立山 3015m 2006年8月3日
剱岳 2999m 2006年8月4日

7月後半に予定していたが大雨の影響で2週間ほど延期する
運良くムーンライト信州の切符が取れたので電車で行く事にした。

朝5時過ぎに信濃大町へ着くと、駅前でタクシーの運チャンたちが仕切って
行き先別に相乗り相手を探していたが、今日は平日なのでアルペンルートの
始発が遅いのが判っていたので、慌てず路線バスで行く事にする。
おかげで約1時間半くらい駅前で暇をつぶす事になった。
扇沢に着くと案の定、まだトローリーバスの運転はしておらずタクシーで
駅から来た人と同じ始発に乗る事になった。

トローリーバスに乗り、その後黒部ダムを歩く。かなり寒かった。
朝から放水していた

そして、すし詰めのケーブルカー・ロープウエーを乗り継いで大観峰に着く
途中の乗り継ぎで待たされるので、かなり時間が掛かる。
ロープウエーを降りたところ

最後にまたトローリーバス乗って、ようやく室堂へ到着、それでも予定より早く
9時過ぎに到着する。観光客・山登りの人・学校登山と思われしき中学生の集団
などなど、すごい人だらけだったので速攻で出発しようと思ったが、水を汲むのに
順番待ちでかなり時間が掛かってしまった。
人がいっぱいでした

一ノ越へ向かって歩き始める。コンクリートで固められたデコボコの道をダラダラと
登っていく。すぐに室堂山荘があったが中に入るのに有料だったので入らなかった。
室堂山荘、古い山小屋だとか・・・

再びコンクリートの道をダラダラと登る、意外に単調なので飽きてきた頃に一ノ越へ
到着する。そしてこれから登る急坂を見上げて、しばし休憩。
雄山に向かう急な登り

登り始めると、いきなり渋滞気味 良くみると前にものすごく遅いおじさんが歩いて
いた。雄山までは普段山登りをしない人も大勢登るようなので仕方ない
そのおじさんを追い抜いてからは快調に登って雄山へ到着。
山頂は雄山神社のある所

せっかく来たので、お祓いをしてもらう

ここからは縦走路が始まる。すぐに大汝山へ、
ここが立山の最高地点。

直下には大汝休憩所があり、腹が減ったのでうどんを食べた。
富士ノ折立もさほど歩かずに到着する。ここから急な下りとなる。
降り切ると歩き易い道が別山の近くまで続く。
真砂岳から別山方面

別山へは登らず、巻き道を通りコルへ出ると剱岳と剱沢がドーン!と見えた


剱沢へ下り、テントを張る。
今年は大雪の影響で剣山荘が営業していないため、剱沢小屋が大変混雑して
いるようだ。夕方4時5時になっても別山方面へ登る人が絶えないため聞いてみると
剱沢小屋がいっぱいで予約をしていないと宿泊を断っているようだった。

夜行列車で熟睡出来なかったので夜7時に寝てしまった。
翌朝3時半起床、ダラダラと支度をして5時過ぎに出発する。剱沢から剣山荘までは
雪渓が残っていて4回ほど雪渓を横切る。剣山荘は素通りして登り始めると、最初から
急坂でした。そして一服剱で一休みここまでは順調!

一旦下ってまた登り始める。浮石が多く大岩周辺まで来るとかなり緊張する
そして前剱へ、ここまでも順調!
前剱山頂と剱岳

ここからクサリ場が次々と現れる。特に平蔵の頭の登りと下りは意外に緊張しました。
そしてカニのタテバイへ到着する。約20人ほどが順番待ちをしていた。そして自分の
前は10人ほどの団体さんでした。前後に人がいたのであまり恐怖感は無かった。
カニのタテバイ

タテバイが終わると10分も登らずに山頂へ到着する。念願の剱岳へやっと着いた
結構感激した。
山頂の祠

約45分間休憩する。周辺にある北アルプスの山々はもちろん、御嶽山や富士山
白山まで見えて大展望!すばらしかった。
白馬岳方面の眺め

下山を開始する。カニのヨコバイまで着くと、タテバイで前にいた団体さんの後へ
また付いてしまった。ここでも結構待たされる。
渋滞したままヨコバイに突入!不安定なクサリ場の途中で何度も待たされた。
そして一番怖いヨコバイの曲がり角の所でも前が進まないので少しの時間クサリを
握ったまま固まっていた。
直前にいたのが団体さんのガイドさんだった。そのガイドさんに、足を引っ掛ける
場所を教えてもらったので安心でした。(ガイドさんありがとう!)

ヨコバイ通過後は上から見ると垂直のハシゴ!これを降りるとまたクサリ!そしてトイレ
何だか良く判らないけど一番怖い部分は通過したようだ。
ここからも気の抜けない場所が沢山あった。平蔵の頭を過ぎると下り専用路に入る
比較的歩きやすかった。

最後まで気を抜かず剣山荘まで戻ると工事が始まっていた。
工事中の剣山荘

そしてヘロヘロになりながら剱沢まで戻る。張りっぱなしのテントで昼食にする
やっと戻ってきた。

かなり疲れていたが意を決して、テントをたたみ支度をして別山乗越まで登る
剱御前小舎まで着いた時にはフラフラでした。怪我をしてもしょうがないので
雷鳥沢までのんびり下る。直射日光をモロに食らってとても暑かった。それに
日焼けがすごい。

雷鳥沢に着くと速攻でテントを張って、野営管理所で受付をしたあと雷鳥沢ヒュッテに
行って温泉に入る。いやぁ〜最高!
入浴後、ビールを買ってテントに戻る。ビール飲みながら日没まで立山を眺めていた。
雷鳥沢テント場から、立山

翌日は遅めに起きて地獄谷経由でのんびり室堂で戻る。土曜日なので次々と人が
到着していた。始発のトーリーバスに乗ってアルペンルートを戻る。
すれ違う乗り物は、どれも沢山人が乗っていた。
最後はトローリーバスで扇沢へ

扇沢に着くとかなり暑かった。路線バスに乗り信濃大町へ
扇沢ターミナル

普通列車で松本へ出て、スーパーあずさで帰る。
3日間とも天気が良く(良すぎてすごい日焼け)最高でした。

コースとタイム

8月3日
室堂 9:35
一ノ越 10:20(15分休憩)
雄山 11:20(25分休憩)
大汝山 12:00(30分休憩)
富士ノ折立 12:40(10分休憩)
真砂岳 13:20(10分休憩)
剱沢 15:00
8月4日
剱沢 5:15
剣山荘 5:40
前剱 6:40(15分休憩)
剱岳 8:15(45分休憩)
前剱 10:15(10分休憩)
剣山荘 11:20
剱沢 11:50(1時間20分休憩)
別山乗越 13:55(10分休憩)
雷鳥平 15:10
8月5日
雷鳥平 6:35
室堂 7:10

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