3−1 主翼通し穴の確認
胴体側板F1の主翼を通す穴には主翼のカーボン補強の出っ張りのための切り欠きを設けていません。
現物合わせで切り欠きを入れて下さい。
主翼の通し穴に主翼がスムーズに通る事を確認し、必要があれば穴を調整しておきます。
NAUGHTYの胴体スパーは主翼の穴の部分もつながったまま一旦接着してしまい、主翼を通す前に不要部分
をカットして取り除く方法を取っています。これによりかなり簡単に真っ直ぐな胴体を作れる様になったのですが
主翼を胴体に差し込む時、胴体の穴が小さくて引っかかりが有るようですと、せっかく真っ直ぐ出来ていた胴体が
簡単に曲がったりねじれたりしてしまします。そのため、キットの穴は少し大きめに開けていますが、主翼のプラン
クの出来具合や、プランク材の厚さのばらつきによっては引っかかってしまう事があると思います。胴体を組み立
て始める前にチェックして、必要があれば穴を少しずつ広げて調整しておいて下さい。 |
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3−2 機首補強板、サーボマウントの接着
胴体側板F1に機首補強板F4、F5、サーボマウントF7を
図7に示す位置に3Mで接着します。F4、F5は墜落時に
剥がれやすいので接着剤を充分に使ってしっかり接着し
て下さい。F4、F5、F7は左右のF1の胴体内面側に接着
します。
!!!注意!!!
図7は胴体の中から右側の胴体側板を見た図となってい
ます。胴体左側の側板にF4、F5、F7を図6の位置に貼り
付けて同じ物を2つ作ってしまわないようにご注意下さい。) |
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胴体スパーF2と補強板F3に中心線をマーキングし、3M
で接着します。この工程では広い面積の部品を接着します
が、EPPに広い面積に渡って接着剤を塗って放置すると
EPPが反って来ます。この反りは胴体のねじれや接着する
部品の浮き上がりによる接着不良の原因になります。乾燥
するまで平らな台の上に置き、上に雑誌等の重りを置いて
おきます。
上のテキストと図7をよく見て頂いたらサッソク、ペタペタと
接着して行きましよう!と言っても待ち時間がケッコウかか
りますのでノンビリ気分で進めて下さい。
あ、それと...
写真2.3と4,5は工程を逆にした方が良いですね。
胴体スパーF2と補強板F3はテープなどで仮止めしておい
て、写真4のF4,5を先に接着する方が手際が良いです。
で、
F2とF3に接着剤をシッカリ塗ってやるワケですが、
厚紙か何かをヘラにして接着剤をきれいに広げて下さい。
で、位置を正確に合わせながらペタッと貼ったら |
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スカサズ!
上にオモリになる本などを置いて、そのまま一晩!
シッカリ乾燥させて下さい! |
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F1にF4、F5を貼る時は、F1に胴体スパーF2とF3を
嵌めて、プランク材の端材を挟んで位置を決めると
正確に3oの間隔を開ける事が出来ます。 |
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接着剤を塗ってオモリで押さえてやらないと、
モノの1分も立たない内にこのアリサマ!(-_-;)
ケミカルストレスで補強板がヘナヘナになってます!
こんなんでちゃんと接着出来るハズが有りませんよね!
必ず上にシッカリ、オモリを乗せて接着剤を乾燥させて
下さい。
あと、エレベータとラダーサーボ取付穴の補強板F7も
忘れずに接着しておきます。 |
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3−3 胴体の組立
胴体スパーF2に胴体側板F1を3Mで接着します。胴体
スパーF2とF1には位置決めのための凸と穴が設けてあり
ますが、胴体スパーF1は機首側から3つ目の凸の直前まで
幅50oの平行を保った形になっています。まず、胴体スパー
F2の平行な部分だけに接着剤を塗り、平らな台の上に置いた
F1に接着して下さい。
それではイヨイヨ、胴体を形にしちゃいます!
胴体スパーを側面板F1に嵌めて、仮組してみましょう。
もし、EPPの厚さの加減ではめあいが硬かったら穴を
削って広げて下さい。削るのは穴の上側か下側、
どちらかに決めて削って下さいね。 |
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先ずは機首先端からボールペンで指している所までを
接着します。機首先端からここまでは内幅50oで一定、
テーパーを付けていないので、ここまでなら胴体側板F1
を平らな作業台の上に置いたまま接着出来るワケです。
主翼を通す穴の部分で胴体が曲がっちゃわないように
配慮して、こういう工法にしてみました。
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で、
写真7で説明した所まで胴体スパーと胴体側板を接着!
機首先端でF1とF2をを正確に合わせて、ちゃんと直角に
接着して下さいね〜!
繰り返しますが、この段階では胴体後方のテーパー部分は
まだ接着しません!
胴体側板と胴体スパー接着がグラグラしなくなるくらいまで
シッカリ接着剤を乾燥させてから次の工程に進んで下さい。 |
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反対側の胴体側板F1を接着する時も同様に接着します。
胴体スパーF2と2枚の胴体側板F1が作るH字型が傾い
たりねじれたりしないように注意しながら接着剤を乾燥させ
て下さい。接着剤が乾燥してH字型が崩れなくなったら胴体
スパーF2のテーパー部に左右の胴体側板F1を3Mで接着し
ます。ラダーのヒンジラインをキッチリ合わせて目玉クリップで
挟み(クリップの痕が残らない様、割り箸等をあてがって下さ
い)真っ直ぐぶら下げて乾燥させます。
もう一方の胴体側板F1を接着する時は、まだ胴体スパーを
接着していない方を平らな台に置き、写真8、9で接着した胴
体側板と胴体スパーを上にして接着します。前から見て胴体
スパーと2枚の胴体側板が作るH型がグラグラしなくなったら
後方のテーパー部分を接着します。ここは割とカンタンですね。
前から胴体スパーに引いた中心線を見ながら、中心線が曲
がらず、スパーと側板の間に隙間が開かず接着出来れば
OKです。接着剤を塗ってペタリと貼ったら中心線をチェック!
曲がっていたら接着剤が乾き始める前に胴体を曲げて修正
して下さい。
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胴体後方のテーパー部分を接着する時、
一番後方2〜3pほどは接着せずにおきます。
こうすると主、尾翼と胴体のアライメントを出す時、
機体の前後から見た主翼と尾翼の平行を
オモシロイくらいダイナミックにねじって調整する事が出来ます! |
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乾燥後に水平安定板押さえ板F6を接着します。
!!!注意!!!ラダーのヒンジラインと胴体の腹、背中は
主翼と尾翼を胴体に接着してからの接着となります。この時点
ではまだ接着しないで下さい。また、胴体スパーF2が主翼の
取付穴をさえぎってしまいますが、これは柔らかいEPPで真っ
直ぐな胴体を作りやすくするための工夫です。主翼接着直前に
余分をカットします。
ハイ、胴体はとりあえずここまでで作業終了!
エ!?
ホントに胴体の上下を閉じなくって良いのかって?
ここで胴体の上下を閉じちゃったら、
強度も精度もガタ落ちの機体になっちゃいますよン!
詳しくは機体全体の組立で解説しま〜っス
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