2月11日(土・祝) 那珂湊港・大洗港 チカ・五目釣り

データ
天候:晴れ  気温:0〜10℃位  潮周り:大潮  実釣:一日中(休憩あり)
満潮 4:24/13:56  干潮 9:03/21:26  ポイント:那珂湊港・大洗港 港内
釣果 チカ(10センチ) 4匹、ハゼ 数匹、アイナメ(20センチ) 1匹  

やはりこの時期の海は渋い・・・。

いやぁ久々に釣行記を書くなぁ・・・。当初(2000年頃)の予定では月2回の釣行記のアップを目標にしていたのに、今となっては・・・。あの頃は”まだ”若かったから、今よりは元気だったし。

この極寒の時期、釣りの対象になるのは淡水のワカサギか海のカレイや磯物くらい(自分的には)。磯物はやらないので、例年のこの時期はワカサギ釣りに行っているのだが、大好きな穴釣りもタイヤが無いので山に登れない。ボート釣りも考えたが体がもたなそう。今年は山中湖も凍結して穴釣りが出来るらしいがどうも微妙・・・。

いろいろとネットで情報を集めていると、とある情報に「那珂湊港内でまだチカが釣れている」との文字が。うまくいけばチカ(ワカサギ釣り)とカレイの両手に花状態になるかも・・・と釣り人特有のトランス状態に陥り車は極寒の常磐方面へ。

11日は多少暖かくなるとのうれしい天気予報を信じて夜中のうちに那珂湊港へ。さすがにこの時期、真夜中に竿を出している人はいないようで、こちらも一歩も外に出ることなく車で仮眠。携帯の目覚ましが鳴って起きると、明るくなってきた港内に地元チカ釣りおやじ達が竿を出している。

しばらく様子を見ていると、どうやらパニック仕掛け?を2つか3つ繋げているようだ。海面から底まで回遊するチカを逃さない釣法なのだろうか。ここでの釣りスタイルが判ったので、早速魚市場前に陣取って念願のチカ釣り開始。

魚市場前の釣り場。たまーに那珂湊へ来るが、ここに船が泊まっているのを見た事がない。 早朝から活気があったお魚センター。釣り人にも強〜い味方となってくれる。

5.4mののべ竿に仕掛けを2つ繋げてつけていよいよチカ釣り開始。水深は5〜6m位だろうか。コマセをつけて投入し、穂先に集中する・・・反応なし。そんなにすぐには釣れないだろうと思いながらも、内心「アレ?」。チカとワカサギは同じようなものなので、群れさえ来れば鈴なり・・・と、どうして釣れることしか考えないのだろうか。

一応夢を信じる釣り人としてはチョイ投げ仕掛けも用意して港内へ投げ込んでおく。間違えてカレイが釣れるかもしれないし、ハゼどん位なら遊んでくれる事だろう。ハゼといってもこの時期なら20センチオーバー?かも・・・とまたしても妄想が。

しばらくはコマセ付け→投入→待ち→コマセ付けの繰り返し。風は無く天気もいいのだが、魚市場の影になっており寒い。しだいに釣り人の数も増えてきて岸壁は釣り人で埋まり始めるが、爆釣組はいないもようだ。あまりに暇なのでウロウロとしてみるが先端はカレイ狙いの投げ釣り師。そこから港内側はチカ釣りの人達なのだが、皆暇そうである。

たまーに釣れているのだが、釣れている人は皆リールを使って10mくらい先に投げている人達だ。もしかしてのべ竿ではダメ!?。そういえば地元オヤジの竿もかなり長かったような・・・。しばらくは我慢してのべ竿で頑張ってみるが一向にアタリ無し。いよいよ我慢しきれずにチョイ投げ竿に仕掛けを付け替えて少し先へ投げ込んでみる。

ついに・・・というかようやくチョイ投げ竿の穂先にアタリが出てかわいいワカサギ・・・いやチカが釣れた。見た目はワカサギそのものだ。匂いも・・・ワカサギだ。何から何までワカサギだ!!。確か背びれか何かの位置が淡水物と若干違うらしいが、全く判らない。

とりあえずは一つの目標達成。低〜いハードルは越えることができた。あとは爆釣・・・ならず。忘れた頃に引っかかってくるといった感じか。これでは釣れない時の赤城大沼と変わらないではないか。そこまでまねしなくても・・・。

落ちハゼを狙っていたが、サイズがこれでは。もっとデカイのはいないのか。 やっとこ釣れたチカ。ハゼが写ってなかったら赤城と言っても問題なさそう。

隣の方に聞くとチカはもう終わりとの事。良い時は入れ食いになるようなので、その時に来なくては。大体10月頃から釣れ始め2月頃まで。チカと入れ違いで稚アユが釣れ始めるらしい。稚アユ釣りも楽しいので小物ファンにはたまらないかも。

遠目に仕掛けを投げようと強めに竿を振ると、ブチッという音と共に仕掛けだけが港内に飛んでいく。いまさら仕掛けを買い足す気力も無くチカ釣り終了。釣具を片付けお魚センターを冷やかしに行ってみる。休日なので個人客・団体客で大賑わいだ。カレイにメバル、ソイなどよだれが出そうな獲物たちが並んでいる。思わず手が出そうになったが、グッと我慢して佃煮だけを購入してお店を出る。

このままでは帰ることが出来ない。今帰っても道路は混んでいるし、青イソメも余っているし・・・少し休憩して夕マズメにヘチでも探るか(実は想定内)。場所を大洗港に移動して堤防ヘチ探り。狙いはメバルかアイナメ。

いつもなら混みあっている大洗港内にある中堤防もこの時間はガラガラ。港内は探り放題。お日様も傾き始めた時間からヘチ探りを開始。時折コツッと小さなアタリがあるのは小メバルだろうか。約3〜5mおきに仕掛けを投入しアタリを待つが、なかなかというか当然のように大きな反応は無い。堤防も片側を探りきり反対側を探り始めてすぐに大きなアタリ。

これは想定外だったのでいきなりのアタリに驚いたが、うまく反応して針掛かり成功。グングンとした反応は多分アイナメさんだろう。大きそうも無いので一気に堤防に引き抜くとやはりアイナメ。サイズは20センチほどか。今日の一番まともな獲物なのでキープさせてもらう。

いよいよ真っ暗になりこの寒い中夜釣りに突入。たまーに小メバルのアタリはあるが2匹目のアイナメには出会う事が出来なかった。午後7時、今日の釣りを終了。釣果は決して満足いくものでは無かったが、狙った獲物は釣れたので最低限の結果は残せた。せめてアイナメがビールビンサイズだったらなぁ・・・。

大洗港の中堤防。ガラガラなので探り放題はいいのだが、魚はいるのか?。 本日一番まともな釣果のアイナメ。黙っていれば大物に見えたかも・・・。