| 赤城の山に”鬼”が出た！！。 今シーズン２度目の氷上ワカサギ釣り。前回の釣行から帰ってきて久々の氷上ワカサギ釣りの楽しい話をカミさんにしていたら、「行きたい！！」という話になり今回は２人での”修行”となった。そしてまたしても「ワカさん」に大変お世話になってしまいました。ワカさん、ありがとうございました。 事前の打ち合わせで５時半過ぎに赤城大沼の湖畔荘で合流するはずだったのだが、久々に自分で運転していく赤城、時間を読み間違えて３０分以上の遅刻・・・。赤城の山を登る道路に入ったところで「先に氷上に向かって下さい」とワカさんに電話。すいませんでした・・・。 ただ、この時点で不安な言葉が・・・。「風強いです、沼尻（水門方面）に向かいます」との事。山を登り湖畔に着くとすごい風。どうにか湖畔荘に到着すると「今日は風が強すぎるのでカタツムリ等は貸し出ししません」との事。車を降りてお店に行くまでの１０ｍほどを歩くのも困難な位の強風。確かにこれではポイントに行く事さえ難しい状況だ。 ただ、お店の方が「青木旅館に行けば借りられるよ」と教えてくれたので、反対側にある青木旅館に行き二人用テントを借りる。こちら側は不思議なくらい風が弱い。いや、弱いといってもそれなりには吹いているのだが、釣りが出来ない風ではない。同じ赤城大沼なのに不思議だ・・・。 すぐに準備をして、釣り人が集団でいる場所を目指し氷上を転ばないように進む。ポイントに到着しワカさんに電話。この時点で７時前になってしまったが、「渋い！！」との事。お隣に穴あけしてようやく釣り開始。最初にカミさんの仕掛けをセットして釣らせているとすぐに１匹ゲット！！。自分の仕掛けをセットしている最中に釣ってしまうというよくあるパターンでカミさんはホクホク顔。 ならば私も・・・と修行を始めるがこれが本当に”厳しい修行”となってしまうとはこの時点では想像すらできなかった・・・。魚探には一定の周期で群れが回ってくるのでお魚はいるようだ。だが釣れない！！。アタリこそ時たまあるのだが全く針に掛からないのだ。「厳しい・・・」。 それでも「そのうち釣れるだろう」と竿を動かす事２時間以上、ようやく１０時頃に待望のワカサギの姿を見ることができた。このあとすぐに２匹目をゲットでき、一気にカミさんを追い抜く。別に競争しているわけではないのだが、やはり負けたくはない。ホッと一息いれる・・・。
さすがのワカさんもこの状況下今日は苦戦している。と言ってもきっちり数字は出しているのだからすごい！！。こちらは目標を下方修正、２人でツ抜け出来れば・・・と超弱気、それさえも達成できない雰囲気だ。修行はさらに続く・・・。 とその時、ワカさんが「赤城の鬼が後ろに来ている！！」と教えてくれた。赤城の鬼・・・いま赤城大沼の一部で話題になっている凄腕のワカサギ釣り師だ。まだワカサギ釣りを始めて３年位らしいのだが、その腕前はベテランさんも唸る位のすご技らしい。これは見させてもらうしかないでしょ！！。 まずは道具からして全く違う。竿と言うか何と言うか・・・糸の延長、針金みたいな穂先でかすかなアタリを取るようだ。ワカさんも「わかんねぇー！！」と言うくらいだから当然私にはその微妙なアタリなど判るはずも無い。いやーすごいもの見せていただきました。ただ、その赤城の鬼でさえ「渋いー」と言いながら場所移動していきました・・・。 その後午後になると益々アタリは遠のきワカさんも群れを探し出すべくあちこちの穴に魚探を入れて探りを入れる・・・が芳しくはないようだ。しばらくは魚探の画面が真っ白の時間が続く事も。そして、青空が広がり見た目は気持ち良さそうなのだが、時折突風が吹き、テントごと飛ばされる・・・何故にそこまでつらい試練を与え続けるのか、赤城大沼よ！！。 「もうだめか・・・」とあきらめかけた時、急にいい群れが入り込んできて５分の間に３匹ゲット。「うおぉー入れ食いだぁー」とテンションがＭＡＸに達するもあっという間に群れは去っていき元の沈黙の状態に・・・。この群れであと２匹釣り上げていれば・・・。 結局３時半頃まで頑張ったが２人で８匹。厳しい赤城にまたもや打ちのめされてしまった。「もっともっと修行しろ！！」と言う事なのだろう。 そして、またしても貴重なワカさんの釣果をいただいてしまった。ありがとうございました。こんな日でもワカさんは４８匹！！。きっちりと仕事されてました、脱帽。 帰りに日帰り温泉施設「見晴らしの湯」で心身ともに冷え切った体を温めて、「来年こそは！！」と誓うのであった・・・。
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