焼岳 2455m 2005年8月13日

お盆の墓参りついでに焼岳を登る事にした。
朝7時に沢渡の駐車場に着く。上高地に行く人が沢山いてタクシー相乗りや
バスに乗って出発していく。中の湯旅館の登山口に行くため一人でタクシーに
乗る。安房峠手前の11番カーブにある登山口で降ろしてもらう4050円なり!
高いがしょうがない・・・
矢印の方に登り口がある

天気は曇りだが雨が降りそう、前日も雨だったので登山道はぬかるんでいた
登り始めてすぐにアオダイショウ(蛇ですよ)が目の前を横切って行った。
道は整備されていて本来は歩き易い道と思われるが、なにせ雨の後なので
「ぐちゃぐちゃ」滑らないように注意しながら歩く。それほど急登ではない。
次第に霧雨になり、さらに本格的に雨が降ってきたのでカッパを着る。かなり
時間を食ってしまった。

下堀沢出合で中の湯ルートと合流すると、すぐに森林限界になる周りが開けて
ガスの中にも焼岳が見えた。そして40人ほどの団体さんが登っている姿が見えた。
すぐに団体さんの最後尾に追い付く、ちょうど休憩中のようだった。
一番後ろの人が「一人通ります〜道を空けて下さい」と叫んだが、その声は
前まで届かず・・・休憩中の人の脇を急いで登っていくと途中で団体さんの列が
動き出してしまったのだ、先頭の人は後ろから人が来ているのに気が付かない
ようだった。道は狭いし、しょうがないので団体さんのど真ん中を歩く。
しかしペースが恐ろしく遅かったので、一人一人にお願いして抜かさせてもらった。
ここでも、かなり時間を食ってしまった。

40人ほどの団体ならば普通は無線機などを使って先頭と最後尾で連絡を取りながら
登っていくものだが・・・やはり4・5人づつに別れて登ってほしいものだ。

そんなこんなで北峰と南峰の間に出る、南峰は立ち入り禁止なので北峰に登る
頂上直下に火山ガスが放出している場所があり「ゴー」と音を立てながら煙が
出ていた。そして硫黄臭い。すぐに焼岳北峰頂上に着く。あいにく何も見えない。
頂上、ガス・ガス

小雨も降り、何も見えず、火山ガスは臭い、10分ほどの休憩で頂上を後にした
焼岳小屋への分かれ道まで降りると先程の団体さんが到着していた。

左に曲がり、浮石などに注意しながら焼岳小屋を目指す。急斜面が終わると
看板が立っていた。
書いてある通りだった

中尾方面の道を見送り、一旦登ると焼岳展望台で、そこから先は樹林帯に入る
焼岳小屋はすぐだった。
焼岳小屋

あとは、ひたすら上高地を目指し降りる。ジグザグの道が終わると突然ワイヤーと
クサリが貼った岩場に出る。そこを降りると長いハシゴ!上から見ると「垂直じゃん」
と思うほど急で、しかも雨により濡れていた。慎重に一段づつ降りた。
ちゃんと固定はされていたがホームセンターで売ってるようなアルミのハシゴで
結構怖かった。

そこから先もハシゴが幾つか有るが特に危険な場所は無かった。結構長かったが
砂利道に出る。すぐに田代橋に着く。
ここが上高地側の登り口

観光客がゾロゾロ、小走り気味にバスターミナルに行き、バスで沢渡まで戻った。

コースとタイム

中の湯 7:35
下堀沢出合 8:55
焼岳 9:45(10分休憩)
焼岳小屋 10:45(10分休憩)
田代橋 12:25
上高地 12:40

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