空木岳 2864m 2007年7月7日

2週前の平ヶ岳に続いてロングコース2連チャンとなる
池山尾根から空木岳を目指す事にした。

前夜、中央道を走り0時過ぎに菅ノ平へ到着する
朝まで車内泊のつもりだったが、何故か眠れず
(普段は何処でも眠れる人なのに・・・)
眠れないまま、朝4時に目覚時計が鳴ったので
池山登山口へ移動する。

駐車場到着は一番乗りで誰もいなかった。
頭がボーっとして、体調は全く駄目、車の中でパンをかじっていたら、
2台ほど車が来た。

動きにキレの無い体のまま、とりあえず出発してみる。
標高差 約1500mかぁ

最初は池山自然遊歩道を兼ねた登山道を歩く、傾斜はゆるく歩きやすい
道を少しずつ登っていく、
こんな感じの道が続く

最初の1時間は、同じような景色の変化の無い道を登っていく(そんなに登らない)
あまりにも同じ景色が続くので、途中から「あれ?さっきもここを歩かなかったっけ?」
などと思うようになってきた。

飽きてきた頃に水場へ到着する。
水場

水場から、すぐの所に池山避難小屋との分岐点があったので
とりあえず小屋まで行ってみる。
池山避難小屋

小屋以外に何もなさそうなので、分岐点へ戻り登山道を歩き出す。
最初は少し登り、後はしばらく平らな道になり、最後にまた登りになる。
そして、尾根に到着「尻無」と言う場所らしい。
尻無

同じような傾斜の道をさらに登っていく、ペースが全くあがらない
70歳位の年配の人、中年の女性、綺麗なおねえさん、と相次いで
追い越される。(普段は、こんなに追い越されないのに・・・)
変な汗は出るし、今日は全く駄目みたい。途中で引き返えそうかと
考え始めていた。

この先ヤセ尾根注意の看板の場所へ到着する。
少し休んだら、ラクになったので、さらに先を目指す事にした。
看板

だんだん険しくなり、梯子や階段が増えてくる、危険な場所は工事現場の
足場のような板が渡してあった。確かに危険な場所ではあったが、気を抜かず
慎重に歩けば特に問題は無く、階段などもしっかり固定されていた。
階段

この危険地帯?の真ん中ら辺が小地獄と思われる。
橋になっている

このエリアを抜けると、後はまた同じような傾斜の展望の無い樹林帯を
歩いて、ようやく避難小屋の分岐に到着する。体調は悪いが、駒石
方面へ歩き出す。
すぐに展望が開け駒石と空木岳山頂が見えてきた。
右は駒石、左は山頂

頂上が見えると急にやる気が出るものだが、今回も同じだった。
(この寸前まで引き返す事を考えていた)

進まぬ足取りで休み休み歩く、よく見るとコースタイムよりゼンゼン遅いペースだった。
駒石の脇を通り、さらにペースダウンしながら徐々に登って、駒峰ヒュッテの脇を通り
最後はヘロヘロを通り越してフラフラな状態で山頂に到着する。
空木岳山頂

非常に苦しかった。原因はやはり寝不足!
山頂で休んでいたら、途中追い越された中年の女性から梅干をいただいた。

梅雨時としては、まあまあの天気で、南アルプスの山並みが見えた。
反対側は御嶽山は全く見えなかったが、一時雲の切れ間から乗鞍岳なども見えた。
木曽駒ヶ岳はバッチリ見えていた。

帰りは元来た道を戻る。駒峰ヒュッテは閉まっていた。
駒峰ヒュッテ

頂上では何も食べる気がしなかったが、少し下ると元気になり駒石の脇で
かなり早い昼飯にした。
駒石

だんだんと展望が無くなり普通の登山道となる
一部を除いて全体的に大変歩きやすく、よく整備されている印象でした
登りで苦労した場所も難なくクリアして、登山口まで戻る。
(帰りのレポが短すぎですみません)

「こまくさの湯」は、いつも混んでるので「こぶしの湯」に入って帰る。

コースとタイム

池山登山口 5:10
池山小屋分岐 6:10
小地獄 7:25
避難小屋分岐 8:40
駒石 9:05
空木岳 9:45(15分休憩)
駒石 10:20(10分休憩)
避難小屋分岐 10:45
小地獄 11:35
池山小屋分岐 12:20
池山登山口 13:00

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