【 綾なす色は− 】



 …この作品は以前、イベント掲示板にて週間連載(苦笑^_^;)してい
たものです。途中で色々あって書けない期間が長くなり、ついでイベン
ト用に使っていた掲示板のサービスが終了すると言う事もあり、『香露
館』(イベント案内ページ)をリニューアルした際に、コンテンツから
外しました。一応、ケリを付けてUPする事にしたのですが、通常の作
文と異なり、連載中のリアルな雰囲気をそのまま残しました。まぁ、こ
ーゆーのも目先が変わっていいですよねv



【 綾なす色は− 】

「逢瀬ー」 …の続き、かな? - 杜  (管理人)
-2003-09-15 10:22:25

―――― 厨子鼠の群れが、一点を目指して奔流のように流れて行く。
行く手に在るもの、すべてを食い尽くして。
鼠達を呼んでいる者。

「魔寄せ」――――

『力』の在る者にしか行えない、その御技(みわざ)

( 桔梗… )

そこへ向かうかごめは、心の中でそっとその名を呟いた。

―――― 桔梗にそう告げられたのは、ほんの一昨日前の夜の事。

重ねられた唇の感触を思い出し、そっと指で触れて見る。
思い出した途端、心臓はバクバク、身体も熱くなる。

( もう! 一体どんな顔して逢えばいいのよっっ!! 昨日の今日じゃない!! それに…、今日は犬夜叉も一緒なのに… )

…犬夜叉とだってあんなキス、した事ないのに ――――

千々に乱れるかごめの想いは、その背中越しに犬夜叉にも伝わる。
あの現場を見た瞬間、犬夜叉はこの世にありえない光景を見てしまったと、身体が凍りついた。
勿論、犬夜叉が見ていたとはかごめは気付いてはいない。

だが、桔梗は…?

( …気付いていたかも、な。いや、わざと俺に見せつけたのかも知れねぇ。どーゆーつもりか知らねーが )

それを、確かめるつもりもあった。
確かめるのは、すごく恐ろしいような気もしたが。

複雑怪奇な想いを抱え、二人は急ぐ。
「謎の人」桔梗の許へと。


―――― 尽きぬ鼠の群れを楽しげに見つめ、彼方を見やる。

「…桔梗様。民人を救う為とは言え、今、御身を晒されるのは、奈落の思うツボでは御座いませぬか?」

式神の一人、胡蝶が心配気に声をかける。
そんな胡蝶へ、ふふっ、と笑みを向け ――――

「…奈落のように、逃げ隠れするのは私の性(しょう)に合わぬ。よいか、あやつらが私を燻り出しているのではなく、私がおびき出しているのだよ」
「なれど、桔梗様。そう仰られても、お一人で迎え討つにはあまりにも危険でございましょう」

その言葉にもう一度、愛しげに彼方を見つめる。

「…一人では、ない。共に闘う事の出来る喜びがお前達に判るだろうか? 後方を彼の者の託し、供に在りたいと思う者と共に怨敵に破魔の矢を射ち込む、この快感が」

瞳を潤ませ、頬を微かに上気させ、うっとりと言葉を繋ぐ。
その様は、まるで ――――

二人の式神、胡蝶と飛鳥は自分たちの『主』が、大きく『変わった』事に気が付いた。
それがどんな変化なのか、まだ『童(わらべ)』であるこの二人には知る由もなかったが。



…と、まあ41号からの妄想はここまでですねv
どなたか続き、書いてみられませんか?

投稿、お待ちいたしております。(クスクスッ)

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…ナメクジ、じゃね(^^ゞ - 杜  (管理人)
                        -2003-09-18 16:53:45

天へ向かう巨木の頂きは『人』の目には見えず、それを登る鼠たちもまた…。


「…こいつら、どこに行くんじゃろか?」

七宝の問いにかごめが答える。

「浄化されてるんだと思うわ」

あえて、誰にとは言わない。

―――― ここへ着いた時、すでにその姿はなかった。

そう、彼の巫女の姿は。
それはかごめをほっとさせるものでもあったが、桔梗の真意を確かめたいと思っていた犬夜叉には、胸に重石を乗せられたような重苦しさを引きずらされる事になった。

