ようこそ阿武隈のヒミツ 高田島農縁
林住期に入り、魂の帰るべきふるさと,田舎暮らしを目指してあっち行ったりこっち行ったりしてたどり着いたのが阿武隈の山中、ほぼ10年前。
 本格移住して5年になりました。自給農、無農薬の米、麦(パン、うどん)、小豆、大豆、キビ、キノコ栽培、森林体験、セルフビルト、エココミュニティなど試行中。
田舎暮らし体験、移住情報。ウーハ−研修受け入れ。

keroはカエル、kotanは村ですが一軒でもコタン(ふるさとの家。パーマカルチャーも進行中。
( ブログはこちら -> http://kerokotan.exblog.jp/ ) 

by kerokotan


 em kimizudo@sky.plala.or.jp 

 収穫祭の様子    http://www.youtube.com/watch?v=xHDWX5mklME

 広報 10月号 掲載

 

大津辺の森を楽しむ自然観察会のご案内

大津辺地区はかつて広大な牧場であった山がその後放置された天然更新中の若い森林です。人間の意図が加わってない森林がどのように生まれ変化していくのかの例として観察できます。先ず樹種が豊富です。占有種が未だ現れてない成長期の森林です。今回は村より借り受けましたこの森をゆっくりと観察します。県内外で活躍中のプロのナチュラリスト(横田清美氏)と一緒に楽しめる機会を企画しました。

興味のある方のご参加をお待ちいたします。

 

1、日時      平成21年10月18日(日曜日) 9時から1時頃まで 小雨決行

2、集合場所     町分茶屋(整備中) (上川内町分322、)

3、参加費     500円(当日持参)

4、用意するもの   服装 長袖長ズボン、運動靴、帽子。昼食、飲み物

5、申し込み   10月13日まで 0240−39−0930  きのこ里山の会



   きのこ里山の会 平成2141

ボランティア森林整備(長五郎地区) 計画

 (大津辺の森フォレストパーク)

T 森林に関わる基本的態度  

 

U 森林に関わる意義と関係構築

 

V 森林整備計画

 

W 森林整備実施行程

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

T、森林に関わる基本的態度

森林文化の村 川内 (フォレストパーク川内 大津辺の森)

                       きのこ里山の会 

 

川内村はその87%が森林であり、清らかな源流域であり大小の沼もあります。

私たちは、遠い祖先のころから、森林に育まれた多くの命の一員として生きてきました。そして、森林に感謝し、畏れ敬い、多彩な森林文化を育みながら、人やものを大切にする優しい心も深めてきました。

 しかし、ときこの感謝や畏れ敬う気持ちを忘れ、母なる森林やそこに棲む多くの命を傷つけることもしてしまいました。

 今、私たちは、我村の森林が未来も豊かであり続けるよう守り育て、その心を次世代に引き継ぐ責務があると考えます。

 そのためには、私たち一人ひとりが、森林の恵みにより生活が支えられていることを理解し、森林づくりの大切さを考え、今できる身近なことから行動することが大切です。

 

 行動理念(ふくしま県民憲章)

 私たちは

1、    森林を敬い、あらゆるいのちを尊びます。

2、    森林にふれあい、心豊かに生きます。

3、    森林の恵みに感謝し、活かします。

4、 森林を守り育て、未来につなげます。

 

 

 

 

 

 

U、森林に関わる意義とその関係構築

 1 目指すもの  [森林(もり)の恵みと人の暮らしを結ぶことです]

 

川内村は、ゆったりと穏やかな山並みが連々となす懐の深い広大な阿武隈山系の一角に在る、落葉広葉樹に涵養された源流の里です。温帯と寒い気候の交叉する地域であり高原特有の寒暖の差が美味しい農作物や山菜を恵んでくれます。我々の祖先は山川の恵みを受けて遠く石器時代、縄文時代には日本列島の中でも稀有な豊かな地域でした

