羅臼岳 1661m 2009年9月5日

女満別空港でレンタカーを借りてウトロへ着いたのが、ちょうど昼の12時
今日は天気が良いようなのだが、この時間から登るわけにもいかないので
知床五湖へ行ったり羅臼へ行ったりして知床観光をすることにした。
知床五胡付近で撮影

ウトロの宿に宿泊、夜中に雷が1回だけ鳴り雨が降りはめたのが判った
そして朝起きたら、その雨は降り続いていた。
とりあえずコンビニで朝飯と昼飯を買い込んで岩尾別の登山口まで移動する。

ホテル地の涯に駐車場があるが、宿泊者以外は砂利の駐車スペースに
停めなければいけないらしい、空いているか心配だったが数台分のスペースが
空いてました。
しばらく車の中で朝飯食べながら様子を見ていましたが、相変わらず雨が
降り続いて止みそうに無かったのでカッパを着て歩き始める事にした。
ホテル地の涯

ホテルのすぐ裏に木下小屋があり、登山届けに書き込む。どうやら先行者は
無いようで本日自分が一番乗りのようだ。
木下小屋

歩き始めるとすぐにジグザグに登り始める。カッパも着ているし先も長いので
最初は超スローペースで歩く、とても歩き易い登山道だった。

ジグザグの道が終わると尾根上に出て傾斜も弱まりオホーツク展望台へ
到着する。相変わらず雨が降っている。


ヒグマ多発区間があるが、それ以外どこにでもヒグマは出るらしく歩き始め
からビクビクしていた。それに何箇所かケモノ臭がする場所がありかなり緊張した。

緩やかな道をどんどん歩いて登っていく、雨で視界も悪く黙々と歩くのみ
周りの木を見るとダケカンバの葉は緑色だったがナナカマドは葉が落ち始めて
いる木が多かった。今年は紅葉しないのだろうか?
ナナカマド

極楽平を過ぎてひと登りすると視界が開けて目の前にやや急な登山道と
僅かに残った雪渓が見えた。そこを登り雪渓を上がると間もなく羅臼平に
到着する。相変わらず雨で更にガスも出て数メーター先しか見えない状態
でも良く見るとテントがひとつ張ってあり、さらに人がいた。
前日から硫黄山経由で縦走してきたと言ってました。
羅臼平に到着、雨

羅臼平で少しだけ休憩して山頂へ向かった。
歩き出してすぐハイマツの影からエゾシマリスが出てきた。そのごも何匹か
目の前を横切って行った。

頂上に近づくと傾斜はかなり急になり、岩も大きくなる。
そして頂上に着いた。かなり狭い頂上でガスで良く判らないが
周りが切れ落ちてるようだ。羅臼側から強風が吹きつけガスで何も見えず
寒いので写真を撮って早々に引き上げる。
羅臼岳山頂、何も見えず

相変わらずガスっているが雨は止んだようで少し明るくなってきた
そして羅臼平に付く頃にはガスも晴れてきて隣の三ツ峰が見えるようになってきた。
そして東の方を見ると雲の合間から国後島の一部も見えるようになってきた。
オホーツク海側はさらに雲が少ないようだ。
羅臼平へ下山中に向かいに見える三ツ峰

このまま天気が良くなるようであれば、もう一度登り返そうかとも思ったが
どうやら一番標高の高い羅臼岳だけは雲が取れないようだった。
羅臼平へ戻ってきた(後に写ってるのはフードロッカー)

諦めて岩尾別方面へ下山する。
雪渓を慎重にクリアして降りていくと登ってくる人に頻繁にすれ違うように
なってきた。(それでも全部で15人位しかいませんでしたが)

極楽平が見下ろせる所まで降りると天気はすっかり回復したようで知床五湖や
ダケカンバの森がきれいに見えるようになっていた。
しかし、羅臼岳だけは雲が取れないらしく山頂部は見えなかった。
極楽平の原生林

木下小屋のある登山口まで戻り、ホテル地の涯前の空き地に停めておいた
レンタカーで次の目的地である清里町へ移動する。
結局ヒグマには出会いませんでした。

コースとタイム

木下小屋 6:20
オホーツク展望台 6:55
弥三吉水 7:35
銀令水 8:20
羅臼平 9:00
羅臼岳 9:50
羅臼平 10:35(10分休憩)
銀令水 11:25
弥三吉水 12:00
オホーツク展望台 12:30
木下小屋 12:55

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