いや、実際桔梗を前にして何と言えば良いのか、犬夜叉にだって判ってはいない。
まさか、あの場面を盗み見ていたとは言えぬし、だからと言ってこのまま捨て置く訳にも行かない。
あの桔梗が伊達や酔狂でかごめにあんな事を仕掛けるとも思えないし、それで「本気(マジ)」なら、もっと始末が悪い。

それに ――――

犬夜叉は「あの」光景に圧倒された自分を感じていた。

―――― 妖しく、美しく、そして気高い。

近寄りがたいその雰囲気に、犬夜叉は立ち尽くしていた。

…桔梗に取って「俺」は一体何なんだろう?
どちらをも選べえなかった、俺。

桔梗、は?

かごめは、どうする?

( ちっくしょうっっ!! 俺に判る訳ねーだろっっ!? )

犬夜叉にしては珍しい深い深い思考の時は、かごめの一言で打ち切られた。

「犬夜叉!! あそこっっ! 白童子よっっ!!!」

人を嘲る様に「魔寄せの木」にベッタリと巨大なナメクジの妖(あやかし)を張り付け、木を腐らせてゆく。
犬夜叉は、己の胸の内に蟠る諸々を吐き出すように、鉄砕牙を振りぬいた。

「犬夜叉―っっ!! 風の傷は使ってはならんぞ! 木まで倒れてしまうっっ!!」

七宝の言葉に、うっ! と踏み留まり、足場を変える。
その間にも木はナメクジどもに侵され、霊力を失いつつあった。
厨子鼠の動きが変わる。

「このくらいの妖怪なら、私でも浄化出来るっっ!!」

破魔の矢を、次から次へと引き絞るかごめ。

「…桔梗を誘き寄せる為だけに、どれだけの人を殺しゃ気が済むんだっっ!! てめぇっっ!!」
「ふん、そんな事くらいで怒っていたのか。桔梗にあったら、言っておけ。お前が奈落から隠れて逃げ回る間は、何度でも同じ事が繰り返される、とな」

そして、自分の有利さを示すようにわざと木から離れ、風の傷を受けて行く。切り刻まれた体に邪気たっぷりの笑みを見せて。


( ふ…ん、あれが奈落が白霊山で生み出した、新たな分身か。この私に気付いているのか、いないのか。食えぬ奴よな )

桔梗が張った結界の中で、二人の式神を従えその様子を見守る。

「桔梗様。このままでよろしいのですか? 魔寄せの木が朽ちてしまいそうです」
「ふっ、たかがこのくらいの事。あの二人でどうにかしてもらわねば、私が困る」
「ですが…」
「大丈夫だよ。かごめがいるからな。にしても、もう少しかごめの『力』を引き出してやった方がよいな」

楽しげに嬉しそうに、かごめが弓を引き絞る様を眺めている。
式神たちは、その視線に熱っぽいものを感じ、その視線が注がれている相手を見やる。

『主』を変えた、その者を。


…42号から、です。
ナメクジと対決する桔梗様では、イメージが…、ですね。
犬君、気持ち悪くないのかな。裸足でナメクジ踏んで。
もうちょっと書きたいので、まだ続きますv

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ウィラード、って鼠が人を襲う映画ご存知ですか?
         杜  (管理人) (女性) -2003-09-25 16:40:47


「桔梗様。魔寄せの木がっっ!!」

結界の中から下界を見下ろすように、奮戦している犬夜叉とかごめを見ていた飛鳥が声をあげた。
ほとんどのあのいやらしい妖(あやかし)は、犬夜叉の爪に引き裂かれ、かごめの矢で浄化されていた。
が、あまりにも時間が掛かりすぎた。

魔寄せの木はその霊力を失い、鼠達は右往左往しながら散り始めていた。
それが意味するものは――――

「行くぞ」
「桔梗様、どちらへ?」

胡蝶が尋ねる。

「…元を断たねば、な。かごめ達もそのつもりであろう」

自分たちの足元を、子狐妖怪を変化させて仲間達の所へ戻ろうとしている様を見て取る。

「…あれも、どうにかしてやらねば、な」

クスリ、と笑みを浮かべる。

そうして、思う。

( …犬夜叉は、私をどう見るであろうな。お前への思い、決して消えた訳ではない。だが、かごめも『欲しい』のだ )

―――― かごめが側に居てくれたら、『私』は『私』のままで居られるような気がして。かごめが私を受け入れてくれたら、この忌まわしい『死人』と言う異形の『生』であっても、生きて行けるような気がして。

『あの時』、かごめが触れた己の胸を、そっと押さえる。
感覚など、あるはずもないこの『人器』の身体。

でも、暖かかった――――

…犬夜叉、お前もそうであろう?

