| 出会い頭の１匹！！。 しばらくぶりの海！！。いや、何度か行こうと思っていたのだが、そのたびごとに雨だったり強風だったり・・・と言い訳からスタートしてみる。ようやく訪れた海はまだまだ「真冬の海」だった・・・。 桜の花が散りそうで散らない・・・今年は長い間桜鑑賞ができた。北の方はこれからが本番。北茨城あたりもそろそろか・・・うまくいけば釣りに花見に・・・と企んでいたのだが、桜の開花は日立あたりまでで北茨城はまだまだだった。少ししか離れていないのに・・・さすが南東北！！。 今回のターゲットはカレイ・アイナメ（この時期これしか狙えない）、おまけでドンコ。いつもの平潟港に到着したのは真夜中２時過ぎ。暗いうちにさっさとドンコを釣り上げおみやげ確保した上でカレイかアイナメでも・・・とお決まりの脳内妄想。でも今回は妄想が現実に・・・。 港内を見渡しても釣り人の姿は見つけられない。そりゃこの時期だと真夜中に釣りをするのはまだ厳しいだろう。釣れてもドンコかアナゴくらいだろうし。ただ、これから漁が始まるようで漁業関係者の方はチラホラと・・・ご苦労様です。 寒さは覚悟していたが、フル装備で臨んだ事もありそれほど苦にはならなかった。２時半頃から釣りスタート。まずはヘチ際にドンコ用の竿を２本セットして鈴が鳴るのを待つ・・・までもなく１０分ほどで「リンリーン！！」。結構な重量感を味わいながら上がってきたのは準本命のドンコ様。推定２０ｃｍ位のまぁまぁサイズ。 今年初の海からの使者・・・ありがたくキープさせていただきます。幸先はよかったのだが、いつものパターンだとこの後の展開が少々不安。こいつが最初で最後の獲物にならないように・・・と次なるドンコ様をお誘いする。その間に投げ竿も用意してアナゴでも・・・と適当に投げ込んでおく。 ３時頃にその投げ竿に異変が！！。ビシッとはっきりとしたアタリがあり糸ふけが出る・・・これはカレイ特有のアタリでは？。あせる気持ちを抑えながら竿先に集中して様子を見ると１分ほどしてまた竿先にアタリが。「何？こんな真夜中に？カレイ？まさか・・・」。 大きく合わせを入れると手応えあり！！。「カレイ・・・じゃないよな、真夜中だし。アナゴかな？」とリールを巻いてくると時折下へと突っ込むように抵抗する。もしかしたら・・・と寄せてきた魚体を見ると平べったい。「カ、カレイだ！！」それも３０ｃｍ以上はあるぞ！！。しっかりと針が掛かっている事を祈りつつ一気に抜き上げ・・・成功！！。 後で計ったら３６ｃｍの立派？なマコガレイ。真夜中でもカレイが釣れるんだ・・・知らなかった。しっかりと針を飲み込まれていたので食欲旺盛だったのだろう。いずれにしても開始３０分で本日の業務終了（笑）。恐るべき平潟港、そしてありがとう平潟港。 ただドンコの食いがイマイチでその後２匹ほど釣れたのだが２匹ともリリースサイズ。４時頃になると漁へ出かける漁船の一団が一斉に出港していき賑やかな時間があったが魚信のほうは・・・。５時になると明るくなりドンコ竿は終了。港内に投げた竿から朝マズメの反応を待っていたのだがこれも無く静かな時間が過ぎていく。
明るくなるとチラホラと釣り人がやって来て、港内のあちこちで思い思いのスタイルで釣りを始める。こちらはとりあえずは獲物が確保できたので一旦終了。場所を移動して仮眠、食事、買い物・・・と夕マズメの釣りに備える。昼食はまたしても大津港の市場食堂。カミさんと２人、新たなメニューに舌鼓を打つ。 夜中のうちに獲物が確保できている・・・という余裕もあり、あせることなく後半の釣りをスタート。夕マズメにもう１匹カレイかアイナメを・・・出来ればアイナメがいいな・・・なんて贅沢な気持ちでいたら、そりゃ釣りの神様もそっぽを向くか。アタリすら無い。 釣り座は朝釣っていた場所と同じところ。２匹目のカレイ・・・はいないのか？、時間だけが過ぎていく。暗くなってきたのでドンコ竿も用意し真夜中と同じスタイルで魚を迎え撃つ。ただ今日は帰りに温泉施設に寄ろうと思っているので、釣りが出来るのは午後７時前まで。２匹目は来るのか？。 期待もむなしく何事も無く後半の釣りは終了。もっと貪欲に攻めなくてはいけないか・・・。どうも１匹釣れてしまうと安心しきってしまうんだよなぁ・・・いかんいかん。今年は「貪欲に！！」がテーマかな？。 まぁ幸先のよい海スタートが切れたので、今年もポチポチと海からの贈り物を拾っていくことにしよう。そろそろ「筆」や「塩」も始まるし、「ニョロロ」や「手長エビ」もスタートする。今回のような調子で満足できる？釣りが出来ればいいな・・・。
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