思えば何度も引越しした。
学生の頃は、例え長距離引越しであっても「宅急便」のようなもので対応できた。
近ければ、軽トラでも借りればOKだった。
今なら“小さな引越”とか“単身用”とか、引越し業者のバリエーションも増えている。
問題は、荷物が多い家族単位の引越しだ。最低でも4トン車は必要になってしまい、料金も結構かかる。
実際には、「横浜→仙台」と「仙台→横浜」の引越しを経験した。
距離にして約400kmも離れているので、荷物が届くのは翌日となってしまう。
横浜発の場合のトラックは、4トンロング1台だった。仙台発の場合は、4トン+2トンの2台だった。
どちらも、荷造りは業者が行い、荷解きを自分でやった。
で、料金はというと、
なんと横浜発が33万円で仙台発が16万円だ!もちろん消費税込みだが、結構違うものだ。
それぞれまず1ヵ月ほど前に、4〜5社から見積もりをとった。
その際、全国展開している業者が3社は必要だ。
各社実際に来訪して状況把握した上で、だいたい40万円前後の見積もりがそろった。
一応の“相場”はわかったが、ここからが肝心だ。
@「思ったより高いなぁ、もうちょっとなんとかならない?」と各社にTELして反応を見る。
その際、
A「結果はまだこないけど、当然あと2〜3社にも頼んであるよ」と競争状態にあることを明確にしておく。
さらに、
B「もう1社はこんな事言ってきているけど、どうなの?」と打診し反応が良かった2〜3社に競わす。
向こうから「これくらいでどうでしょう?」と連絡が来るようになったら、既に“勝ったも同然”だ。
逆に値引き交渉に応じない業者は、その時点でアウトだ。
結局横浜発の場合は、「クーラーの取り外し&取り付け」込みではあったが、
“費用が会社持ち”だったので適当なところで手を打った。
それでも見積もりの約20%オフだ。
しかし、仙台発の場合は“自費”だったので、
「自分で交渉してたから、だいたいの事は知ってるけど…」というスタンスを加えた。
ゴマカシはきかないということを理解してもらうためだ。
その結果、まず3社が目の前で見積もりを書き直し、25万円以下の勝負が確定した。
後は、20%オフの20万円を目指して@〜Bに移行した。
全国展開している大手2社の争いとなり、
“税込み18万円カード払い”が出てきた時には「もう底値だろう」と思ったものだが、
「配車の都合があるので、“税込み16万円現金払い”でなんとか決めて欲しい」との連絡があり、
結局行く時の半額で引っ越すことができた。
全国展開している業者は、できれば行きも帰りも空のトラックを走らせたくはない。
多分にラッキーな面もあったが、それなりに努力すればなんとかなるものだ。
ちなみに、“今ならナントカ割引”とか“○○提携割引”などは、
担当者の裁量でなんとでもなるから特に重視する必要はないと思う。
なお、何かあった時の保障とか、引っ越した後のダンボール回収などのサービスは、
当然確認しておくべきことだろう。価格競争は、同レベルのサービスが前提だ。
引越しにあわせて買い替えましょう