「桔梗…様?」
「ああ、それでは行こうか」

私の口許に浮かぶ笑みを、不思議そうに見つめる式神達。
まだお前たちには判るまい。

私に逢ったらかごめはどう反応するだろう?
ふふ、顔を赤らめ恥ずかしそうに瞳を落とし、犬夜叉の後ろにでも隠れるか?

犬夜叉の顔は、きっと見物であろうな。

「桔梗様。あれはどうすれば鎮められるのですか?」
「…簡単な事だ。厨子を壊せばよい。まぁ、おそらく奈落かあの小童の結界に守られているだろうがな」
「では…」
「私とかごめとでやる。一発で仕留めてやろう。後の始末は犬夜叉や、その仲間に任せればよい」

かごめだけが与えてくれる、『生』の感覚。
かごめと心を一つに、この身を合わせて、敵を討つっっ!!


―――― かごめ、お前から私へ、私からお前へ。

身体の奥底から痺れるような、この感覚。

これが、『生きている』と言う事――――


…43号、からですね。
ナメクジの死骸が、ちょっと気持ち悪かったですね。
珊瑚ちゃん、琥珀君、弥勒様もきっと大ピーンチ!!(…このシーンが映画のシーンとかぶりました。)

にしてもウチの桔梗様、とってもアブナイですね。
では続きは、また来週 (^^)/~

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いよいよ、ご対面〜vvv - 杜  (管理人)
                     -2003-10-03 15:48:05


…風に乗って犬夜叉の嗅覚に届く、この臭い。
既に何度も嗅いだ事のある、仲間達の ――――

( くっそーっっ!! 白童子!! てめぇの好きにはさせねぇっっ!!! )

怒りと焦り、それが犬夜叉を駆り立てていた。


一面の鼠の群れ。
その中で今にも鼠達の波に沈みそうな、珊瑚・琥珀・雲母。
助けに駆け寄る弥勒の足元にも、鼠たちは這いより厭らしげな小さな凶器を突き立てる。
このままでは、今まで見てきた村の住人と同じ道を辿る事になる。

( っつ! これまでかっっ!! )

進退極まった弥勒の視界に、鮮やかな赤が飛び込んで来た。

「弥勒っっ!! 珊瑚!!」
「犬夜叉っっ!!」

と、まさにその時。

ゴウッッー!!

一条の『光』が辺りの空気を切り裂いた。


( …かごめは間に合わぬか。仕方が無い、このままでは手遅れになってしまうでな )

キリッ、と弓を引き絞り厨子を目指して矢を放つ。
桔梗の放った矢は、白童子の結界を跡形もなく消滅させた。

( かごめと一緒ならば、どんな相手でも瞬時に浄化せしめんものを。後はお前に任せる、犬夜叉 )

踵(きびす)を返そうとして、ふと立ち止まる。
待ち人の気配。
遠くに見えるは ――――

変化した七宝の上で、仲間たちの許へ戻ろうとしたかごめの瞳が真っ先に捉えたものは、彼の巫女、その人。

胸が、ドキンとした。
鼓動が早くなって、七宝を掴む手が微かに震える。

「どうしたんじゃ? かごめ?」
「ううん、なんでもないの」
不審気に尋ねる七宝に、なんでもないと答えるかごめ。

―――― 実際は、何でも無い訳はないのだが。


「来たか」

ぽつりと零れた言葉に含まれる微妙な色合いに、式神たちは気付くはずも無い。

「…桔梗様? 何が来たので御座いますか?」
「…私の大切な者だよ」

そう答えながら、自分の姿にかごめより遅れて気付いた犬夜叉に視線を
向ける。

「桔梗…」

その表情を見るだけで十分だった。
ふふっ、と浮かぶ笑みを呑み込む。

( …お前でも、気が付いているのだな? 私がかごめをどう思っているのかを。私がかごめの命を狙うより、こちらの方がお前にとっては堪える様だな )

