9月24日(日) 南房総市・富浦港 館山市・館山港 五目釣り

データ
天候:晴れ  気温:25℃位?  潮周り:大潮  実釣:朝〜夕方
満潮 5:33/17:32  干潮 11:30/23:50(館山)  ポイント:富浦港・船形港・館山港
釣果 シロギス10匹 ハゼ・メゴチ・毒魚ほか多数(リリース)

久々のお泊り釣行は台風の影響が残る南房総に

前は年に1回くらいは行っていたお泊り釣行。ここ最近泊まってのゆっくり釣行をしていなかったので、久々に決行することに・・・と思ったら、普段の行ないが悪いのか数日前より台風がこちら方面に向かってきているではないか。釣り人(他の人でもそうだが)にとっては天敵!!。もしもまともに来たら・・・と心配していたのだが、どうにか上陸は免れそう。

しかし波風は強く、天気予報のキャスターも海のレジャーは止めましょうと話している。「シロギスが釣りたい」とのリクエストを受けて房総にしたのだが、多分まともに波が来る外房の海はダメだろう。外房に比べれば幾分マシだと思われる内房でシロギス・・・と言えばあそこしか知らない。そう、ビワで有名な富浦海岸・・・。

23日のサッカー観戦中にぢゃいぢさんより「青イソメが余っている」とのありがたきメールをいただき、帰宅後すばやく夕食をすまして青イソメをいただきに伺う。ぢゃいぢさん、ありがとうございました。これで夜も遊べる・・・。

23日夜9時前に自宅を出発し房総方面へ車を走らせる。狙いはシロギスなので朝マズメからの釣りなのだが、せっかく行くからには他の獲物とも遊んでみたい・・・とまずは初めての勝山港へ。堤防ヘチでメバルでも・・・と港内を見回ると数名の釣り人発見。しかもそのうちの一人が大きいシーバスを釣り上げている。「ここだぁ!!」。

いただいた青イソメをつけて堤防ヘチにそっと落とすとすぐにビクビクッと反応あり。釣れてきたのは10センチ強のハナダイの子供。幸先がいい。すぐにリリースして次を狙う・・・またしても竿先に反応あり。「よしよし」と巻き上げると線の入ったヒゲのあるお魚が・・・。そうだ、ここは房総だ。当然いるわな、”ゴンズイ”が。ハリスを切ろうとしていたら、となりのおじさんがもったいないからと、メゴチバサミと(ルアー釣りで使う)ペンチを使ってうまくはずしてくれた、感謝。

「またゴンズイかかるかなぁ」と恐る恐るエサを落とすと、次はゴンズイではなかったが毒魚定番の”ハオコゼ”。このハオコゼで一気に気分は↓・・・。それでも・・・とエサを落とすとまたしてもハオコゼ・・・ダメだ・・・。すぐに竿をしまっておじさんにお礼を言って退散。富浦まで行き朝まで車内で睡眠Zzz・・・。

今日の釣り場は富浦でも初めての旧富浦港。いつも行く富浦新港に比べると規模は小さいがシロギスは釣れるらしい・・・との情報が。とりあえずは車からすぐに竿を出せる護岸側から外側に向かってフルキャスト(と言っても100mも飛ばないが・・・)。エサはジャリメ。風はあるが波はそれほどでもない。ゆっくりとさびいてくると、所々引っかかる所がある・・・たぶん海草だろう。

旧富浦港外側堤防。堤防内側は足場が良いが、外側はテトラになっている。 今回竿を出した内側の護岸。岩場に繋がっており、岩の上から投げられる。
港内。写真の樹木の所にトイレがある。ファミリーにはいい釣り場かも、釣れれば・・。 富浦新港に寄ってみると海の色が・・・。これではシロギスは釣れません。

ただこの海草が結構邪魔で、何度も針を切られてしまった。なるべく海草が生えていない所を探してキャストするもシロギスの反応は無い。で、最初に釣れてきたのは港内側にチョイ投げしていた竿に付いてきたサビハゼ(だと思う)。釣ったのではなく釣れた・・・毒魚でないのがせめてもの救いだ。

少し元気がでて置いていた竿をあおってみると重い・・・がビクビクしない?。「何か付いてるかなぁ?」と半信半疑で巻き上げてみると・・・ゴンズイの一荷。これはかなりヘコム。もう明るいのに・・・。