この地域一体は30年前までは森林需要を受けて経済的にも豊かでしたが今日社会経済情勢の激変を受け、私たちの毎日の生活と目の前の森林の関係は以前に比べ疎遠になってしまいました。しかし近年、地球的規模の環境問題や個人レベルでの生活習慣病、あるいは子どもが健全に成長できないなどの難問に立ち向かい、その遠因たる水脈にたどり着き、森林と人間との関係をもう一度考えるようになりつつあります。もっと遡れば500万年とか700万年といわれる以前に森と草原の際(きわ)が人類を生み出したとすると、現生人類が森林を生存の根源と痛感せざるを得ない程の困難な状況を自ら作り出したともいえるでしょう。

@     地球的規模の環境問題

地球は人間活動にとり無限に広いという前提が成り立たなくなってきた結果が地球的規模の環境問題となって現れてきた。木や水や小さな生き物と付き合いを深める事により一人ひとりの環境負荷を実感し足元から暮らしのあり方を考えるきっかけとする。

A 生活習慣病

  運動不足、飽食や偏食、ストレスなど正に不自然な文明生活が自分の身体という「最も身近な自然」を壊している。この内なる環境問題とも言える生活習慣病も森林との交流を深める事により心身の健康を取り戻せる場となりえる。

A     子どもが健全に成長できない

人間の心身の育ちには、他の動物と違って誕生後の環境からの刺激によって脳や各機関の機能が発達し環境に適応できるようになる。自然と隔離された文明生活が子どもから自然由来の刺激を奪い、育ちという自然のメカニズムを壊している。

 

里山と里の暮らしが自然の循環の中にシッカリ組み合っていてこそ、自分や地域が健康で豊になる源泉だと考えます。森林(もり)と暮らしの豊かな関係を取り戻すため私たちは愉しみながら少しづつ行動してます

 

 

2 大津辺の森林は天然更新中の森林であることから

 

 地区の保全手入れは近隣周囲との関係のみならず広域地域全体の

調和を考慮するものとする

 

  1 協働(一緒に創る)

大人 子ども 都市生活者 障がい者など誰でもがそれぞれに応じ

て参加し楽しめる場の協働創造

 

  2 学び

心身の健康、憩い、観察、創造的遊び、自然体験教育 

 

  3 資源活用

発生材の利活用  原木各種きのこ林床栽培、摘み取り、料理

  4 各種研修、講習会

     チェーンソー,刈払い機の取り扱い。林分調査実習、測量 

 

 

 

 

V 森林整備計画(V,Wはきのこ里山の会 部会で主体的に実施)

  年度計画を関係機関と調整をしつつ実施する事とするが初年度

は、会員、関係機関、専門家の協力の下にデザイン計画を検討す

る。計画の決定は、役員会及び関係機関の了承を得るものとする。

 

 原則  持ち込まない、待ちださない。

     あるものを利用(伐るか、刈るだけ)

初年度

  1 間伐の基準 

4割以内

間伐の範囲、樹種、樹齢等の検討、きのこ木

2 下草刈 の範囲デザイン

  

次年度以降は、初年度の実施経験を基に検討する。

  森つくり塾、炭焼き、山菜、森林ビオトープ、

定点観察、再生サイクル、昆虫の棲家つくり。

W 整備実施行程

  実施計画の承認を受けて行程を決め逐次実施する。

  

1、    調査、 看板建て  植生、生態系、変遷、遷移

2、    観察会(3回程度) 県自然保護協会

樹木(樹名札)、草、昆虫、小動物

3、    下草整備  森林ボランティアリーダー

   7月迄実施 安全講習、カブト虫幼虫棲家

4、    間伐    きのこ植菌、きのこセンター、(森林組合) 

5、    林床整備   きのこ菌床整備、乾燥地 湿地 沢


きのこ里山の会http://www.f-ijuusya.net/member/member032.html へのリンク
「田舎暮らしの本』11月号に掲載されました。


1 目指すところは→  [森林(もり)の恵みと人の暮らしを結ぶことです]

 川内村は、ゆったりと穏やかな山並みが連々となす懐の深い広大な阿武隈山系の一角に在る、落葉広葉樹に涵養された源流の里です。温帯と寒い気候の交叉する地域であり高原特有の寒暖の差が美味しい農作物や山菜を恵んでくれます。

