5対2対1の話

5:2:1とはいきなり何の事だろうと思われるでしょう。実はこれは人間の歯の割合で5対の臼歯、2対の門歯、1対の犬歯の事です。
臼歯と門歯はすりつぶしたり、かみ切ったりする事に使われており、犬歯は元は牙として使用されてた名残で、現在は糸を切るほかは(?)余り役に立たない歯です。

この歯の構成から、人間の本来の食は植物7、動物1という考え方があります。
完全に植物食のゴリラやほとんど植物食のチンパンジーにも立派な犬歯(牙)があることから、植物7:動物1の割合で食生活をするべき。という考え方には疑問がありますが、参考になります。

ともすれば肉食になりがちな現代の食生活。成人病と肉食の関係が切っても切れない関係がある以上、食生活を見直すことは大変に意義のあることです。

実際、新谷弘実という世界的な内視鏡の権威で25万人もの人の腸を覗いた先生によれば、 上記のバランスで食生活をすると胃相・腸相が目に見えて良くなるそうです。
以下は新谷先生のお薦めの食の基本です。

さらに、「すべての食となる植物は生きた土壌すなわち農薬・除草薬・化学肥料を使用せず、有機肥料を入れ、ミミズを住まわせ、良い水を入れた土地で太陽によく当たらせて作るべき。」 と述べています。
◆弘文堂 新谷弘実著「胃腸は語る」を参考にさせて頂きました◆

精製してビタミンやミネラルが少ない穀物、農薬と化学肥料で栄養価が少ない野菜。抗生物質や輸入飼料で汚染した畜産物。これらから健康的な体は作れないのです。