五竜岳 2814m 2007年8月3日

白馬岳に登って僅か6日後、夜の新宿駅で電車を待っていた。
(イマイチ疲れが抜けてない)
今回の予定は八方尾根を登って扇沢まで縦走の予定!
台風接近中!

さて、どうなりますか・・・

今回もムーンライト信州で新宿駅を出発
新宿駅

終点の白馬駅を降りると、猿倉行きのバスに沢山の人が乗って行った
それを見送り、八方行きのバスに乗る。乗客は4人だけ。
そして八方のバス停より10分ほど歩いてゴンドラの駅へ行く
オリンピックも9年前になる

ゴンドラの始発まで1時間くらい余裕あり
登山計画書を提出すると、
「今日は良いが、明日以降は台風の影響が出るので気お付けてくれ」
と言われた。

ゴンドラに一緒に乗り合わせた人と、いろいろお話をする。
リフトを乗り継ぎ、どんどん上へ

リフトの終点へ着くと八方池山荘が有った。
八方池山荘前

身支度を整え出発する。
最初はかなり整備された遊歩道的な道を登って行く
木道(みたいな物)、石畳の道をダラダラと歩く。
でも天気は良く景色を楽しめました。
こんな道を登る。遠くに目指す五竜・鹿島槍が見える

ケルンをいくつか通過して八方池へ到着する
これが八方池ね

いまのところ天気は上々で先週登った白馬岳方面や反対側の五竜・鹿島槍方面の
景色はすばらしく綺麗だった。
白馬岳方面
五竜・鹿島槍方面

ここから樹林帯に入り、少しのあいだ展望が無い区間がある。
それを抜けて、ひと登りすると丸山ケルンに到着する。
ここも結構見晴らしが良くしばし休憩。
丸山ケルン

比較的穏やかな登り坂(言い換えればダラダラした登り坂)を歩くこと約1時間
山腹をトラバースする登山道の角を曲がると唐松岳頂上山荘へ到着する。
いきなり現れる山小屋

山荘前で少し休憩する
小屋番さんたちの休憩時間なのでしょうか、ワイワイ騒いでました


重たい荷物を小屋の前に放置して唐松岳へ行ってみる
だいたい15分ほどで到着する。
唐松岳 どこかで見た事のある風景(う〜ん思い出せぬ)

ちょうど団体さんが立ち去った後なので数人しか山頂にいませんでした
唐松岳山頂

同じような景色の筈だが、白馬岳から見た剱岳・立山とはだいぶ違って見えた
剱・立山方面

唐松岳頂上山荘へ戻る。またしても休憩。
そして、八方尾根を前後して歩いてきた女の子と同時に出発する。
ひと登りした後はクサリ場、荷物が重いので慎重に通過してみる
そして急な下り。テントを含んだ重たい荷物が後から襲いかかってくる
フラフラする。(なんか情けない・・・)スローダウン!


そして前を歩く女の子が、どんどん離れていく、そしてガスもかかり始め
視界から消える
ねえちゃん速えぇよ

唐松岳頂上山荘と五竜山荘の中間点くらいが鞍部でした
天気が良かったのも、ここらへんまで

だんだんガスが濃くなる
鞍部から登り返す。
登り切ると今日の目的地である五竜山荘が見えた
見えると、ほっとしますね

山荘前に着くと、唐松岳の小屋を一緒に出発した女の子がベンチで、くつろいでいた。
こっちはヘロヘロ!

とりあえずテントの受付をして、テント設営。
このテン場、山荘前直下の黒部側に三段構造で夕日を見るのには最高の場所かもしれない
この日は信州側から風が吹いていたので、稜線が風除けになりテン場は比較的穏やかだった。
五竜山荘、手前がテン場

日没まで、かなり時間ある。
ガスったり晴れたりを繰り返す天候になる。
やはり台風の影響が出始めているのであろうか・・・
一時晴れるとこんな感じの景色

18:50小屋へ天気予報を見に行く
「曇りか霧」との事、台風の影響で当然風は強いと判断
この時点で縦走は断念
テントに戻り寝る
大爆睡

目覚時計無しで3時半に目が覚める
何と言う事でしょう、この私がこんな時間に自然に目が覚めるとは
珍しい事もあるものだ、

外に出ると、ガスは出ていたが、さほど荒れていなかった
テントを撤収して荷物を置いたままサブザックのみで五竜岳を目指す
ガスの中を登る

約45分で山頂へ到着する
この頃には雨も降り出し、山頂なので風も強い、そして何も見えない
これはマジックで書いたのでしょうか?

再チャレンジすべき山が増えました

五竜山荘に戻る途中、数人にすれ違いました。
そのまま縦走する人も数人いました。
無事をお祈りしつつ、下山する。

五竜山荘に戻り、テン場に放置しておいた荷物を背負って遠見尾根の下山を開始する。

予定のコースであれば、事前に地図やガイド本を散々見て
コースの概要を頭に叩き込んでおくのだが、今回は想定外のエスケープコース!
どんな道だか判らずに、とりあえず歩き始める

途中数箇所クサリ場がありました。
数箇所登り坂もあります。
大遠見に到着

さらに歩き続けて小遠見も通過
とにかく長いです。
ガスっていた、せいかもしれませんが見所は全く無く
五竜遠見スキー場の最上部に到着する。
観光客が沢山いた。

ゴンドラに乗り降りる
ゴンドラ内より、下界に戻ってしまった

風呂に入り、バスで白馬駅に移動する。
電車の時間まで駅前でボーっとしていたら
八方のゴンドラで一緒だった人に再会する。
やはり悪天で予定を切り上げ下山したとの事でした。
いろいろ楽しいお話ありがとうございました。

あずさに乗って帰る

コースとタイム

8月2日
八方池山荘 7:40
第三ケルン 8:30
唐松岳頂上山荘 10:15(10分休憩)
唐松岳 10:40(15分休憩)
唐松岳頂上山荘 11:05(15分休憩)
五竜山荘 13:20
8月3日
五竜山荘 5:15
五竜岳 6:00(10分休憩)
五竜山荘 6:45(15分休憩)
大遠見 8:30
小遠見 9:15
アルプス平 10:05

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