■Angelic Feather■

■PROLOGUE■
 あれは久しぶりに大雪が降った朝。
 街は久しぶりの大雪に大慌てで。
 大人達が大変大変と騒いでいるのにもかかわらず、街は不思議な雰囲気に包まれていた。
 クリスマス。
 昨日降った雪は、神に感謝する日を真っ白に染め上げてくれていた。
 そしてそれは、恋人たちが心待ちにしている日でもあり……。
 ホワイトクリスマスを喜ぶ恋人たちの姿が容易に想像できた。
 けれど。
 喜ぶのはそんな人達だけではなくて。
 それはいつの時代も同じように、子供たちには嬉しいプレゼントでもある。
 ぼくが降り立ったのも、そんな気持ちがあったからだったのかもしれない。
 ぼくは、その日……。
 一人の女の子と出会った。

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