 我々の祖先は山川の恵みを受けて遠く石器時代、縄文時代には日本列島の中でも稀有な豊かな地域でした

 この地域一体は30年前までは森林需要を受けて経済的にも豊かでしたが今日社会経済情勢の激変を受け、私たちの毎日の生活と目の前の森林の関係は以前に比べ疎遠になってしまいました。

 しかし近年、地球的規模の環境問題や個人レベルでの生活習慣病あるいは子どもが健全に成長できないなどの難問に立ち向かい、その遠因たる水脈にたどりつき、人々は様々な形で森林(もり)をもう一度考えるようになりつつあります。
もっと遡れば500万年とか700万年前に森と草原の際(きわ)が人類を生み出したとすると、現生人類が森林を生存の根源と感じざるを得ない程の厳しい状況を自ら生み出した反映ともいえるでしょう。

 里山と里の暮らしが自然の循環の中にシッカリ組み合っていてこそ、人や地域が健康で豊になる源泉だと思います。森林(もり)と暮らしの豊かな関係を取り戻すため私たちはしかし愉しみながら少しづつ行動してます。


2 活動 (企画、栽培、流通販売、消費まで見届けられる信頼関係

 具体的には、阿武隈の風土に根ざした各種キノコ原木林床栽培、山の幸栽培、里山の手入れなどを初歩から始めています。そして専門家や各行政の協力も得ながら自主的に里山暮らしの技(わざ)を習得していきます。

 現在次の各部会が少しづつ活動を始めてます

   この指とまれです。農家の人も、都会の人も、勤めてる人も自分の可能な方法で参加できます。自然と人の繋がり、人と人の繋がりを素直に実感できる場として[きのこ里山の会]は用意されてます。
1、 コスモス会 ウド、ウルイの栽培加工販売
2、 畑の会 ラッキョウ、タマネギ、にんにくその他高原野菜 栽培加工販売
3、 ナツハゼの会 ナツハゼ(ヤマオトコ)の栽培加工販売(アメ、ジャム)
4、 山百合の会 山百合の栽培加工販売
5、 コクワの会 コクワ(さるなし)の栽培加工販売
6、 原木の会 原木切り出し、きのこ原木玉切り販売
7、 きのこの会 各種きのこ原木菌接種栽培、菌伏せこみ栽培、加工販売
8、 里山の会 里山暮らしの技術・研修実践(里山デザイン、森林つくり塾・森の案内人、森林ボランティアリーダーの講習参加)
9、 もえの会 有機無農薬米、穀物、野菜栽培、ビオトープ、水辺の栽培

 各部会は自主的に活動し、全体では不定期に月1回程度集まってます。ご賛同いただける方はご自分の条件の範囲内で一緒に楽しみませんか、メールでお問い合わせください。 


      もえの里では源流域の休耕田(2,5ha)の一部をかりてモチ米、コシヒカリ、黒米などを栽培してます。ビオトープや畑、お花畑などを計画。

きのこ里山の会広報誌 「ユカルひろば」?

 

 

一般にアイヌの民族叙事詩のことを「ユーカル」といっていますが発音はyukarですので

ユカルという感じです。過去の教訓をを物語として口伝で後世に伝えていく、文字にすれば何冊にもなる長いながい物語です。ひろばは叙事詩を聞く皆が集う場所。

 

縄文時代は東日本のほうが暮らしやすく人口も多かったようです。青森県の三内丸山遺跡もあります。

稲作弥生文化が入って2千年ですがその前6千年から1万年の永きにわたって日本列島には縄文文化が栄えてました。メソポタミア文明,長江文明、ユーフラテス文明、エジプト文明等に匹敵する高度な文明だったのではないかともいわれています。違いは文字がないことです。文字は統治行為の手段としては不可欠です。その文字を必要としない文明があったとしたらどんな文明だったのでしょうか。あたかも上水道のないわが村が文化が遅れてて貧しくて水道が無いのでなく、塩素の入った水道水を飲まなくても井戸水の美味しさを確保できていたという実はすばらしいことのように。

 

