火打山 2462m 2006年9月8日
妙高山 2454m 2006年9月9日

1日残っていた夏休みを取って金曜日に登る事に、
前夜、高速道路で妙高高原まで走ったが、所々雨が降り不安がよぎる
「登れば晴れるだろう」と、いい加減な予測のもと笹ヶ峰の駐車場へ到着
雨は止まない・・・朝まで仮眠する。

起きると雨は止んでいて晴れ間ものぞいていた。
コースタイムを考えると、そんなに慌てて行く必要もないので、のんびり準備を
して6:30に出発する。支度をしている最中に3人ほど登っていった。
あとを追うように歩き始める。
届けを書いて出発する

今回はテント泊、水事情があまり良くないようなので3Lの水と500mlのポカリと
お茶の合計4Lを担ぐ。1泊のわりに重たい荷物となってしまった。

黒沢の橋までは穏やかに登っていく。ほとんどが木道で歩き易い。それでも
標高差250mくらい登るので橋に着いた時は結構汗をかいていた。
黒沢の橋

ここから道は狭くなり傾斜が増してくる。そして「十二曲り」と言われるジグザグの
道になる。荷物が重くペースが上がらない。
数えたら12回曲がりました。十二曲りを登り切ると先に出発していた3人が休憩中
でした。単独の年配の方、同じく年配のご夫婦でした。

しばし休憩の後、出発する。十二曲りを超えれば急坂はお終いかと思っていたが
富士見平までは急登がありました。前を歩く年配のご夫婦に追い付かない、っと言う
より徐々に離されてしまった。やはり荷物が重い・・・

富士見平に着いたときに、そのご夫婦から冷たいブドウをいただいた。美味かった
左に曲がり高谷池方面へ、10分ほど歩くと高谷池ヒュッテが見えてくる。
すぐに着くかと思ったが、小さなアップダウンがあり意外と時間が掛かった。

そして高谷池ヒュッテに到着する。受付をしたあとテントを設営、前日の雨で
ぬかるんでいたが、一番高い場所は大丈夫そうだったので、その場所へテントを
建てる。
テン場から見た高谷池ヒュッテ

軽く食事をしたあと火打山に向けて出発する。高谷池の脇を通りひと登りすると
岩がゴロゴロした庭園風の場所に出る。
その先に火打山

さらに先へ行くと天狗ノ庭に出る。まだ花も残っていてきれいでした。
山頂から降りてきた人が「佐渡島まで見えたよ」って言っていた。
天狗ノ庭

小さな湿原の木道を通り突き当りから登り始める。尾根に出ると日本海側の
景色が見えるようになる。そしてもうひと登りすると雷鳥平に出る。
天気が良かったので雷鳥はいませんでした。
雷鳥平

この先は階段道、サブザックのみなので身が軽い。先程追い付かなかった
ご夫婦に簡単に追い付き、先に譲ってもらった。
やはり荷物の量でペースも変わる。。。

山頂に到着する。晴れてはいるがガスで西側の展望がなく残念だった。
日本海側は良く見えたが佐渡島は確認出来なかった。
火打山山頂

ガスが晴れると高谷池ヒュッテが見えて、自分のテントも確認できた。
しばらくのんびりして高谷池に戻る。道が歩きやすいので1時間もかからなかった。
高谷池ヒュッテ オレンジの物体は自分のテント

ビールを飲みながらヒュッテのあるじさんに色々話を聞いた。今日は2組しか予約が
入っていないようだ。それにテントは自分だけ・・・
夕方まで少し昼寝をして、そのあとはテントから景色を眺めてボーっとしていたら
蚊に刺された。気が着いたら自分の周りは蚊だらけだった。
夕食を食べたあとヒュッテに行ってみると、「ビデオ付けたから見ていけば」っと
言われて1時間ほどヒュッテでのんびりして、天気予報を見たあとテントへ戻る。
辺りは真っ暗になっていた。

テン場は自分ひとりだけ、ものすごく静かだ。聞こえるのは自分が動いたときに出る
「ガサガサ」と言う音と、たまに遥か上空を通る飛行機の音だけだった。

静か過ぎて良く眠れず朝になる。4:00に起きて5:30に出発する。
茶臼山まで緩やかに登って、そのまま下ると黒沢池ヒュッテに到着する。
面白い形の建物

大倉乗越まで登っていくと妙高山が目の前に見える。手前は窪地になっている。
朝日で逆光

急坂を下っていく。距離は短いが帰りに登り返す事を考えると気が重くなる。
そして外輪山の長〜いトラバース。川を渡ると分岐があり、そこから本格的な
登りになる。溝状の石がゴロゴロした急坂を登る。薄暗く展望はない。
ず〜っと登りっぱなしで辛い、稜線に出るとすぐに山頂へ出た。
妙高山山頂

山頂は広くて周りの山が良く見えた。
南峰にも行ってみた。
こんな感じだった

来た道を下る、意外と短く感じた。そして大倉乗越までの登り返しでヘロヘロに
何度も立ち止まり、かなり時間がかかった。

黒沢池ヒュッテに戻り置き去りだったザックを回収して早々に歩き始める。ひと登り
すると黒沢池が広がる。意外に面積が広くすばらしい景色でした。
黒沢池

湿原を歩き端まで行くと、「もうない」と思っていた登りがあり、しばらく歩くと富士見平に
到着する。土曜日なので沢山の人が休憩していた。

その後も沢山の人とすれ違った。急坂を下り黒沢の橋まで着くと数人の人が水浴び
していて気持ち良さそうだった。
木道を歩き駐車場まで戻る。到着直後に水を飲み干す、4L担ぎ上げた水分がちょうど
終わった。

苗名の湯に入り帰る。

辛いばっかりだった妙高山、のんびり楽しめた火打山、って感じでしょうか!

コースとタイム

9月8日
笹ヶ峰 6:30
黒沢 7:15(15分休憩)
富士見平 8:50(10分休憩)
高谷池ヒュッテ 9:35(55分休憩)
天狗ノ庭 10:45
火打山 11:45(30分休憩)
天狗ノ庭 13:00
高谷池ヒュッテ 13:10
9月9日
高谷池ヒュッテ 5:30
黒沢池ヒュッテ 6:15(10分休憩)
大倉乗越 6:40
妙高山 7:55(20分休憩)
大倉乗越 9:25
黒沢池ヒュッテ 9:40(10分休憩)
富士見平 10:20
黒沢 11:15
笹ヶ峰 11:55

戻る

HOMEへ