた。たま〜に20cmクラスも釣れていい引きを味わえる。イワシさえいなければこのサイズをもっと狙えるのになぁ・・・。3回に1回はイワシ掛かってくるし・・・。

何故かここでも豆アジが多い。

そしてたま〜に大きいのが掛かってくる。

それでも暗くなるまでに15匹以上は確保できた。釣友のDさんに「自給自足」宣言した以上釣らなくてはいけないプレッシャーに打ち勝った・・・。本当ならノベアジしたかったが、とても出来るような状態ではなかったのが残念。

今回の釣行で釣れた魚種は「アジ・イワシ・サバ・ドンコ・ハナダイ・海タナゴ・メバル・ハゼ(サビハゼ?)・メジナ」の9種類。実に賑やかな海だった。アジ以外はすべてリリースしたが、あのイワシたち、いつまで居つく気なんだろう・・・。

同じ群れ?なのに超豆から中アジまで大小さまざま。

最後に周辺の釣り場漁港の復興状況です。

平潟港内の崩れていた中堤防が復活していた。

勿来港はまだ護岸整備中。

大津港は徐々に復興しているがまだまだ工事中の場所が多い。

崩れていた大津港の護岸も復旧していた。

大津港内の市場にある事務所。部屋の中の黒板をよ〜く見ると・・・

浸水時の水位が示されていた。おおよそ3mくらいの高さだったかな。