縄文とアイヌの繋がりはよく解りませんが、地名はアイヌ語が多く残ってます。イワキ、タイラやナツイ川もそのようです。阿武隈の語源はアップクンマでゆったりと曲がったというアイヌ語説が有力です。阿武隈川の河口がそのようで、漁場として豊かだったのでしょう。山系としての阿武隈は阿武隈川から派生したと考えられます。大滝根山の頂上には征服者坂ノ上田村麻呂の祠があります。大獄丸という強い地の指導者がいたのです。大越町には鬼穴があり兄弟の伝説があります。鬼ヶ城とか「鬼」という地名が多く残ってます。オニとは「まつろわぬ民」で成敗の対象となる原住民のことだった。天然記念物モリアオガエルのヘブス沼(平伏沼)では追われて捕まり平伏して許しを乞うたといういわれがあり、大津辺(オオツッペ)山は、逃げて捕まり突っ伏したところという。

 

これほどまでに「坂ノ上田村麻呂伝説」や「鬼」の地名があるということは、そうしなければならない必要があったということで、逆にいえば征服には困難があったという意味でもあるでしょう。つまりこの地は難攻不落であり知恵の指導者があり総じて豊かであったのか。後年征夷大将軍坂ノ上田村麻呂も岩手では困難を極めアテルイと和戦した。都に連れて行ったところ殺されて「約束」を守れなかったのを強く後悔した。そのとき通過したであろう浜通りは既に恭順の地であったのでしょうか。この阿武隈の地の祖霊は1万年に渡って今に何を語ろうとしてるのか興味が広がります。

 

「ユカルひろば」ではそれぞれの関心のもとにこの大地に様々な紋様が繰りなしていたことを想像してみるきっかけになるかもしれません。



 きのこ里山の会 規約 

1(名称及び事務所)

 本会は「きのこ里山の会」と称し、主たる事務所を「川内村川内町分233番地の1」に置く。

2(目的)

  本会は、阿武隈山系の豊かな自然と風土に根ざした文化を基盤として地域が元気になるために、森林、水、里山等に関わる事業活動を行い、もって川内村の公益の増進に寄与する事を目的とする。あわせて会員相互の研鑽、親睦をはかる事とする。

3(事業活動)

 本会は、前条の目的を達成するため次の事業活動を行う。

@ キノコの栽培に関すること

A 山の幸、野菜等の栽培に関すること

B 里山と暮らしに関すること

C 上記(1から3)に関わる加工、販売、研鑽に関すること

D その他目的達成に関し必要なこと

4(会員)

 会員は目的に賛同する個人または家族とし、入退会は本人の申し出による。

5(役員の構成及び選任)

   本会に次の役員を置く

   顧問若干名  代表幹事1名    事務幹事1名    会計幹事1名    監査幹事1名 

   部会長若干名

 役員は総会において選任し、その任期は1年とし再任を妨げない。

6 (役員の職務)

  @  代表幹事は、会を代表し統括する。

A  事務幹事は、庶務を司り、代表幹事代理者とする。

  B  会計監事は、会の会計を司る

  C  監査幹事は、会の会計経理を監査する。

  D  顧問は、会が円滑に運営するよう助言し支援する。

  E  部会長は 部会の事業活動を統括する。

7 (総会及び議決)

  総会は年1回開催するものとし、運営方針等重要事項を決める。

  総会の議事は出席者(委任状を含む)の過半数を持って決する。

8  (経費)

  この会の運営に要する経費は、年会費及び都度会費その他の収入をもって充てる。

  年会費は1000円とし、通信、印刷など全体の共通経費に充てる。都度会費は実費とする。

9 (会計年度 )

本会の会計年度は、毎年1月1日に始まり12月31日までとする。

10 (部会) 

本会には必要に応じて部会を設けて、部会長を定め独立運営とすることが出来る。

   部会の運営はこの規約を準用する事ができる。

付則 この規約は平成19年 4月 1日から施行する。   

    平成20年4月一部改正、平成21年4月24日一部改正



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   小さな希望       あきもと とらまつ  平成22年(2010年)1月1日

 