今は、これだけで十分。
まだせねばならぬ事がある。


―――― あの後、琥珀は白童子と共にいずことも無く消えた。

深い深い傷を珊瑚の心に残して。
珊瑚の傍らには、弥勒。
これがせめてもの『救い』かも知れない。

犬夜叉たち三人はお堂の外で火の番をしていた。
仲間たちの事は勿論気がかりだ。
だが、それにも増して犬夜叉の心を乱すものは…。

( かごめ…、お前 今、何を考えている? )

焚き火を見つめながら、かごめの指は無意識に自分の小さな口許を何度も触っている。

―――― 桔梗が触れた、柔らかそうな桜色の唇。

火影が揺らめくせいだろうか?
かごめの瞳が潤んでるように見える。

( まさか、かごめ…? )

それ以上は、考える事が恐ろしかった。
犬夜叉は焚き火に炙られる肌のように、自分の内面で何かが熱くなってゆくのを感じていた。

犬夜叉はそれが、『嫉妬』とだとは気付いてはいない。
鋼牙がかごめに言い寄るのを面白くなく思う気持ちなど、この感情の前では子供が機嫌を損ねた程度のものだ。

だが、それが誰に向けられたものなのか、犬夜叉にはそれすら判っていなかった。


式神たちを放ち、桔梗はかごめ同様そっと己が唇に触れた。
たった一度だけの口付けで、これほどの『力』を与えてくれるお前。
まだかごめは、自分の中に眠る本当の『力』を知らない。

( …私達は、交われば交わる程に、その『力』を強大にする事が出来る。一つに成ればなる程に )

ほぅ、と大きく息を付く。
苦しくなる胸元を握り締め。

( 『人器』の私に、これほどの『生』を感じさせてくれるお前。『力』が欲しくて、お前を求める訳ではない。『かごめ』が、ただ欲しいだけなのだよ。 )

素直に、『欲しい』ものを求める事の出来る自由。
今までの自分とはまるで別な存在に生まれ変われそうな気がしていた。


…44号から、です。
犬君、桔梗様との出遭いのシーンで汗流してましたねぇ (⌒‐⌒)
いや〜、やっぱりそうかと(…すっかり妄想モード)思っちゃいました^-^;

桔梗様、すっかりお元気になられたようで、かごちゃんから『精気』をもらったのねv と考える管理人はもんのすごくヘン!! なヤツです。

まだ、続きます〜(^◇^)ノ
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お手伝い犬君、かわいい(o^v^o) - 杜  (管理人)
                     -2003-10-10 11:59:54


―――― 楓の村。


「…桔梗は、生きてる」

祠の前で、そう告げる。

「あんまり驚いてねぇな、楓婆ぁ」
「ああ、そうではなかと思っておった」

黙して、語らず。

この老巫女は、どんな思いで『姉』の今の様を見ているのだろうか?

「…俺は、良かったと思っている」
「犬夜叉…?」
「桔梗を助けたのは、かごめだ」

ふっと、楓の表情が和らいだ。

「そう…か。かごめ、が…。そうか」

得心したように、そう呟く。

かごめは優しい。

周りの者みんなを、進むべき方向へと導いてくれる。
それはかごめが一生懸命、『生きている』から。
当たり前のように、背伸びなどせず、自然体で。

…だからか、桔梗?

