| 富士山は綺麗だった、とても綺麗だった・・・。 １０月に入った。９月頃から各地でワカサギ解禁の話が聞こえてくる。何度も痛い目に合っているワカサギ釣りだが、どうしても止められない。気候的には丁度良い時期なので、ワカサギ釣りに行く事は決めていたのだが、金曜日から天候は大荒れ。どうする！？。 とりあえずはエサと仕掛けを購入しようと、金曜夜に戸田の某釣具屋にハガキを持っていくと見慣れた顔が。ぢゃいぢさんだ。土曜日にハゼ行く予定だそうだが手にはしっかりとワカサギ仕掛けが・・・。その時点では外は暴風雨。私は日曜日の釣行予定なので、一日早いぢゃいぢさんの方が分が悪いが、お互いの検討を祈りつつお店を後に・・・。 当初は１０月７日解禁の市原市の高滝湖に行こうと思っていたのだが、金曜の雨で濁り・増水しているとの事。日曜日も風はきつそうなので、他の場所は・・・と調べていたら、土曜日の強風の中でも１００、２００と数が出ている場所が・・・。カミサン連れでも大丈夫そうな場所・・・山中湖。連休中に東名・中央高速方面には行きたくはないのだが、渋滞時間をはずせば何とかなるか。 早朝４時半に自宅を出発。首都高・中央道と乗り継ぎ目的の山中湖に到着したのは６時３０頃。周囲はすっかりと明るくなっており、見事な富士山が迎えてくれた。普段こんな近くに富士山を見ることがないのでその雄大な姿に見入っていたのだが、ここでなにやら違和感が・・・。 高速を走行している時は大丈夫だったのだが、湖面に下りるとかなりの強風が・・・。湖面も少し波立っている。ボートの手続きをすると、強風の為場合によっては早上がりしてもらうかも・・・との事。天気予報ではこれほどの強風ではなかったのに。風はお店側の岸から反対側の岸に向かって吹いている・・・と言う事は行きはよいよい帰りは怖い・・・。 初めての場所なので適当にアンカーを下ろし、カミサン用の竿をセットして渡す。すぐに仕掛けを下ろしてアタリを誘うのだが、期待に反してアタリ無し。その間も小さなボートはユラユラと揺れ、アンカーを中心に左右に振られている。自分の竿をセットする前に魚探をセットして状況を確認すると魚の反応はある！！。なのに釣れない・・・まるで赤城みたいだ。 いよいよ自分の竿を作ろうとすると、カミサンの仕掛けがアンカーロープに絡まったみたいで、それを外すためにアンカーを上げて苦闘していると・・・あっという間にボートがかなり沖に流されていたみたいで、よそ様のボートに衝突！！。ゴメンナサイしてその場を離れ、少し離れた所に再度アンカーを下ろすも少しずつではあるが流されているようだ。 「風が・・・このままでは釣りにならない」と周りを見渡すと所々にブイが浮かんでいる。そのブイに係留して釣りをしているボートもあるので使ってもいいみたいだ。逆風の中岸よりに戻りながら空いているブイに係留成功。これでやっと落ち着いて釣りに専念できそう・・・時間はすでに８時前、かなりのロスだった。
いよいよ本格的に釣り開始。最初に釣り上げたのはカミサンのほうで１０センチオーバーの良型。さぁ続けと気合を込めて誘いをかけるが反応無し。何故？。初心者でも簡単に釣れるのではなかったのか？。そんな中もたれたようなアタリで上がってきたのはメダカサイズの赤ちゃんワカ。釣れたと言うより針に掛かってしまったようだ。今シーズン初ワカがメダカサイズ・・・。 その後もこのメダカサイズが時折掛かるが、ちゃんとした？ワカサギのアタリが無い・・・と言うかあまりの強風でアタリが良く分からない。常にボートは揺れ動き、風はビュンビュン！！。とても釣りの出来る状態ではないくらいだ。弱い方なら船酔いするぞー！！。 とりあえず９時半まで頑張って１７匹。トイレ休憩に向かおうと岸に向かってボートを漕ぎ出すも、逆風の中全くと言っていいほど進まない。漕ぎ続けないと風に流されてどんどん沖に出てしまうので、休むことなく漕ぎ続け２０分ほどかけてようやく岸に到着。疲れた・・・。明日は筋肉痛だな・・・。 風は収まることなく吹き続け、再度沖に出たら絶対に帰って来れないぞ・・・と半分イヤになっていると、お店の方が「申し訳ないが今日は上がってください」とのお言葉が。「これから沖に出ているボートを迎えに行ってきます」・・・もっと早く迎えに来てくれー！！。 正味１時間半くらいの釣りで今シーズンの初ワカサギ釣りは終了。交通費と労力を考えるとまたしても高級ワカサギになってしまった。帰りにお店の方からこの冬取れた冷凍ワカサギをいただいたのが、せめてもの救いだった・・・。 またしてもグダグダに終わってしまったワカサギ釣り。その後はせっかく来たので山中湖を半周して家路へ。帰りの中央道で見た下り方面の大渋滞は見事でした・・・。
|
