4月28日(日) 大竹海岸 はまぐり祭り ・ 大洗 五目釣り

データ
天候:曇りのち晴れ  気温:15℃位  潮周り:大潮  実釣:14:30〜21:30
満潮 4:02/17:35 干潮 10:47/22:56(鹿嶋) ポイント:大洗港内
釣果 稚鮎(5〜8センチ)多数 アナゴ(30〜40センチ)3匹 小いわし・小メバル リリース 

  Part1 茨城県鉾田町 大竹海岸はまぐり祭り

大変な賑わいを見せる大竹海岸
ゴールデンウィーク前に聞いていたラジオから、鹿島灘方面の海岸ではまぐり狩り?が開催されるような事を言っていた。何でも、車1台1000円ではまぐりとり放題とか・・聞き流していたので、詳しく調べようとネットで検索してみると、どうやら鉾田町の大竹海岸でやる”はまぐり祭り”の事だったらしい。

GW中に1日2回、海岸にはまぐりを撒き、それを参加者が掘り出し、とった分はそのまま持ち帰る事が出来る。おもしろそうな企画なので、潮干狩りプラス釣りの2本立てで鹿島灘方面へ車を走らせる。

1回目のはまぐりを撒く時間が10時なので、渋滞を考えて早めに家をでたら、ほとんど渋滞する事無く、9時前には大竹海岸に到着。まだ早いと思ったら、すでに結構な人で賑わいを見せている。少々波が高いのと寒いのが気にはなるが、熊手とバケツを持って海岸へ降りていく。

頭の中ではバケツいっぱいになったはまぐりやあさりの姿が浮かんでいたのだが、現実は掘っても掘っても何も出てこない!!。出てくるのは貝の殻とあさり?の赤ん坊(2センチ位)だけ。1時間程あちこち掘り起こしてみたが、結局食べられそうなものは何も出てこなかった。

はまぐりマシーン?がはまぐりを撒く
「今日は10時半よりはまぐりを撒きます」とアナウンスが入る。はまぐりが撒かれる間は全員が一旦浜から上がり、はまぐりマシーンと名づけられたトラクターがはまぐりを撒くのを見守るのだが、800メートル程の場所を往復するのでかなり時間がかかってしまう。

この時点でかなりの人が集まっているのに気がついた。浜辺いっぱいにぎっしりと2重3重になってスタートの合図を待っている。撒かれているはまぐりの数とこの人の数を比べると・・かなりシビアな争いになりそうだ。

結局、あまりの人の多さにはまぐりマシーンは1往復半して所定の位置に戻っていく。そして、いよいよスタートの合図が告げられ、待ちわびた人々が一斉にはまぐりマシーンが通った場所めがけて駆け出して行く。

その後はとにかく熊手片手に掘りまくるのみ。狭い範囲を必死に掘りまくり、熊手に貝が当たる感覚を確かめる余裕も無いまま、何とか5個をキープ。しかし、その時点で回りはすでに掘り起こされており、ほとんど終了状態。結局2人で12個キープするのが精一杯だった。

あれだけ(約40分位)待たされて掘った時間は5分で終了。バケツいっぱいを想像していたので物足りないが、1個も取れなかった人もいたみたいなので、贅沢は言ってられないか。

  Part2 大洗港 五目釣り

今日の釣場、フェリー乗り場側のカド
潮干狩りもお昼前には終了し、残りは釣りタイム。鉾田町からだと鹿嶋港か大洗港が近い釣り場となる。この時間からだとどちらも大変な混雑状態で、どちらにしようか迷ったが、最近ご無沙汰の大洗港へ行って見る事に。前から稚鮎釣りをやってみたかったので、もし釣れているようならぜひ挑戦してみよう。

久々の大洗港は案の定満員だった。しかし、以前は工事していた中堤防の向かい側(フェリー乗り場側)の埠頭が開放されていたので、ちょっとはましになったかも。おまけに車横付けOKみたいだし。

その埠頭を覗いて見ると、先端のカド付近で稚鮎釣りをしている人を発見。バケツの中には溢れんばかりの稚鮎が詰まっている。「おっ、いるいる」と微笑みながら辺りを見て回ると、その他は投げ釣りでハゼやアナゴが少々といった具合だ。早速竿を・・と思ったが、ここはあせらずに腹ごしらえをしに街中をウロウロする。

そして、念願の稚鮎釣りをする為にまずは釣具屋へ行き”パニック仕掛け”を購入する。地元さいたまの釣具屋では”パニック仕掛け”を売っているのを見たことが無かった。何種類かあったので、店の人に聞くと「2.5号でいいよ」と言うので、集魚板付きの”パニック仕掛け”を2つ購入する。

念願の稚鮎のこいのぼり状態
先程の埠頭へ戻り、仕掛けをセットしてなるべくカドに近いところ(内向き)へ入れてもらい、念願の稚鮎釣り開始。釣り方とタナは周りの釣り人を参考にし、ゆっくりと探りをいれてみる。すると、ブルブルッと小さなアタリが竿先から伝わり、15センチ位の稚鮎?があがってくる。初の稚鮎?に感激しながら取り込もうとつかんだその手にはウロコがいっぱい??。よーく見るとそれは稚鮎ではなく、イワシ(トウゴロウイワシ?)だった。どーりで「でかいなぁ」とは思ったのだが・・。

その後も、上がってくるのはなぜかイワシばかり。「おっかしいなぁ」と思いながらも釣り続けていると、ちょうど先端の一角が空いたのですばやく場所移動。すると、そこはまさに”稚鮎天国”だった。ブルルッと先程のイワシよりは小さめなアタリがあり、竿を上げて見ると6,7センチ位のやや透き通った体をした念願の”稚鮎”が付いている。

最初は2匹位付いていたらすぐに取り込んでいたのだが、慣れてくると追い喰いさせて数を延ばすことに専念し、稚鮎のこいのぼり状態を堪能することが出来た。アタリは途切れる事無く続き、いつのまにかバケツいっぱいになっている。午後5時半、十分に満足して稚鮎釣りを終了。

このまま帰ると渋滞に巻き込まれるので、もうひと釣りしようと港内をウロウロ。連休の為お休みの市場前の船の間からなんとか竿が出せそうなので、アナゴ、メバルくらいなら喰ってくるだろうと思い、急いでエサを買いに釣具屋へ。

本日の釣果。はまぐりはちょっと不満だが、稚鮎には大満足。この他にもアナゴ3匹。
    

すっかり暗くなった港内へ向けてアナゴ狙いで2本の竿を出す。へちに付いているだろうメバルと遊ぼうとあちこち探って見るのだが、アタリが無い。ここは思ったより水深が浅いが、小メバルくらいならいてもおかしくない場所なんだがなぁ。

そうこうするうちに、投げていた竿にアタリがあり、期待通りのアナゴがあがってくる。30センチ程とやや小ぶりだが、狙った獲物が上がってくるのはうれしいものだ。その後、アナゴは40センチクラスを2匹追加できた。小メバルは1匹が釣れたのみ。

久々に来た大洗だったが、結構楽しめた。大物は上がっている気配が無かったが、小物釣りにはもってこいだ。いつのまにか綺麗なトイレやコンビニも出来ていたので、ますます便利な釣り場になっている。ただ、釣りのマナーだけは守りましょう。ゴミは持ち帰るか、最低でも設置されているゴミ箱に入れましょう!!。きれいな釣り場で楽しい釣りを!!。