|
「うつし鏡」 爆砕牙、これは己の牙の剣 全てを手離し、たった一つの真を宿す 全ては、己の内裡に潜みしもの 気付かず、聞こえず過ごした年月 気付かせたのは誰だ? 全てを無くしても 無くしたくないと思ったものは 忘れまい この剣に初めて映した己の姿を 忘れまい あの時の思いを いつまでも *********** 鉄砕牙、親父が与えた俺の剣 半妖の俺には、こいつは大きすぎて 必死でここまで来たんだな そうして俺は気が付いた 俺は決して 一人ではなかった事に 親父にもあいつにも そして鉄砕牙、お前にも 俺は支えられてきたんだな これからは、俺が支えてゆく この手にした絆に誓う 刀身に映った俺の、その影に―― |
剣に映るは、そも何ぞ? 己の姿か、行くべき道か? 力を求めし、わが子らよ 父の残せし、その想い 時至りて 伝えせしめん 剣よ 剣 我が牙より生まれしもの 次代へと あの者らを導けよ *********** 剣を巡る三者の想いみたいな独白かな? 刀身を鏡に見立て、己を映す二人です。 そこに見るのは自分の姿か、 あるいは自分ではない誰か―― しのさんが付けたタイトルは 「うつし鏡」 本当にぴったりなタイトルだと思います。 これからのご活躍を応援いたします |
|