白馬岳 2932m 2007年7月27日

悪天のため1週間延期して運良くムーンライト信州の切符が取れたので
電車で行く事にする。グリーン車に乗る、これだけは毎年贅沢をしています。。。
新宿駅出発前

終点の白馬駅を降りて、猿倉行きのバスに乗る。金曜日の朝でしたが
バス1台に定員の9割ほどが乗る。予想していたより少し人が少なく感じた。
そして、猿倉へ到着。
猿倉荘

ここで、事前に書いておいた登山計画書を提出する。
この地域の場合、ここより登山者カードをダウンロード出来るので便利
事前に書いておいた方が、当日書くよりラクですよ

そして歩き始める。半分以上は車も通れる砂利道、直射日光が当たって
とても暑かった。天気が良いので山が良く見えた。
期待大!

車道から登山道に入って、さらに登ると白馬尻の小屋に到着する。
大雪渓からの冷気がとても冷たく気持ち良かった。
白馬尻

さらに登る事15分ほど、大雪渓の取り付き部分へ到着する。
6本爪アイゼンを装着して出発!
大雪渓の始まり

歩幅は合わないが踏み跡を忠実にたどって登っていく
雪の上だが日光が当たると暑い。しかし、ガスって風が多少でもあると涼しくて
気持ち良かった。振り返ると長い列が出来ていた。
これは、かなり上のほう

大雪渓の最上部になると、上方左側の斜面から5分おき位にゴロゴロと音を立てて
落石が有った。落石が有る度に、みんな足を止めて固まっていた。
落石は歩いてる列に達する事は無かったが、結構恐ろしい光景だった。
落石しているところ

大雪渓は最上部になると、傾斜がきつく大変だった。最後は大汗でした。
そして一休み、登っている人の長い列をしばらく眺めてました。
大雪渓を見下ろす

花が沢山咲いていた。結構急登なのでゆっくり登るが、大雪渓で体力を
使っているので、かなりヘロヘロで花を見ている余裕が出ない。
なんか体力が落ちているような気がする(ヤバイです)

そしてはるか彼方に白馬岳頂上宿舎が見えてきた。
小屋が見えた、まだまだ遠い

急な登りでゼンゼン足が進まない。結構辛い。
そして若者に追い越される。
だいぶ近付いてきた

見えてるのに、なかなか着かない。結構辛かった。
そしてようやく白馬岳頂上宿舎に到着する。
やっと着いた

天場に移動し、テント受付を済ましてから、とりあえずビールを一本飲む。
最高に美味かった。そして、テント設営。しばし休憩にする。

テント内でボケボケしていたら眠くなってしまったので、寝てしまう前に山頂へ
お散歩に出掛ける。
白馬山荘に向かって登っていく。
デカイ山小屋でした。

白馬山荘を素通りして登って行く。
そして白馬岳山頂へ到着する。
山頂、人だらけ

天候には大変恵まれて、五竜・鹿島槍、剱・立山、そして良く見ると
加賀の白山まで見えた。
残念ながら雲が多少あり槍ヶ岳は見えなかったが、黒四ダムから奥に
そびえる山々は確認できた。
剱・立山

白馬岳頂上宿舎の裏にあるテント場へ戻る。
この天場、窪地にあって展望はあまり無いのだが、周りの斜面にシナノキンバイが
沢山咲いていて綺麗だった。
日没までのんびり過ごして寝る。
天場



強風で目が覚める。夜中の1時でした。


さらに強風で目が覚める。2時でした。


そして、目覚ましで目が覚める3時半でした。

かなりの強風!
テント内で軽く食事をして、覚悟を決めてテントを出る。

テントが飛ばされないように、大きい岩をテント内に置いて
風に揺られるテントを目の前に、どの手順で撤収するか、しばし考える。
スピード勝負のようだ。

少々強引でしたが、どうにか撤収を完了して出発準備OK!
周りの人も苦労していたようだった。
朝日が当たる杓子岳と白馬鑓ヶ岳

そして、昨日も登った白馬岳山頂へ登る。
昨日より天候が悪く強風の曇り空、それでも結構人が居たが運良く
無人の山頂を写真に収める事が出来た。
再度山頂

強風なので早々に出発する。昨日登っておいて良かったです。
ここからは穏やかな稜線歩き、強風さえなければ、どんなに楽しい事か・・・
かろうじて見える小蓮華山

三国境までは下り坂、穏やかに登り返すと小蓮華山に到着する。
山頂は崩落が激しいので立ち入り禁止になっていた。
寂しい山頂

そして、これから目指す白馬大池が見えてきた。
結構大きい池のようだ
遠くに池が見える

ここから先で、白馬大池山荘に宿泊したと思われる人と沢山すれ違った。
道脇には沢山の花が咲いて面白かった。
そして、昨日歩いた大雪渓が良く見えた、今日は土曜日なので大勢の人が
大雪渓を登っている列がはっきりと見えた。
遠くから大雪渓を眺める

歩きやすい登山道を下って、白馬大池に到着する。
朝8時前だと言うのにビールを買って飲んでしまった。
白馬大池と山荘

大きい岩がゴロゴロした道を登ると乗鞍岳で、広い山頂だった。
乗鞍岳山頂

ここから栂池までは下りのみ、
ただ、距離の割りにコースタイムがやけに長いのが気になっていた
小さな雪渓を越えて、大きい岩がゴロゴロの登山道でとても歩き難い
それに標高が下がると、だんだん気温が高くなるのが判った。

長い長い下り坂を降りると栂池自然園の入り口に到着する。
やっと終点になる。


ゴンドラで栂池高原まで降りる。
ゴンドラ乗り場のすぐ目の前にある栂の湯に入る。

長野行きのバスに乗り、長野駅から新幹線「あさま」に乗って帰る。

コースとタイム

7月27日
猿倉 6:30
白馬尻 7:20(15分休憩)
葱平 9:40(10分休憩)
白馬岳頂上宿舎 11:35(2時間5分休憩)
白馬山荘 13:55
白馬岳 14:10(15分休憩)
白馬山荘 14:35(5分休憩)
白馬岳頂上宿舎 14:55
7月28日
白馬岳頂上宿舎 5:00
白馬山荘 5:15
白馬岳 5:30(5分休憩)
三国境 5:55(10分休憩)
小蓮華山 6:35
白馬大池山荘 7:40(30分休憩)
栂池 9:55

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