9月5日(土) 館山港 五目釣り

データ
天候:晴れ  気温:20℃〜30℃超  潮周り:大潮  実釣:3:00〜9:30、16:00〜20:30
満潮 4:45/17:27 干潮 11:06/23:19(館山)  ポイント:館山港・北条海岸
釣果 シロギス・ヒイラギ・メゴチ。ハゼ・・・

こんなはずじゃなかったのに・・・

〜 第一章 朝マズメの館山港 〜

夏休みも終わり9月に入った。毎日過ごしやすい日々が続いている。もう秋のような気候だ。秋・・・一年で一番お魚が釣れる季節(普通の釣り人は)。釣果情報を色々と見て回っても愛する「アジ」の釣果はどこもイマイチのよう。ならばこれも簡単に釣れてしまう「シロギス」でも追いかけてみるか・・・と館山港へ。

場所はいつもの館山港岸壁。せっかく行くのだからダメ元でアジでも狙おうと真夜中2時半頃に到着。館山までは高速が繋がったおかげであっという間に行けるよになった、ありがたい。いつもの場所に着いてビックリ!!。人・人・人・・・なんじゃこりゃ!!。

よーく考えたらここは館山港、向かいは自衛隊堤防・・・そう、青物釣りのメッカだったのだ。普段青物は狙わないので考えても見なかった光景が目の前に・・・。空いている場所を探して港内の奥の方まで入っていき、ようやく竿が出せそうな場所をキープするもシロギスいなさそう・・・。でもアジなら回ってくるかも・・・といい方に考えて準備を始める。

サビキを用意していると、隣の方がいいサイズのアナゴをゲット!!。それを見てサビキ竿は1本にして投げ竿を用意。こんな事もあろうかと身エサのサンマは用意してきた、うーん、備えあれば患いなし!!釣れればだけど。サビキでのアジ、投げでのアナゴの2本竿体制で朝マズメを迎える。思惑通り釣れるのか??。

サビキ竿・・・暗いうちは全く音沙汰なし。空が白み始めたマズメ時、岸壁すれすれで一斉に小魚のナブラがアチコチに。それと同時にサビキ狙いの釣り人の竿にイワシ(多分ウルメ)・小サバが釣れまくる。カゴ釣りの方にはソーダカツオがポツポツと。今回はイワシも小サバも眼中に無かったので無視、ひたすらアジの回遊を待ったのだが・・・お会い出来ませんでした。

投げ竿・・・ほとんど反応なし。一度だけ鈴がチリンと勢いよく鳴ったのだが針掛かりしなかった。釣れたのはヒトデのみ!!。

アジもアナゴも空振りに終わったので最後の砦、シロギス釣りにチェンジ。ここはチョイ投げでもシロギスが釣れるのだが全くアタリが無い。遠くに投げてさびいてきても反応無し。やはり場所が悪かったのか・・・。ここでのシロギスはあきらめ、沢山の釣り人がイワシや小サバを大漁・豊漁している中場所移動を決意。

釣り場から見た大混雑の自衛隊堤防。人だらけ・・・。

これ以上先は入れないような雰囲気の堤防上。

〜 第二章 シロギス求めて北条海岸 〜

移動した場所は館山港から少し離れた北条海岸。夏場は海水浴場になっているので竿出せないが、9月に海に入る方はそうはいない。ましてこの涼しさだし。石積みの堤防に場所を確保してシロギス釣り開始。時間は朝の7時過ぎ、思いっきり投げてさびいてくるの繰り返し。気配はある、気配は・・・。

そんな中、すぐに同行のカミさんがナイスサイズをゲット!!。とりあえずいる事がわかり一安心、だが油断禁物・・・。取り込み中針を外したと同時に手からつるりと滑って石積みの隙間へポトリ・・・そのまま消えてしまった・・・。15cm以上はあるなかなかのいいサイズだったのに。

気を取り直し投げ続けるがその後アタリは遠い。小メゴチやハゼが釣れてくるが本命が来ない。地元のおじさんに聞いた話だと、ここは7時過ぎるとパタっと釣れなくなるのだそうで・・・。少し移動したり反対側を投げたりと色々試した結果、ようやく12cmくらいのピンギスをゲット。

だんだんと風が強くなり釣り辛くなってきたし、アタリもすっかり無くなってきたので朝の部終了。なんたる貧果。キープはシロギス1匹!!。ダメでしょう・・・。その後再び自衛隊堤防の方に様子を見に行ってみると・・・まさに鉄火場、アリが入る隙間も無いくらいの大混雑。よく自分のウキが判別できるものだ・・・。

白波が立つくらい風が強くなってきた。気持ちはよかったが・・・。

〜 第三章 再び北条海岸でシロギス狙い 〜

仮眠・昼食・休憩とぶらぶら時間を過ごし再び石積み堤防に戻ってきたのは午後4時。これから日没までの約2時間、朝のリベンジを果たすべく釣りまくらなければ。満潮時間は午後5時半頃、釣れるはずだ、いや、釣れなければおかしい・・・。

朝同様投げてはさびくの繰り返し。しばらくしてプルプルッと反応があり何やら魚が付いた気配が。慎重に巻き上げてくると本命ではなくヒイラギでした。でもこれを境にシロギス爆釣!!となればドラマなのだが、そうはうまくいかないのが現実。静かな時間が流れていく・・・。

時折観光客が来てはバケツを覗き込み「これ何ですか?」と聞いてくる。釣り人ならヒイラギは結構メジャーな魚なのだろうが、一般人にヒイラギと接する機会はほとんど無い。知らなくて当然なのだろう。シロギスだったら聞いてこなかっただろうに・・・。

いよいよ太陽が海に沈む瞬間がやって来た。横目に見ながらひたすら竿を振るもアタリは無し。もうほとんどあきらめ状態。暗くなってくると同時にエサも無くなりシロギス釣り終了。釣れなかった、本当に釣れなかった。館山まで来たのに・・・。

北条海岸にある石積み堤防。石の隙間に注意!!。

〜 最終章 再び館山港でアナゴ狙い 〜

すっかり暗くなってしまいお帰りの時間なのだが、夜動き出すお魚たちはこれからが一日の始まりだ。そんな素敵な長いのにお会いしたい・・・とまたしても館山港に。本日最後の挑戦だ!!と言えばよく聞こえるが、今帰っても渋滞にはまるだけ・・・と言うのが本心。

運良く今朝と同じ場所が空いており場所確保。すぐに2本竿を用意してアナゴのために用意したサンマを付けてぶっ込む。風も納まり朝のような喧騒も無くまったりとしたいつもの館山港だ。サビキ組もいるがもうお魚のほうがいなくなってしまっているのか静か。

何度かエサが取られることはあったのだが、竿に反応が無かったところをみるとアナゴではないようだ。カニか何かだろう。時間だけがどんどん過ぎていく。夜8時過ぎても反応がないので終了。もう渋滞もないだろう・・・。

今回は「釣れた!!」の文字が少ない・・・と言うかほとんど無い。スーパーで買ってきた美味しそうな豆アジや地元産の野菜がお土産だ・・・悲しい・・・。

教訓:秋の館山は青物狙いで行くべし!!。

本日は釣果写真が悲しいので地元ニャンコの写真でも・・・。