お前が、かごめに惹かれたのは。
俺が、何時の間にかかごめを必要としていたように。

…かごめは、優しい。

お前に求められたら、応えてしまうかも知れない。
あいつを確かに捕まえていられるだけのものを、俺はあいつに与えてはいないから。

どちらをも選び得なかった、これは俺への『罰』

あの夜、焔(ほむら)の前で ――――

何も聞けなかった。

何も言えなかった。



―――― 久しぶりの我が家。

ゆっくりと暖かい湯に身を浸し体を解すと、自室のベッドの上に大の字になる。

「あー、久しぶり―。気持ちいー」

正直な気持ちだった。
戦国時代での妖相手の闘いの気疲れだけではなく、今回は複雑怪奇な人間関係での気疲れもどーんと背負っている。
少なくとも、この時代では考えなくても済む筈だ。

だけど…。

( …犬夜叉には黙って帰ってきちゃったけど…、いいよね )

( 桔梗…、霊力も戻って元気そうに見えたけど… )

思う事は、この二人の事。
考えまいと思うのに。

( 私って、犬夜叉から見たらどう見えてるんだろう? 桔梗は犬夜叉より今は本当に私、なのかなぁ? でも、それって… )

そして、私は?
どちらか選べ、と言われたら迷わず犬夜叉、って言えるかな。

…多分、言える。そう、今は。

だけど…。

「やっぱり私、二番目なのかなぁー」

口に出して言っちゃうと、なんだかもっと辛いね。


「桔梗様、仰せの通り隈なく飛んで参りました」
式神の一人、胡蝶がそう述べる。
「桔梗様、これは奈落を誘い出す為なのでございますか?」
後を飛鳥がつないだ。

「ふふ、さぁ、これであやつがどう出るか、見物だ」

元は神域とおぼしき杜の中の一際年経た古木に身を寄せ、桔梗は式神たちの報告を聞いていた。

「…なれど、桔梗様。今、奈落に出あわすのは桔梗様に取っては不利な
のでは?」
「ん、なぜそう思う?」

そう問い返されて、一瞬式神の童は口篭もった。
これを口にするのは、差し出がましいのではと思ったからだ。

「どうした? 言って見ろ。」

さらに促され、ようやく口にする。

「…あの二人がおりませぬ故」

ほっ、と花が綻ぶように二人の童に笑いかける。

「…ふふ、それを案じていたのか。大丈夫だよ、あの二人はすぐ戻るからな」
「桔梗様…」

おずおずといった感じで、胡蝶が問う。

「桔梗様に取って、どちらが『大切な者』なのですか?」

すっ、と真顔になって含めるように告げる。

「…どちらも、だよ。一方を得るために、一方を無くすような愚かな真似はしたくない。そう言う事だ」
「あの〜、それでは両名ともに納得はしないのでは…?」

そう言った式神の目の前に両の手を広げて見せる。
掌に浮かぶ美しい光の珠。

「…どちらも欲しいのなら、それだけの努力をすれば良いだけの事。もう、『しなかった』事で後悔はしたくないのだよ」


穏やかに話すその言葉の裏には、力強い『意思』が秘められていた。



…45号、良かったですねぇ〜(*^o^*)
こーゆー展開、大好きですっっ!!
本当に、この『年頃』っぽい感じが、もう〜微笑ましくって。
掛け合い漫才も板についてきましたねv
なによりも、ようやく友人にお披露目出来た犬君の感想が好意的で、すっかり嬉しくなったかごめちゃんが可愛いです。

…その分、壊れ文に改変するのにてこずりましたが(^^;
どこまで続く、この話、です。

次週もよろしく〜(^o^)/~~

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…3度目の正直。書込み途中でマウスがフリーズ!!
杜  (管理人)   -2003-10-18


しばしの休息後、手懸りが途絶えた奈落の行方を必死で追う、一行。

…しかし、旅行けば色々な事に出っくわすわけで。


今回出遭ったのは通りすがりの村で頼まれた、『土地神』鎮め。
村の守り神である『お狐様』が突然荒れ狂い、村の衆が難儀しているとの事。すぐさま、引き裂いてやると意気込んだ犬夜叉を押し留め、弥勒と珊瑚の二人でとっととケリをつけてしまった。
原因は、本来ならもっと力の在る大物妖怪に寄生する『宿り蛹』、と言う雑魚妖怪の仕業。
常ならぬ『宿り蛹』の出現に、訝しいものを感じずにはいられないが、もうすでに決着はついたものと、村人も犬夜叉達も思っていた。

