8月12日・13日(日・月) 北茨城市・平潟港 アジ釣り
データ 天候:曇り 気温:20℃〜22℃位 潮周り:小潮 実釣:16:30〜10:00 満潮 9:25/20:50 干潮 3:20/14:35(12日・大津港) ポイント:平潟港・製氷工場前 釣果 アジ(15〜22センチ) 57匹、アナゴ(30センチ) 1匹
12日夕方の港内。勝負はこれから。
世間一般ではお盆休みが始まる12日。子供の頃にじーちゃんから「お盆の間は殺生してはいけない」と耳が痛くなるほど言われていたのを思い出す。釣りもある意味殺生になるのだろうが、ちゃんと食して”成仏”させてあげるのだから、まーいいか。いくらすいている常磐道でも、さすがにこの時期は渋滞している。最初から渋滞するのは分かっているので、それなりの覚悟はできている。が、ラジオの交通情報に耳を傾け、なるべく渋滞しないようにと祈りながら6号線を北上していく。
目的地の平潟港に到着したのは午後4時過ぎ。今日の狙いのアジは回って来ているのだろうか?。竿を出している人に状況を聞いてみると、「まだ回って来ていないよ」との返事。早速準備に取り掛かり、サビキ仕掛けを1本用意して港内に垂らす。ホッと一息して、道具の整理をしていると、いつのまにか竿尻が浮き上がり、今にも海に落ちそうになっている。
あわてて駆け寄り竿を上げると、グッと重みが伝わってくる。リールを巻き上げると本命のアジ。15センチ位だ。幸先良く1匹目をゲットできたので、続けとばかりにすぐに仕掛けを下ろす。次に群れが回ってきたのは10分後位だった。ここでも15センチ位の同型が上がってくる。
この猫にピンときたら・・。
あたりは次第に暗くなっていくが、アタリは時たまあるくらいで、とても夕マズメの入れ食いとはいかない。それでも、飽きないくらいにポツリポツリとアジが上がってくる。サイズは少し大きくなって、一番大きいもので22センチ位。すっかり暗くなった8時前には、潮の動きも止まり、アタリも止まってしまったので、長物でも釣ろうと投げ竿にサバの切り身を付けて港内にぶっこんでおく。ここで緊急事態発生・・。
以前の釣行記でも書いた事があるが、ここ平潟港には市場をねぐらにしている野良猫が数匹いる。この猫達は釣り人の釣った生きのいいアジを横取りする技を持っており、釣り上げたアジをバケツに入れずにそのままのしておくと、後ろからサッとやって来て、そのままアジをくわえて持っていってしまうのだ。
今回はちょっと目を離した隙に、なんと、アナゴのエサにと持ってきたサバの切り身をごっそりと食われてしまったのだ。気づいた時にはすでに遅く、3切を残して全て無くなっていた・・・不覚。
それでもアナゴは釣れた。
余りの事にショックを受け(大げさ)人間様もお食事タイム。食後、ぶっこんでおいた竿を上げて見ると、なにやら重い。ゆっくり手繰り寄せると30センチ位のアナゴが釣れている。残されたエサはあと3切。仕掛けを投入してアタリを待つ。その後はアジもアナゴも姿を見せる事は無く、午後10時に一旦終了。ここまでの釣果はアジ14匹、アナゴ1匹。朝マズメは少しでも家に近い方がいいと思い、日立港に行く予定だった。しかし、地元のおじさんが言うには、朝マズメの方が釣れるとの事。その言葉を信じて、一眠りして朝マズメに備える。
翌朝4時に起きて、すぐにサビキを下ろす。程なくしてアタリがあり、前日と同じくらいの15センチ程のアジが元気に上がってくる。信じるものは救われる。おじさんの言葉通りここからアジの入れ食いが始まる。仕掛けを下ろすと釣れる。仕掛けを下ろす途中でも釣れる。まるで、アミコマセが落ちてくるのを口を開けて待っているかのようだ。
13日は賑わっていた市場前。
4時半頃から約1時間はアジの生簀の中で釣っているかのようで、約20匹を追加できた。いつもだとあまり釣り過ぎても料理が大変なので、ここらでストップなのだが、今日はこのまま実家の方へ帰るので、何も心配する事無く釣り続けられる。アタリは6時頃まで続き、十分に朝マズメを堪能できた。6時を過ぎると一旦アタリは止まり、その間にこちらも朝ご飯。
約30〜40分位はアタリが無く、もう終わりかと思われたが、その後またアタリが出始め、5〜10分に1匹の割合で上がってくる。いったいいつまで続くのだろう?。
そこへ、昨日のおじさんがやって来たので御礼を言って、追加の情報収集。港内ではカンパチやヒラメも上がるらしい。アジがもう少し小さければ狙ってみても面白いのだが、少々大きすぎるので、今回は見合わせる。
天気は曇っており、気温も高く無く、絶好の釣り日和?だ。そのせいかアジのアタリは間隔こそ長くなってきたが、無くなることは無かった。いつもなのか、たまたまなのかは定かではないが・・。
久々の大漁。今夜はアジづくしだ。
いつのまにか人出も多くなってきており、この港では見たことも無いくらい人でいっぱいになっている。さすがにお盆休みだ。ここでこれだけの人がいるのだから、日立港や鹿嶋港はどーなっているのだろう?。結局、コマセが無くなるまでアジは釣れ続いていた。57匹は、豆アジを除けば、最高新記録達成だ。片付けの最中も隣の人は釣れていたので、粘ればもっと釣れたのだろうが、帰りの渋滞が怖いので、後ろ髪を引かれながらも終了。
今回も大満足の釣行となった平潟港。いろいろと情報も仕入れたので、次回はアジ以外でも頑張ってみたい。しかし、アジは何時まで釣れていたのだろう。まさか、一日中?。気になるなー。