北岳 3193m 2008年7月19日
間ノ岳
 3189m 2008年7月20日

日本で2番目に高い山と4番目に高い山に挑戦する。

前夜0時過ぎ、芦安のバス停に一番近い駐車場へ到着する。
次々に車が入ってきて、すぐに満車になってしまった。
さすが海の日の3連休初日、人が多そうだ。朝まで仮眠する。

5:10の始発のバスに乗る。すごい人数でバス5台以上が満席でした。
約1時間バスに揺られて広河原に到着する。やっとスタート地点に着いた。
北沢峠行きのバスは長蛇の列でした。
広河原のバス乗り場

少し道路を歩いて橋を渡ると、ようやく登り始める。
目指す山が見える。天気も良いようだ。
北岳と大樺沢

広河原山荘の脇から登る。しばらくは展望も無い樹林帯を登っていく。
やっぱり人が多く所々で渋滞する。
川を2度渡りさらに登ると、だんだん辺りが開けて、大樺沢二俣手前で雪渓が始まる。
まもなく雪渓が始まる

雪渓の上をしばらく登るが、二俣を過ぎて傾斜が増すとだんだん歩きづらくなったので
6本爪アイゼンを装着してさらに登る、アイゼンを付けてない人も多かったのだが
みんな歩き辛そうだった。
まだ始まったばかり

アイゼンを付けているおかげで歩きやすいのだが、急斜面の直登でキツイ!
必死に登るがゼンゼン進まず、休み休み・・・
振り返ってみるが、まだ半分も登っていないようだ

登り切った稜線からの素晴らしい景色を想像し、それを励みに必死で登るがゼンゼン進んでない・・・
右を見ると北岳バットレス

立ち止まって休む回数も増えてヘロヘロ
一歩一歩ゆっくり登ると、雪渓の終わりが見えてきた。
もう少し

そして雪渓が終わりアイゼンを外す。
今まで歩いてきた雪渓を見ると、かなりの高度差を登ったようだ。
やっと終わった

一休みのあと出発する。
雪渓も終わったので、すぐに稜線に出るのかと思ったら大間違い
さらに急斜面をジグザグに登っていく、そして階段と梯子を足して二で割ったような
物が次々に現れ、それを登っていく。


ようやく八本歯ノコルに到着すると、思わず「お〜すげぇ〜!」
間ノ岳がきれいに見える

ここからも急な登りは続く・・・長い階段があり
でも、今までと違って展望がある。
長い階段

北岳山荘への近道分岐を過ぎて更に登ると、だんだん花が多くなってきた
ただ、足が進まない。えらく体力が落ちたことを実感した。。。
う〜ん、きれいですねぇ〜

稜線に分岐に到着。
今まで担いできた重たい荷物を、ここでデポする
身軽になったところで頂上へ向けて歩き出す。
ひと登りすると、やっと頂上が見えてきた。今までとっても苦しかったのに
急に元気になり軽やかに・・・
頂上が見えてきた

そして到着。
北岳山頂、日本で2番目に高い場所

仙丈・甲斐駒、鳳凰三山そして富士山まで・・・とにかく素晴らしい
仙丈ヶ岳
甲斐駒ヶ岳

景色を楽しんだので降りる。今度はじっくり花を見ながら
あとで小屋の人に聞いたのだが、今年は花が多いらしい
花です

分岐まで戻り、置き去りの荷物を回収
そして北岳山荘へ向かって稜線を下っていく。ワタシの大好きな稜線歩きです
うひょひょ〜

北岳山荘へ到着。
まだ時間が早いのでテント張る場所が沢山残ってた。
ちょうど良い場所を見付けてテント設営、山荘へ受付に行くと「今日は布団ひとつに3人」と
書いてあった。辛かったがテントを担いできて良かったと思った。
テント張って・・・夏山って感じですね!

余力があったら今日中に間ノ岳へ往復して来ようかと思っていたが

もう歩けない!

そんなわけで
飲んじゃいました

本日の予定終了!となりました。


日が暮れると共に猛烈な眠気が襲い・・・
気がついたら翌日3:30でした


日の出前だが、だいぶ明るくなりライト無しでも道が見えるようになったので
間ノ岳へ向けて出発する。農鳥や塩見方面へ縦走する人たちでしょうか
すでに何人か中白根山へ向かって歩き始めていた。

そして、中白根山へ到着する前に日の出となりました。
日の出、北岳と眺める人

ひと登りすると中白根山へ到着する。
朝日が当たる中白根山山頂

東を見ると富士山が・・・


残る標高差は130mほど、あと少しで間ノ岳へ
今日も天気よさそうだ

そして山頂へ到着する
日本で4番目に高い場所

少しガスがあるが今まで見えなかった塩見岳や、その先の山々まで見ることが出来た。
もう少し山頂でゆっくりするつもりだったが、トイレに行きたくなり約10分の滞在で戻ることに
けっこうダッシュで北岳山荘へ戻る。

テント撤収。周りのテントもほとんど無くなっていた。
ちょっと雲が増えてきたかな

名残惜しいが八本歯ノコルへ向けて歩き始める。
荷物が重くスローペースで登ると途中からトラバース道になる
残雪があると危険かも

この道も花だらけでした
そして分岐に戻る。
戻ってきました。

ここからは下りのみ
八本歯ノコルを過ぎて更に下っていく、登りで喘ぎながら歩いたところも
重力に逆らわずドンドン下る。
「こんな急坂だったんだ」なんて思いながら

雪渓の最上部へ到着、ここでアイゼンを付ける
登りはアイゼンの有無であまり時間差は無かったようだが、下りは大きな差がありました。
アイゼン無しの人を尻目にガンガン下る。
谷底めがけて一直線

雪渓終了。飛ばしすぎ、ちょっと膝が痛くなった。
雪の無いところへ到着

あとは、ひたすら下ること1時間半で広河原へ
戻ってきました

ちょうどバスが行ってしまった直後なので次のバスまで1時間半待ちました
芦安バス停にある温泉に入り帰る。

ちょうど梅雨明け直後で大変天気が良く素晴らしい山歩きでした。

コースとタイム

7月19日
広河原 6:40
大樺沢二俣 8:40
八本歯ノコル 11:00(10分休憩)
北岳 12:35(25分休憩)
北岳山荘 13:50
7月20日
北岳山荘 4:25
中白根山 4:50
間ノ岳 5:30(10分休憩)
中白根山 6:05
北岳山荘 6:25(1時間5分休憩)
八本歯ノコル 8:25
大樺沢二俣 9:25
広河原 11:00

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