大きな壁に突き当たってるような時代。今までのシステムが通用しなくなってるのはなんとなく感じている。それが安心、安全を求める根底にあるような気がする。今の利益を求めて活動すると将来の不利益を増大してしまう。会社が国際社会で生き残る為にやむを得ず社員を解雇すると社会全体が停滞しさらに会社が立ち行かなくなる。地域が元気になろうとすると他の地域が元気がなくなってしまう。景気が悪いから立ち直る為には将来世代に借金を送らなければならない。今の快適な生活を求めて電気を使えば将来世代に解決不可能な核廃棄物を押し付ける。部分の利益を追求することが全体の不利益になりかえって部分の不利益になる。目前の利益と長期の利益が、個人の利益と他者の利益が、会社の利益と社会の利益が相反してしまう。

このことは現在の社会経済システムがが限界に突き当たったという事ではないのだろうか。目前の利益と長期の利益が、個人の利益と他者の利益が、会社の利益と社会の利益が相反してしまう。

民主主義とか自由とかの価値観も、理想を掲げて邁進する人生観も絶対ではなかった。何が原因しているかははっきりとは言えないが、複数の原因が輻輳してることは確かだろう。

かって成長・拡大時代の目標は解りやすかった。一生懸命勉強して就職に有利な大学に入学し大企業や役所に入り出世し高給を得て豪邸に住み妻子に恵まれ高級レジャーを楽しむ。研究者となって偉大な発見をし世の中に貢献する。尽きる所は勲章やノーベル賞をもらう。これが疑いも無く今までは人生の目標になり得た。そして多くの庶民はこれら相応のミニチュア版を求めれば相応に満足できて「幸せ」を感じられた。自分の為に頑張ればそれが家族を幸せにし、会社も業績が上がり社会もよくなる。それが必ずしもそうはならない事態に現在は困惑している。おそらくこのような価値観が築かれた一つには経済、人口、食糧、エネルギー等が無限に拡大できると仮定したシステムだからだろう。また全てのものは人間の為に利用してよいという人間中心主義も限界を露呈してきているのだろう。地球は有限であるという現実が人類の前にあらわれてきても経済は成長し続けること、生産は拡大しなければならないことを止められない。人間の為に他の生物や自然を限界(閾値)を超えて利用しなければ「豊か」になれないシステムに呑みこまれた生活。私たちは今いか程の固い壁に直面してるのだろうか。

真面目に働ける場があり,働くことによって環境も、地域も、家族もよりよい関係になってゆくそんな時代が確かに在ったのだと思う。そんな地域が在ったのだと思う。それを新たな形で取り戻すためには歩んできた来し方をそれぞれの足元で振り返ってみよう。

例えば農家は米や野菜を育てるとしても米や野菜に育てられる実感があった。

裏山やニワトリや豚が農業には含まれていた。木は祖父が育てたものを利用し孫には植樹し引き継ぐシステムの信頼があった。

例えば幸い今でも村の農家には縁側があり土間があり囲炉裏炬燵がある。そこは農作業の場でもあった。ここでは暮らしと仕事が融合していた。家族や地域とともに生活や仕事があった。個人が家族や地域や仕事や暮らし等と一体となってあった。今はそれらがそれぞれ離れていくように流れている。

そこを見つめながら様々な活動があれば、もしかして流されてゆく「つながり」を取り戻し新しく創造できるのではないだろうか。





---所有できるもの等精神的なもの以外にあるいはそれも含めて何もないことに立ち返るべきとおもいま。

チーフシアトルの返事

1852年ごろ、アメリカ合衆国政府が新しい移民のために先住民部族の土地を購入するという話を持ちかけたとき、シアトル首長が書いた返事です。

 

「ワシントンの大統領は土地を買いたいという言葉を送ってきた。しかしあなたはどうして空を売ったり買ったりできるだろう。あるいは土地を。その考えは我々にとって奇妙なものだ。もし我々が大気の新鮮さを持たないからといって、あるいは水のきらめきを持たないからといって、それを金でかえるものだろうか?。

この大地のどの一部も私の部族にとって神聖なものだ。きらきら光る松葉のどの一本も、どの砂浜も、暗い森のどの霧も、どの牧草も、羽音をうならせているどの虫も。あらゆるものが私の部族の思い出と経験のなかでは尊いものだ。