が、事件は密かに進行していたのだ。
夜中に不意を付いて現れた『宿り蛹』の大群。


そして ――――

「七宝ちゃんっっ!!」

―――― 取り憑かれてしまった七宝。

派手な悪戯に、引っかき回される犬夜叉に、弥勒と珊瑚。
もっと殺気だってしまったのは、当の村人たち。
叩き殺してやる、と言う言葉にかごめは言いようのない暗いものを感じた。

( 大変だわ、早くどうにかしないと七宝ちゃんが殺されちゃう!! )

どれほど巨大であっても、所詮は子供の悪戯。
同じ『物の怪』であっても、土地神なら保護し七宝なら叩き殺すと言う。
明らかな『差』を感じたかごめは、どうすればいいのか思案にくれてい
た。

ふうぅ、と心強い筈の仲間達を見やる。

犬夜叉はのっけに珊瑚の妖怪退治の臭い玉を七宝から浴びせられ、まだ目を回している。
弥勒に珊瑚、雲母のトリオは七宝のオトリにひっかけられ、トリモチの海の中を洋々の思いで這い出してきてまだベタベタの状態だ。

「…私がやるしかないのよね」

悲壮の表情で、手にした弓矢を改めて握り締める。
そう、方法は簡単。
七宝に取り憑いている『宿り蛹』を、破魔の矢で射抜けば良いだけの事。

( …でも、犬夜叉は使えないし、私が一人で追っても限界があるし )

ちらり、と珊瑚の愛猫である雲母に視線を走らせる。
身奇麗にする事に長けている猫族の習性からか、もうその身に付いていたトリモチはきれいに嘗め取られていた。

( 雲母の背中から射掛けたとして、上手く『宿り蛹』に当てる事が出来るかしら? 下手をすると… )

そう、ピンクの巨大風船に変化している七宝と、その背にちょこんと取り憑いている『宿り蛹』とでは、どちらに当たるかと言えば…。
ふと、一人の人物の顔がかごめの頭に浮かんだ。

( 桔梗!! あなたなら、きっとこんな事、簡単な事よね。私… )

思いあぐねて、当てもなく彼方を見やる。
まるで待ち人を請うように。


( ―――― !! ―――― )

『声』にならない、声を聞いたような気がした。
桔梗は結界の中で、放った式神達を待っていた。

「桔梗様。一行の者が『宿り蛹』に取り憑かれ難渋いたしております」
「…『宿り蛹』。ふっ、まるで悪童の悪戯だな。して、犬夜叉は?」
「はい、取り憑かれた者に妖怪退治屋の臭い玉を吹きかけられ、今だ目を回しております」

一瞬、ぷっっ、と桔梗が噴出しそうに見えたのは、きっと気のせいだろ
う。

「…くくくっ、使えぬ奴。それではかごめが困っているだろう」

ゆらり、と身動ぐ。

「桔梗様? どちらへ」

ふうわりと、優しげな風が吹く。

「…かごめの許へ。あれが私を呼んだ」

急く思いが顕れか、桔梗の結界は眩しい光に満たされると、瞬く間にかごめ達が足止めされている村に現れた。

( お前が私を目覚めさせてくれたように、今度は私がお前を『目覚めさせて』やろう。待っておれ、かごめ )

形の良い赤い唇に、薄い妖艶な笑みを浮かばせると、桔梗は自分を呼んだ者の許へと歩を進めた。

それは迷いもなく、限りなくしっかりした足取りだった。
むしろ、喜び浮き立つ思いを敢えて胸の内深く抱え込み、一歩一歩踏みしめるような足取りで。

( かごめ… )

もう一度、胸の中で呟いた。



…どうした事かマウスとの相性が悪いのか2度もフリーズしてしまいました。この文も危ないので、もうちょっと書きたかったのですが早々に投稿します。

続きは、また来週!!

