きみパパの仕事

パパの仕事

パパの仕事は調理師です。

というよりも、板前です。

本当は・・・・

中学校のころはSEになりたかったんですよね。本当は。

だけど高校入試に失敗して、(大阪では有名な、府立高専という5年制の高校に行きたかったんです。)近くの高校に行くことになったんです。

大阪では東のはずれのど田舎高校です。

(こんなことを言うと、ばれてしまうかもしれませんね。)

そしてその高校に行くことになって、普通の学生をしていました。

失意のパパでしたが、高校に入って、すばらしい出会いを見つけたんです。

恥ずかしい話ですが、料理との出会いです。

漫画の「美味しんぼ」ってありますよね。笑うかもしれませんが、カルチャーショックでした。

料理の世界って深い・・・

ひとつの材料が手を加えて、すごいものになるんです。

それが、人を幸せにするんですよ。

それで料理の世界に目覚めてしまったんです。

面白いですよ。料理って。

だけど、仕事は大変ですよ。

朝早くから、夜遅くまで仕事ですから。

人が遊んでいるときに、収入になる仕事なんです。

本当に好きか、あほで無いと出来ませんよ。

だから楽しくて、面白いんです。

難しい?

うちの奥さんや、同級生にも聞かれるんです。

「料理って難しい!」「美味しく作るコツを教えて!」って。

だけど、料理って難しくないですよ。楽しむことがコツなんです。

つらい、嫌だなって思ったら、いつもと同じように作ってもおいしくありません。

美味しいものを作るコツは

自分が美味しいと思うことなんです。

自分が食べて、美味しくないものは誰も美味しいとは思いませんよ。

僕たちプロが100人に料理を作っても、100人とも、美味しいものを作ることは出来ません。はっきりと無理です。

だって、塩辛いのが好きな人もいれば、砂糖の甘いのが好きだという人もいてるでしょ。

自分にとって一番美味しいものは、やっぱり小さいときから食べてきた、家の食事なんです。

これには絶対に僕たちプロも敵いません。

だから、料理を難しく考えないでください。

自分が美味しいと思うものを作りましょう。

それが美味しいものだから。

HAPPY

食事って幸せになりませんか?

僕は、人に(お客さん)に食べてもらって、「美味しいよ」って言われることが、本当に楽しくて、嬉しいです。

家でも同ですよ。。

奥さんや、子供たちに美味しいものを作りたい。喜んでもらいたい。

この気持ちが、大事だと思って、仕事をしています。

僕は常に「美味しいものを作りたい。喜んでもらいたい」って考えています。

そして「美味しかったよ」「また来るよ」この一言が聞きたくて、この仕事を続けています。

この仕事を続けて、14年。

大変だけど、やりがいのある仕事です。

Kimipapa’s Room