利尻岳 1719m 2009年6月20日

羽田空港から利尻への直行便はないので、千歳乗継で利尻島へ渡る事にした。
少々遅れて午後1時ちょうどに利尻空港へ到着する。
利尻空港、雲が少々

今日は特に何も予定が無いので、お宿マルゼンにチェックインしたあとは
ヘシ岬へ行ってみる。
へシ岬
頂上へ登るとこんな感じ

天気が良かったので利尻富士温泉まで歩いて風呂に入る。
こんな感じで初日はのんびりでございます。
何だか良い天気でございます



翌朝は午前3時台に宿で弁当を受け取り車で登山口の北麓野営場まで送ってもらう
おかげでかなり早い時間から登り始める事が出来た。

すぐに甘露泉水に到着して水を1リッター汲む、冷たくて最高に美味かった。
まだ薄暗いので写真は帰りに撮る。

すぐにポン山との分岐があるので利尻岳方面へ進む。
富士山型の山なので最初は傾斜が緩い道を登って行く!

周りの木がダケカンバに変ると、だんだん傾斜が増してくる。
そして6合目あたりから本格的に登るような感じになる。
ダケカンバの中に登山道

今のところ雨は降っていないが曇りで礼文島や北海道本土などはハッキリ
見えている。なんとかこのままの天気であってほしいと願いつつ・・
海を隔てて礼文島が見える

長官山に到着すると利尻岳の山頂がようやく望めるようになる。
長官山から利尻岳山頂が見える

ここから少し登って一旦下ると避難小屋に到着する。
中に入ってみると一人無愛想なおじさんがいた。挨拶をしたが返事が無く
気持ち悪いのですぐに小屋を出てしまった。
避難小屋

そして、雨が降り始めてしまった。
カッパを着て登る。
エゾハクサンイチゲと思われる花が沢山咲いていた。本州で良く見るハクサンイチゲと
同じ花の形をしているが、茎が太いなど明らかに違いが判る。
エゾハクサンイチゲ?

登るに従って溶岩が砕けたザクザクの道になり傾斜がかなり強いので
踏ん張りが利かずかなり苦労する。
登り切ると「おっ!山頂だ!」っとなる。
突然山頂が現る

小雨ながら視界は良く、ここでも礼文島や北海道本土も良く見えた。
それに、ぐるり1周海岸線が見わたせて改めて「利尻島がそのまま利尻岳」
である事が判る。
山頂に到着

風は強くすぐに体が冷えてしまった。鼻水も出てきたので下山を開始する。

登ってくる人が沢山いた。
団体さんが休憩していたのだが大勢で道を塞いでいて歩きにくい、そして
立小便をしているオッサンもいる。なんてマナーの悪い人々なのだろうか!

長官山まで戻り振り返ると山頂は雲の中に入っていた。
やはり早起きは得するようだ

後はひたすら下山、甘露泉水で再び水を汲み登山口の北麓野営場へ戻る。
甘露泉水

タクシーが来る気配もないし時間的に余裕があるので、そのまま利尻富士温泉まで
歩き風呂に入る。風呂上りのビールが最高でした。

雨が少し強く降り出したので移動手段で悩んだが、運良く1日3本しかないバスの1本が
10分後に来る事がわかり、それに乗る事にする。150円で鴛泊のフェリーターミナルへ
移動する。
フェリーターミナル

14:55発 稚内行きのフェリーに乗船する。
きれいな船でしたよ

そして利尻島をあとにする。
船尾で撮影

山頂で出会った兄ちゃんとフェリー内で山談義、稚内まで2時間の船旅ですが
退屈する事無く楽しい時間がすごせました。



ここから先は山登りの話から脱線します

翌朝、稚内駅前のホテルをチェックアウト、バスターミナルで定期観光バスの乗車券を購入する。
出発まで時間が有るので日本最北端の駅である稚内駅に入場券を買って入ってみる。
日本最北端の駅

最南端の駅である西大山駅も行ったので、これで南北両方行った事になる。
終着点ですね

バスに乗り稚内公園やノシャップ岬を回る。

宗谷方面へ移動し宗谷丘陵を通り宗谷岬へ
宗谷岬、最北端の地

稚内空港でバスを途中下車して、羽田行きの飛行機で帰る。

コースとタイム

北麓野営場 4:00
ポン山分岐 4:10
8合目長官山 6:20(10分休憩)
利尻岳 8:05(15分休憩)
8合目長官山 9:20(10分休憩)
ポン山分岐 11:00
北麓野営場 11:10

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