富士山 3776m 2012年8月25日

「富士吉田ルートは人が多くて混む!」と言う話なので反対側の富士宮口から
登る事にする。大砂走りを下りたいので御殿場口を下山口に選んだ。
と言う事で、車では不便なので電車で行くことにした。

東京から新幹線で行った場合、三島駅で登山バスに乗るのが近道だが
ちょうど良い時間のバスが無かったので一駅先の新富士から富士宮口行きの
バスに乗ることにした。

東京から東海道新幹線のこだまに乗って1時間ちょっとで新富士駅に到着
バスの乗り継ぎが13分しかなかったが特に問題は無かった。駅前ロータリーに
あるバスの切符売り場で、新富士駅->富士宮口・御殿場口->御殿場駅の
セットの切符を購入してバスに乗る。
富士急のバス

途中、富士宮の浅間神社でトイレ休憩があり約2時間でバスは富士宮登山口に到着する。
富士宮五合目に到着

ちょうどお昼なので登山口にある食堂で昼飯にする。ビールを飲んでしまった…
ここは既に標高2400mを超えている場所なので体を慣らすために1時間ほどボーっと
しながら過ごす、雲がかかって展望は無かったが代わりに日差しが遮られて快適でした。
団体さんが・・・

出発を予定していた時間には5分ほど早かったが、50人ほどの団体さんが今にも出発
しそうな雰囲気だった、団体の後を歩くのは嫌だったので慌ててザックを背負って
出発した。道路を渡って階段を登るといよいよ登山道が始まる。
出発!

最初だけ急な登りだが、そのあと六合目までは穏やかな道だった。
六合目に向かう

普通に歩くとどうしてもペースが速くなりがちなので、意識的にチンタラ歩く
はたから見るとダラダラ歩いているような感じに見えたであろう。
六合目の山小屋

途中でほとんど休憩を入れなかったので、ダラダラ歩いたわりに順調なペースで
元祖七合目の山小屋に到着する。
人だらけ

八合目に近づくとさすがに息が切れたが、ほぼ予定通りの時間で八合目の池田館に
到着した、ここで少し長めの休憩をするつもりだったが立ち止まると急激に冷えて
きたので予約していた山小屋を目指す事にした。
八合目の山小屋

ネットなどで見ると御殿場ルートにある「赤岩八合館」が評判の良い山小屋だったのだが
予約の電話をしたところ、この日は既に満杯だが同じ経営で少し下にある「砂走館」なら
空いているとの事、仕方が無いので「砂走館」に泊まることにした。

富士宮ルート八合目にあるトイレの脇に通路が有り、「通行禁止」と書いてあるが
無視して突っ切るとその先は御殿場ルートに繋がる連絡路になっている。
今まで沢山の人が歩いていたが、この連絡路に入ったとたんに誰も居なくなった。
通行禁止と書いてあるトイレの脇を進む
連絡路に入り誰もいなくなる
途中に階段あり
御殿場ルートに出る

平行移動で約10分ほど歩くと御殿場ルートに到着する。
10分ほど下ると砂走館へ到着する。
砂走館

山頂でご来光を見るつもりはないので普通に2食付にしました。夕飯はお替り自由の
カレーライス、朝食は目玉焼きとハムでした。
影富士

夜中の2時頃でしょうか、山頂でご来光を見る人たちが一斉に起きて出発していきました。
そして、朝になり目覚めると10人ほどしか残っていませんでした。

日の出を見て朝飯を食べてからのんびり出発する。今日は快晴で暑くなりそうです。
朝日が当たる

赤岩八合館を通過してさらに登ると八合目に到着する、昔山小屋が有ったような感じで
少し広くなってました。ここの標高は3400mなので既に北岳より高く自分にとっては
未体験ゾーンに入っていますが、今のところ体調は大丈夫です。
赤岩八合館
山頂を目指す

そのあとも徐々に苦しくはなってきましたが順調に登って山頂部へ到着する。
思わずバンザイをしてしまった。
山頂の鳥居
その先はお鉢

左に曲がって少し歩くと富士宮ルートの山頂があり郵便局もあります。行列が出来てて
混んでましたが登山証明書とポストカードがほしかったので行列に並びました。
郵便局の行列
剣ヶ峰

そして、最高地点の剣ヶ峰へ向かう。途中の坂はキツかった。
最後の坂

富士山測候所の脇にある最高点で記念撮影をするための順番待ち行列が出来ていたが
あまりこだわらないので行列の脇を通りテキトーに最高点近くで撮影した。
最高地点行列


山頂を一周する、大沢崩れを上から見たがすごかった。そして360度の展望が楽しめた。
南アルプスは間近に見え北岳もかなり低く見えます、遠くは北アルプスの槍や穂高も
バッチリ見えました。
大沢崩

富士吉田ルートの山頂部は山小屋が何軒もあって人も多くすごく賑わってました。
途中で長めの休憩をして御殿場口山頂へ戻る。
吉田口の山頂

靴の紐を締め直して下山を開始、やはりこのルートは人が少なく歩き易い。
順調に下って宿泊した砂走館で休憩、ここでスパッツを装着する。
御殿場ルートを下る

六合目小屋を過ぎると登り道と下山道が分かれる、徐々に砂利が細かくなってきた。


さらに進むと急な下り坂が始まる部分に差し掛かったのでマスクをする。
どんどん下る

宝永火口への分岐を過ぎると大きい岩が無くなり細かい砂利だけになり
いよいよ大砂走りが始まる、はるか先に砂埃を上げながら走り下ってる人の
姿が見えた、自分も走り始めると意味不明な笑いがこみ上げてくる。
前を走り下る人の砂埃

まさに一歩3メーターの感覚で走り下りる、疲れて立ち止まろうとするが
勢いでなかなか止まれなかった。面白かったがくたびれた。
止まるのも一苦労

ずーっとゴール地点である登山口の駐車場が見えているのだが、なかなか着かない
とくに大砂走りが終わって傾斜が緩くなってからは強烈な日射も加わって大変だった。
なかなか着かない

大石茶屋に到着、飲んだビールが最高にうまかった。
やっと着いた

登山口からバスに乗り御殿場駅へ、駅から徒歩5分の銭湯「人参湯」で風呂に入り
御殿場線、東海道線の普通列車を乗り継いで帰る。

コースとタイム

8月24日
富士宮口五合目 12:25
六合目 12:45
新七合目御来光山荘 13:55(10分休憩)
元祖七合目 14:25(10分休憩)
八合目池田館 15:15(10分休憩)
砂走館 15:45
8月25日
砂走館 5:55
赤岩八合館 6:25(10分休憩)
御殿場口山頂 7:45
剣ヶ峰 8:10(10分滞在)
御殿場口山頂 9:20
赤岩八合館 10:00
日ノ出館(七合目) 10:30
下り六合目 10:45
次郎坊 11:15
大石茶屋 11:30(25分休憩)
御殿場口新五合目 12:00

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