われわれは、血管に血が流れているのを知っているように、木々の中に樹液が流れているのを知っている、われわれは大地の一部であり、大地はわれわれの一部だ。香り高い花々はわれわれの姉妹だ。クマ、シカ、偉大なワシ、彼らは、われわれの兄弟だ。岩山の頂、草原の露、ポニーの体温、そして人間、みな家族なのだ。

せせらぎや川を流れる輝かしい水は、ただの水ではなく、われわれの祖先の水だ。もしわれわれが自分たちの土地を売るとしたら、あなたたはそのことをよく覚えておかなかなければならない。湖の水面に映るどんなぼんやりした影も、私の部族の出来事や思いでを語っているのだ。かすかな水の音は私の父の父の声なのだ。

川はどれも私の兄弟だ。それらは私ののどの渇きを癒してくれる。それらはわれわれのカヌーを運び、われわれの子供に糧を与えてくれる。だからあなたがたは川に、あらゆる兄弟に与えるような親切を施さななくてはならない。

われわれが自分の土地を売るとしても、大気はわれわれにとって貴重なものであることを、大気はそれが支えるあらゆる生命とその霊を共有していることを、忘れないで欲しい。われわれの祖父にその最初の息を与えた風は、また彼の最後の息を受け取る。風はまたわれわれの子供たちにいのちの霊を与える。だから、われわれは自分たちの土地を売るとしたら、あなた方はそれを特別なところ、神聖なところにしなくてはならない。人間がそこへ行って、草原の花々によってかぐわしいいものになった風を味わえる場所に。

 あなたがたは、われわれが自分の子供たちに教えたのと同じことを、あなたがたの子供たちに教えるだろうか。大地がわれわれの母だということを?

大地に降りかかることは大地の息子たちみんなに降るかかることを。

われわれはこのことを知っている。大地は人間のものではなく、人間が大地のものだということを。あらゆる物事は、われわれすべてを結びつけている血と同じように、つながり合っている。人間は生命を自分で織ったわけではない。人間はそのなかでただ一本のより糸であるに過ぎない。人間が織物に対して何をしようと、それは自分自身への働きかけに他ならない。

よくわかっていることがひとつある。われわれの神はあなたがたの神だ。大地はその神にとって大事なものであり、大地を傷つければ、その造り主に対する侮辱を重ねることになる。

あなたがたの目的は、われわれにとってなぞだ。バッファローが全部殺されたらどういうことになるのか?野生の馬をみな飼いならしたら?森の深い深い奥が大勢の人間の匂いでいっぱいになり、緑豊かな丘の景色が電話線で乱されたら、どうなると思うのか。茂みはどうなってしまうのか。消えてしまう!ワシはどこに住むのか。消えてしまうだろう!そして足の速いポニーや狩りにさよならを告げるのはどういう気持ちか。命の終わりと生き残りの始まり。

最後のひとりになったレッドマンガ未開の原野と一緒にこの世から消え去り、彼の思い出といえば、大平原を渡る雲の陰だけになってしまったとき、これらの海岸や森林はまだここにあるだろうか。私の同属の霊が少しでもここに残っているだろうか。

われわれはこの大地を愛する――――生まれたばかりの赤ん坊が母親の乳房を愛するように。だからわれわれが自分たちの土地を売ったら、われわれが愛してきたのと同じようにそれを愛して欲しい。われわれがその面倒を見たのと同じように面倒を見て欲しい。あなたがたの心の中に土地の思い出を、受け取ったときと同じまま保って欲しい。あらゆる子供たちのために、その土地を保護し、愛して欲しい――――神がわれわれを愛するように。

われわれが土地の一部であるように、あなたがたも土地の一部なのだ。大地はわれわれにとって貴重なものだ。それはまたあなたがたのためにも大事なものだ。われわれはひとつのことを知っている。神はひとりしかいない。どんな人間も、レッドマンであろうとホワイトマンであろうと、お互いに切り離すことはできない。なんといっても、われわれはみな確かに兄弟なのだ。

 

 

チーフシアトル  (1786?〜1866.今のワシントン州あたりで初期の植民地に協力的であったインデアン部族の首長)

「神話の力」ジョウゼフ・キャンベル+ビル・モイヤーズより

  

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