聖岳 3013m 2015年7月20・21日

海の日の三連休最終日、朝4時に自宅を出発する。
ガラガラの首都高や中央道を走り便ヶ島を目指す。

高速道路を運転しながら山の状況をチェック、
富士山は見えていたが北岳や間ノ岳の稜線は雲が掛っていた
甲斐駒ケ岳と塩見岳は山頂が見えた。
昨日まで雨だったので天気は回復傾向のようだが、夕立が心配なので
9時には歩き始めて14時位までに聖平へ着きたいと思っていた。

松川インターを降りて矢筈トンネルを通り遠山郷へ、上島トンネル
手前を右折して細い山道に入る。そこから約1時間、落石や倒木の
危険もあるので慎重に走りようやく便ヶ島に到着する。
目標の9時歩き始めは間に合わず9:15に到着、便ヶ島は遠かった。
登山口

準備をして出発する、ひと登りするとすぐにトンネルが現れる。
その先はむかし森林鉄道だった遊歩道を歩く、途中2箇所ほど大きく崩れた
場所があり谷に落ちないように慎重に通過する。
トンネル
崩れてる箇所

西沢渡に着くと対岸に下山してきた人がゴンドラに乗り込もうと
していたのでロープを引っ張るのをお手伝いしました。
川を見ると前日までの雨で大増水、橋も流されていました。
ゴンドラ

その方達に自分が渡る時は引っ張っていただき大変助かりました。
有難うございます!

川を渡って一休み、歩き始めるとすぐに廃屋がありました。
登山道は廃屋の周りを半周するようになっています。
薄気味悪い廃屋

廃屋の裏から再び登り始める、標高差1300mほどをひたすら登ります。
ずっと樹林帯で苔むした尾根道に付けられた急なジグザクの道を
展望も無いまま登り続けます。
展望はありません

ギンリョウソウ

全般的に歩きやすい道ですが、所々に片側が切れ落ちて緊張する場所や
倒木で道が塞がってそれを交わす所などがある。

あまりの急坂でヘロヘロになり何度も立ち止まって休む、
テントを担いできた事に若干後悔しながらとにかく登り続ける。

「この尾根道はいつまで続くのだろう?終わる気配が無いぞ!」
っと思い始めたときに薊畑に突如到着する。長い登りが終わりました!
突然視界が開けました

聖平小屋まで下りテントの受付をする、無料でいただける
フルーツポンチが美味かった。
ここを歩いて

聖平小屋

心配した夕立も無く、隣のテントの人とビール飲みながらお話したり
夕飯食べたりしているうちに日が暮れてしまった。
小屋直下に設営できました

3時に目が覚める、まだ真っ暗でキレイな星空。天の川が見えました。

朝飯を食べて夜露でベタベタなテントを撤収し出発する。
薊畑まで登りココで荷物を放置してサブザックのみになる、身が軽くなった。
テント場

小聖岳の直前までダケカンバなどの樹林帯で展望は無かった。
森林限界が高いです。
ダケカンバ

小聖岳と聖岳

小聖岳から先、前半は長野県側が切れ落ちた崖になっていて怖いです。
後半は急な登り。
右が長野県側

荷物は軽いのですが、やはりしんどいです。
どうにか山頂に到着、目の前に赤石岳!
今まで見えなかった南アルプスの山々が一望できました。
山頂に到着

もうひとつ

御嶽、乗鞍、北アルプスなど、天気がよいので後立山の方まで見えました。
お隣の赤石岳

奥聖岳まで往復する、赤石岳の陰に隠れて見えなかった悪沢岳が見えました。
奥聖岳より

前聖岳に戻って再び休憩、携帯に電源を入れたら圏内でした。
靴の紐を締め直して下山を開始する、便ヶ島まで標高差2000m以上!

薊畑で重〜い荷物を回収して展望の無い道をひたすら下る。
昨日は前日までの雨で滑りやすい所が多かったが、だいぶ乾いたようで
少し歩きやすい感じがした。でも足が疲れてガクガクでした。

西沢渡に着くと対岸にちょうど良くこれから渡る人がいてお手伝い、
折り返し自分が乗ったゴンドラを引っ張っていただきました。
有難うございます!行きも帰りもラッキーでした。
ゴンドラ

便ヶ島まで歩いて終了。
風呂に入って帰る

コースとタイム

7月20日
便ヶ島 9:25
西沢渡 10:05
苔平 12:45(5分休憩)
薊畑 14:00(5分休憩)
聖平小屋 14:20
7月21日
聖平小屋 4:50
薊畑 5:15
小聖岳 5:50(5分休憩)
前聖岳 6:35(10分休憩)
奥聖岳 6:55
前聖岳 7:10(10分休憩)
小聖岳 7:50
薊畑 8:15(15分休憩)
苔平 9:10
西沢渡 10:35(10分休憩)
便ヶ島 11:15

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