めげずにキャストしていた竿に小さな反応が。「きたか!!」とリールを巻き上げるとネズミゴチ・・・。まぁ少しずつシロギスに近づいてきているのはいい傾向だ。次こそは本命が釣れることを願う・・・。

だが、期待に反してここで釣れたのはネズミゴチとハゼのみ。それでも10匹以上は釣れたがハゼは猫のエサに。猫のエサ?・・・人懐っこい猫の誘いにのってしまった・・・ごめんなさい、ハゼ君たち。

木の陰からこちらの様子を伺う猫。目が合うたびに「ニャー」とおねだりする。 バケツの近くまで寄ってきて「早く釣れ!!」と「ニャー」とひと泣き。
で、釣れ上げたハゼをじーっと見つめる食欲旺盛な猫。えらそうに・・・。 バケツを覗き込んでハゼを確認し「くれ!!」と「ニャー」。負けました・・・。

10時くらいまで粘ってみたが、シロギスが釣れる雰囲気が全くしないためこの場所をあきらめて次の場所に。途中富浦新港に寄ってみたが、写真の通りでとてもシロギスが泳ぎまわれる海の色ではない。今日はシロギス釣りは厳しいかな。

場所を移動してやってきたのは船形漁港。ここも何度か来ているのでとりあえずは市場側の護岸から竿を出してみる。カミさんはチョイ投げ、私はヘチ釣り・・・と狙ってみるが反応無し。時たまヘチ竿に反応があるが、針掛かりするほどの大きい魚ではないようだ。それでもむきになってコツコツとアタリを送る正体を確認しようと格闘すること約30分。犯人は・・・小さな海タナゴでした。

昼を過ぎて潮も引き、とても釣れる雰囲気が起きてこないので昼メシを食いに館山市内へ。昼食と買い物を済ませて覗きに行ったのが有名な自衛隊堤防。ここで釣れなければよそで釣れることはないだろう・・・。さすが有名堤防、釣り人は沢山いる。堤防の先端の方まで歩いていくと丁度巻き上げている方の仕掛けに魚の姿が・・・。

「シロギスだ!!」それも15センチはあるそこそこサイズ。「ここにいたのかぁ〜」今までの行動はなんだったのか・・・。すぐに竿を出したかったがこの堤防は満員で竿を出すスペースが無い。そこで、対岸の館山港?に移動して空いているスペースからシロギスを狙う。午後3時、残された時間はあとわずか・・・。

丁度向かい風になるので投げづらいが、シロギスのためなら・・・と投げてサビくこと2投目、ついにその時が!!。ブルブルッとハゼとは明らかに違うアタリ。で、リールを巻き上げるとパールホワイトの細長いシルエットが。間違いなくシロギスだ。それも15センチオーバーのいいサイズ。ついに本命ゲット、よかったぁ。

その後はハゼやネズミゴチ交じりでシロギスもポツポツと姿を見せてくれた。カミさんにもシロギスが来て目標達成。後半ロスタイム間近の決勝ゴール!!。4時頃宿に入る予定だったが結局5時半になってしまった。最後に本命が釣れた事もあり夕飯時のビールは美味かった・・・。

久々のシロギス釣り。形もそろい最後は満足いく釣果に。欲を言えば数がもう少し伸びればよかったのだが、この悪環境の中、姿見られただけでもよかったのでは。

もし釣れなければ泊まった翌日もシロギス目指してさまよい続ける予定だったが、数こそ少なかったが本命の感触が味わえたので翌日は竿を出さないで主要な釣り場を散策しながら帰ってきました。ホント釣れて良かった・・・。

今回は、ハナダイ(幼魚)・ゴンズイ・ハオコゼ・サビハゼ・マハゼ・ネズミゴチ・ウミタナゴ・シロギス・・・の8目釣り達成。写真はそのうちの一部です。

ハナダイ幼魚。放流したものらしい。大きくなったら釣ってみたい・・・。 海タナゴの子供。よく針に掛かった!!。粘り勝ち!!。
おなじみネズミゴチ。シロギス釣りでは必ず釣れる。食べると結構いける。 ネズミゴチ?。でかかった・・・。20センチ以上ありました。
毒魚その1ゴンズイ。絶対に素手では触らないように!!。 毒魚その2ハオコゼ。小さいですが刺されるとかない痛いです。