「ルミナリエにまつわるエトセトラ」

その1
「カトちゃんブチ切れ編」



ブチ切れ〜、


と言っても喧嘩したとか言う話じゃありません。
チト、写真に関わるこだわり&買い物のお話です。


カトちゃんは写真を撮るとき、

「ヨシ、今日は撮るぞ〜!」

っと気合いを入れて出かける時、
自分の楽しみとして写真を撮る場合は
必ずリバーサルフィルムを使います。

(スライド用のフィルムの事です。
ネガの様に白黒がひっくり返らず
撮った絵がそのままフィルムに写ってますから
ネガの様に焼き付けの時に補正して写真にする、
と言うことが出来ません。
つまり露出を失敗すると救い様が無いので
シャッターを押す瞬間は一発勝負です。
しかし逆に露出を自分でコントロール出来るようになると
写真の明るさや色も狙った写真が撮れるので
写真を撮ること自体を楽しむ、
あるいは写真を勉強するためには
ネガよりずっと奥が深い撮影が出来ます。)


しかし写真を撮ることを楽しむ以上に
結婚式や取材等の失敗が許されない場合や、
人にプリントをあげる事を前提に撮る場合にはネガを使う、

という具合にフィルムを使い分けています。
(カラーページの撮影を頼まれたりしたら、
リバーサル使わないといけないんですが、
モノクロページならプリントでも大丈夫みたいですので)

カトちゃんの場合、
ルミナリエは楽しみで撮影している訳ですから
例年、リバーサルで撮影していました。

しかし、
2001年はHPにUPすることを考えていたので
撮った写真をデータ化する都合でネガを使いました

リバーサルをデータ化するには
フィルムスキャナーが必要です。

しかし手持ちの機材は普通のスキャナーしかありませんでしたので
カラープリントをスキャナーで取り込むしか
方法が無かった訳です。



もう、以前からフィルムスキャナーは
かなり欲しい写真用品だったので
この時点で買っても良かったんですよ...

そうすれば
2回もブチ切れる事は無かったんです!









で、

ブチ切れその1!







2001年2回撮影に行って
2回に分けて現像に出したんですが、


1回目の現像のプリントと2回目のプリント、
しげしげと並べて見比べるまでもなく...

全然色が違うんです!



1回目の現像は馴染みの店に出したので
いつもの通り、何も補正をかけずに焼いてくれて
まずまず、
満足出来るプリントで仕上がってきました。


しかし
2回目の現像は忙しくて時間が無かったのでつい、
会社の近所の店に出したところ、

「補正をかけずに焼いてくれ」

と頼んだのに
思いっきりテキト〜
な補正がかけられてしまっていました。

全体の明るさが暗いのも不満ですが
それ以上にひどく色が赤いんです。
カトちゃんは色を出すために
色温度変換フィルターを使って撮影しているのに
ノーフィルターで撮影した以上に色が赤くなっています。

店のオヤジに
何でこんな補正をかけちゃったのか聞いてみたら
「ウチの上手なお客さんの
ルミナリエの写真の色に合わせた」


そうでして...
(ホントかよ、オイオイ...)

更にはカトちゃん相手に
変な講釈を始めるじゃないですか!

「あ...この店のオヤジには
何を言っても無駄だ!


そう思ったのでパッと店を出ました。
(もう、その店には2度と行きません!)

で、
写真の方はスキャナーで取り込んで
補正をかけたら
「何とか使えなくもないか...」

と言うところまで持って行けたので
何枚か使ってUPしたんですよ。

しかしつい先日、
会社のモニター
(カトちゃんの家のモニターとは段違いに良し!)
初めて見たんですが...



「ブチッ」




って音がしました...
そのうち余裕があったらUPしなおしたいと思ってます。








ブチ切れ、その2




その後、
「フィルムスキャナー、欲しいなぁ〜...

と漠然と思いながらサイトオープンの準備を続けていたんですが...

ある日、ソフ○ップに行くと、
カトちゃんのスキャナーに使える
「透過原稿用ユニット」
なる物が売ってるじゃないですか!

カタログを見ると
「ネガから写真が取り込めます」
と書いてます!

これがあったら
フィルムから直接データの取り込みが出来るし、
フィルムスキャナーに比べれば
値段も随分安く済みます〜(^^)


ちょうどその頃、
「ファミリーペイサンルルーツアー」
の写真をデータ化する作業をしていたのですが
カラープリントはきれいでも
スキャナーを通すと画質がかなり低下してしまい、
特に大きなサイズの写真にする上で
大いに不満を感じていたのです。
「透過原稿用ユニット」
なる物の存在を初めて知ったカトちゃんは
その場で飛びついて買いました!



で、
ルンルン気分♪
で家に帰って
早速使ってみたらですね...





確かに、ネガからも写真は取り込める...けど

色の偏りがヒドイなあ...




「ぷちっ」




補正かけたら何とかなったけど...
トーンが全然出てないし...




「ぷちプチッ!」



拡大して取り込んだら、
この画像のエッジの鈍さはナニ?!
フィルム面上に
全然ピント来て無いジャン!


「プッチ、プチプチ・ぷちぷちプチ〜!!」




それに
巨大なホコリの写りこみが山ほど...









こんなモン、




使ってられっか〜!!!

(丿;Д;)丿 ⌒~┻━┻






「ブッチ〜ん!」




もう、

ブチ切れですよ!ブチ切れ!!



いつもやってるネットでの評判調べもせずに
見つけたその場で衝動買いしたとは言え、
ここまで使えない代物だったとは!



この瞬間、
怒りも手伝ってカトちゃん、
腹が決まりました!





グズグズやってないで買え!
フィルムスキャナー
買っちゃえ!


と...

スキャナーの電源も切らず即、
パソコンをネットにつないでI.E.立ち上げ、
「フィルムスキャナー」
で引っかかったメーカーのサイト
NIKON、MINOLTA、etc、
その他山ほど見て回り「価格.com」の掲示板をチェック!

結果、機種は
NIKONのCOOL SCAN WEDに決定です
(はなからNIKONだろうな、
とは思っていたんですが、やはり高い物ですから...)

翌日、
残業ブッチして、お店に出かけて
買いました!




そして
使ってみての感想
は...

もう、言うことナシ!

想像していた以上に
写真の楽しみが広がってくれました!
決して安い物ではありませんが
(カトちゃんにしてもブチ切れた勢いが無かったら
未だに買っていたかどうか、自信ナシ!)
値段以上の価値は充分有ります。

銀塩写真撮影機材が揃っている皆さん、
HPを作ろうと思ってらっしゃるなら
まだまだ高価なデジタル一眼レフを買わなくても
フィルムスキャナー、という手が有りますよ〜!

と言うことで2002年のルミナリエは
2000年以前と同様にリバーサルで撮影して
COOL SCAN WEDで取り込んだ写真をUPしています。
(AUTOで取り込んで、何も加工していません)
2001年とはチョットひと味違う画質でUP出来たんですが、
いかがだったでしょうか?