北穂高岳 3106m 涸沢岳 3103m 奥穂高岳 3190m 2017年7月20〜22日

久しぶりの北アルプス、足慣らしで前週に日光男体山へ登り準備万端で挑みました。

自宅を早朝に出発し沢渡のバスターミナルへ着いたのが8:50、ちょうどバスが出発して
行くのが見えました。準備をして自動販売機で切符を買うと案内のお姉さんが出てきて
次のバスは9:10との事。

定刻でバスは出発し約30分ほどで上高地に到着する。
登山届けを提出し出発する。
平日のせいか河童橋周辺は空いていて比較的静かでした。
河童橋から目指す穂高岳

明神 徳沢 と順調に通過し横尾で昼食のため少し休憩。
横尾大橋をわたって涸沢方面へ、しばらくは平坦な道が続きます、きれいに砂利が
敷いてありめちゃくちゃ歩きやすい、だんだん登山道らしくなってくると本谷橋に
到着する。
本谷橋

ジグザグな道を経て登ってゆくと担いでるテントの重みで辛くなってきました。

横尾本谷は残雪たっぷりでかなり厳しそうな感じ。
横尾本谷、残雪いっぱい

涸沢ヒュッテ手前に大きな雪渓がありそこを直登、雪は腐っていたのでアイゼン無しでも
問題なく登れました。そして分岐に到着、テン場に直行するため右へ行きナナカマドの
間を抜けると今日のゴールである涸沢のテント場へ到着する。
涸沢の手前で残雪現る

雪が多くテント場の半分以上が雪に覆われていました。雪が解けた岩の上か
平らな雪の上か迷いましたが、設営が楽そうだったので雪の上にテントを設営
その代わりコンパネ借りてテントの下に敷くようにしました。
テン場は残雪たっぷり

テントの設置も終わったので涸沢ヒュッテで生ビール飲んでいたら
地元安曇の中学生の音楽会が始まった。


音楽会が終わったら今度はNHKが何やら機材の設置を始めた。

テントに戻り夕飯食べて横になっていたら、いつの間にか寝ていました。
夜中、寒くて目覚める。やっぱり雪の上は寒い。

寝たような寝れなかったような感じで朝になる。
準備をしてヘルメットをかぶって出発、テン場から涸沢小屋の手前まで雪渓歩き。
そこから北穂高岳に向けて直進する、なかなかの斜度でどんどん高度が上がります。
いきなり雪渓歩きからスタート
急な岩場をどんどん登る

ふと見ると先ほどまで雲がかかっていた奥穂高岳などが見えるようになっていた。
クサリ場が2箇所現れ、その次はハシゴがありました。
雲が切れてきた
クサリ場
ハシゴ

標高があがり息が切れてきたころテント場に到着、見上げると稜線の分岐と北穂高小屋が
目の前に見える。稜線の道に入り少しだけ雪の上を歩いてひと登りすると北穂高岳の
山頂に到着。
北穂の山頂が見えて
稜線へ

すばらしい景色で北アルプスが一望できました。
階段を下りるとすぐ北穂高小屋へ。
北穂高岳
槍の方向
笠ヶ岳
奥穂高岳の方向
常念岳 朝なので逆光

休憩ののち靴の紐を締め直して出発する。
涸沢への分岐を通過しだんだん道が険しくなってくる、前半は下りがほとんど
三点支持を自分に言い聞かせ慎重に岩場を通過する、周りの景色はほとんど目に入らず。

最低のコルで一休み、ここまで7人ほどとすれ違いましたがタイミング良く
比較的広い場所でのすれ違いがほとんどでした。
最低のコル、ここまで写真を撮る余裕が無かった

見上げると険しそうな岩稜帯とハシゴ、そして長いクサリが見えます。
あまり深いことは考えずに出発する。

ハシゴ・クサリ場を慎重に登る、ものすごく大変だったのだが何故かあまり記憶が無い。
でも一箇所だけオーバーハングした所に打ち込んであるピンやボルトを頼りに
登る箇所だけは鮮明に覚えている、かなり怖かった。

息を切らしながら休み休み登るとクサリが終わり涸沢岳の山頂エリアにひょっこりと
到着する、無事難所を通過したことになる。
いきなり涸沢岳

涸沢岳山頂で休憩、まだあまり雲は沸いておらず奥穂高岳も良く見えました。
穂高岳山荘と奥穂高岳

今までの道と変わって歩きやすい道で穂高岳山荘へ移動。

ビール飲みたいがぐっと我慢して今回の最終目的地の奥穂高岳へ出発、
ここまでで体力を使い果たしヘロヘロになりながら山頂へ到着する。
奥穂高岳山頂、雲がわいてきました

かなり雲が沸いてしまい上高地方向は見えなかった。
人は少なく静かな山頂を満喫!

吊尾根方面から一人登ってくる人が見えた。
山頂近くで休んでいたらその人が到着、なんと昔一緒に歩いたことがある知り合いでした。
こんな所で会うとはビックリ!

しばしお話したあと穂高岳山荘へ戻る、小屋でビール飲んで昼食のラーメンを食べた。


ザイテングラードを下り涸沢を目指す、今までの道と比べれば歩きやすいが
気を抜かず慎重に歩く、ザイテングラードが終わってから涸沢小屋までかなりの
雪が残っていて半分は雪渓歩きでした。
涸沢を目指す

テントに戻り荷物とヘルメットを置いて速攻で涸沢ヒュッテへ、
生ビールが最高でした。
NHK BSの「にっぽんトレッキング100」のリハーサルやってました。

18時くらいに夕食を食べてテントの中で横になっていたら寝てしまいました。
疲れのせいか良く寝れて朝になる。

朝食を済ませてテントを撤収、涸沢をあとにする。
テント場は半分雪です

涼しいうちに上高地へ戻ってしまおうと、どんどん歩いて横尾・徳沢・明神と通過。
バスターミナルに着いたら、ちょうどバスの改札が始まるところだった。

沢渡のペンションで風呂に入り帰る。

コースとタイム

7月20日
上高地 9:50
明神 10:30(5分休憩)
徳沢 11:10
横尾 12:00(15分休憩)
本谷橋 13:05(5分休憩)
涸沢 14:35
7月21日
涸沢 5:20
北穂高岳 7:20(25分休憩)
涸沢岳 9:45(10分休憩)
穂高岳山荘 10:05(10分休憩)
奥穂高岳 10:50(25分休憩)
穂高岳山荘 11:45(30分休憩)
涸沢 13:40
7月22日
涸沢 5:50
本谷橋 6:50(5分休憩)
横尾 7:40
徳沢 8:25
明神 9:05
上高地 9:50

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