10月の3連休のように大混雑を予想したが、それ程の混雑はなく満席ではありませんでした。
先が長いのでトイレを済ませたあと、すぐに出発する。
まだ薄暗いバスターミナル、焼岳がきれいそして河童橋に到着するが、ここも人影は疎らでとてもGWの最中とは思えなかった。
誰もいない河童橋の写真を撮る。
河童橋、穂高岳もきれいいつものように明神・徳沢を通過して横尾で休憩にする。
ここまでほとんど雪は無かった。今回は2時間5分で到着！
横尾に到着ここでスパッツを装着して槍沢方面へ歩き始める。
日陰が多くなるので所々残雪が現れて、夏道と残雪を交互に歩くような感じになる。
夏道がまったく無くなり雪上歩きとなって5分ほどで槍沢ロッヂに到着する。
槍沢ロッヂここまで、すれ違う人のほとんどが日焼けで真っ赤な顔をしていたので
かなり厚めに日焼け止めを顔に塗る。顔がベタベタして気持ち悪いぐらいだった。
ここから先は全て雪上歩きとなりました。12本爪アイゼンを装着する。
それにしても人が少なく前後を見ても数人しか歩いてません。この程度なのでしょうか？
ババ平のテン場から撮影、一人だけ歩いてる大曲を過ぎて次第に傾斜が急になっていく、夏道だとジグザグに登って行くのだが
雪があるときは真っ直ぐ直登となる。きつい登りになるが、その分距離は短くなる。
振り返るとこんな感じ、三人歩いてるどんどん登っているが、調子が良かったのは天狗原分岐の辺りまで、次第に足が進まなくなる。
そして立ち止まって休む回数も多くなってきた。たまに雪の上に腰掛けて休むのだが立ち上がると
めまいがする。
どうにかグリーンバンドの辺りを過ぎると槍ヶ岳が見えてきた。
写真を撮る余裕があったのはこの辺までさらにペースは衰えて5歩あるいて立ち止まり呼吸を整えるの繰り返し、もっと標高の高い
ヒマラヤにでも登っているような状態、殺生ヒュッテと同じ高さまで到着する。かなり苦しい。
目標は槍ヶ岳山荘、目の前は殺生ヒュッテ
迷った！ここで断念するか、もう少し頑張るか
ザックを下ろして少しチョコレートを食べたら元気になったので、もう少し登ってみる事にする。
歩き始めてすぐスノーボードを担いだお兄さんに追い付かれたので先を譲った。
このお兄さんの付けてくれたトレースがとても歩きやすく、かなり助かりました。
かなり時間を費やしましたが、どうにか槍ヶ岳山荘に到着しました。
しばらく布団に入り休憩しましたが、夕食後にカメラを持って外に出る。
光が弱く夕焼けは望めませんでしたが、見えるべきものはほとんど見えて綺麗でした。
槍の穂先と槍ヶ岳山荘
常念岳（意図的にアンダーで撮影）翌朝、やはり体調が良くないようなので槍の山頂へ登るのは諦めて、ゆっくり写真を撮ったあと
上高地へ下山することにする。天気も下り坂だし、穂先は二度ほど登った事もあるし・・・っと
いろいろ言い訳をしながら
笠ヶ岳と遥か彼方に白山
大食岳斜面の先に焼岳と乗鞍岳裏銀座方面や立山・後立山など、やや雲は増えたものの今日も遠くまで良く見えました。
後ろ髪引かれながらも下山を開始する。
槍ヶ岳山荘をあとにするアリンコ行列にはなりませんでしたが、今日は連休二日目なので登ってくる人は増えているようです。
昨日より人が多いまだ気温が低く雪は凍った状態、アイゼンを利かせながら急斜面を降りていく
だんだんひざが痛くなり始めた、何だか今回はボロボロです。体力落ちたのだろうか？
歩くのが面倒になり尻セードで降りてみる。
急斜面でカリカリに凍っているのでものすごいスピードが出る。最初のうちはピッケルで
スピードをコントロールしていたのだが暴走し始めたので、うつ伏せに向き直りピッケルで
停止する。ふと気付く「これじゃ滑落停止訓練じゃん」
それに周りの人から注目を浴びているようなので、おとなしく歩いて下山する事にした。
雪面での照り返しが強くすごく暑かった。
なので槍沢ロッヂに着いたときに飲んだビールがとても美味かった。
あとは、横尾・徳沢・明神と歩き、沢渡のペンションで風呂に入って帰る。
徳沢と明神の間で気の早いニリンソウが咲いてました。
ニリンソウ まだまだ少なかったけど