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すっすみませ〜ん(^^; 一ヶ月も空いちゃいました。
             杜 (管理人) -2003-11-22 01:56:37


…七宝の仕掛けた悪戯でまだ目を回していた犬夜叉は、ふっと 自分の側からかごめの気配が消えた事を感じた。

( …かご、め? )

いやな胸騒ぎに、まだ言う事を聞かない体を無理やりに起こす。
体を起こすと言っても、辛うじてほんの僅か体の向きが変わっただけだ。
だが、それだけで十分だった。
犬夜叉の視界を、不可思議な光が覆う。

( ――― ? 光の、結界? )

邪気や妖気は感じない。
溢れるその光は、むしろ清清しささえ湛えている。

その光の中に居る、かごめ――――

そして、もう一人。


( 桔梗っっ!! )


かごめはまるで魅せられた者のように、瞳に熱っぽい光を宿し、桔梗の腕の中にいる。
桔梗はその姿を、これ見よがしに犬夜叉に見せつけていた。

犬夜叉の中で、爆発しそうな熱いもの。
すぐにでも、その場に踏み込みかごめを取り戻したいっっ!!

( ああ、そうか。あの夜、焚き火を見ながら感じた焼けるような焦りは、桔梗 お前への『嫉妬』だったんだ )

犬夜叉の想いに気付いたのか、桔梗の瞳が挑むように光る。
不意に犬夜叉の体が鉛のように重くなる。

( くっっ!! 金縛りか! )

身動きの叶わぬ犬夜叉の姿を認めて、うっそりと薄い笑みを赤い唇に浮かべる桔梗。
腕の中のかごめを愛しそうに見つめると、その桜色の唇に―――


( あっ! この香り… )

かごめが心ならずも桔梗の事を、思い浮かべた瞬間。
あの夜と同じ香りがかごめを包む。
それと同時に、柔らかな優しい光がかごめの姿を飲み込んだ。

光の中には――――

「桔梗…」

そう、彼の巫女。
犬夜叉のかつての想い人にして、私の命を狙った事もある。

そして、今は――――

「…呼んだであろう? かごめ」
「うそ…、聞こえたの?」
「ふふ、お前の『声』だからな」

そう言った桔梗は優しく微笑みながら、そのしなやかな腕を差し伸べた。
私は誘われるように、まるで導かれるようにその手を取る。
一瞬、桔梗の瞳が驚いたように見開かれたが、その後はどんな女神や天使が微笑んでも敵いはしない程の笑顔を、私に見せてくれた。

( ああ、やっぱり桔梗、綺麗だわ。それに、本当はとっても優しい人なのよね。犬夜叉が好きになるの、よく判るわ )

気が付くと、何時の間にか桔梗の腕の中に抱(いだ)き込まれてて。

「あ、あの、私…」
「…ありがとう、かごめ。私を、選んでくれたのだな」

私を抱きしめる桔梗の腕に力が篭る。

「あ、いや。私、そんなつもりじゃ…」

反論する、私の語調は弱々しくて。

「かごめ。私は言ったはずだ。『今』の私を覚醒させたのは、あの時、私を助け様と、一点の曇りもない心と魂で私に『触れて』くれた、お前のお陰だと」
「だ、だって、あの場合は仕方がないじゃない。私しか、居なかったんだから…」

すっと、目の前に美麗な桔梗の顔が迫る。

「…今度は、かごめ。お前の番だ。私が…、目覚めさせてあげる」

そう、妖しく言葉を形作った赤い唇は、そのままかごめの唇へと。

( ダメッッ!! 犬夜叉が見てるっっ!!! )

そう思ったのも、一瞬で。
初めてのあの時よりも、さらに長く深く。
触れ合ってるところから、一つに解けてゆくようで…。
足の力が抜けて、背中に回された桔梗の腕だけで辛うじて立っているような状態だった。
ぼうっとした意識の中で、桔梗の唇が顎の線を辿り首筋を巡り、そして胸元へ―――

( ヤ…だ。何、この感じ? 体の真中が物凄く熱い。『何か』が、回り始めてるみたいな… )

自分の体の中から溢れてくる、『何か』。
経験のないかごめには、それが俗に言われる『快感』と言うものなのか、またまるで『別』のものなのか、それは判らなかった。



…今回からもう殆どオリジナルですね。実はまだ書き足りません。
一回に書き込める文章量に制限があるので、続きはまた近いうちに書き込みたいと思います。
しかし、これ『裏』に行きそうな勢いですね。
なんだか人格を疑われそうなものを書いている気が…。



え〜っと、ここからは通常モードの作文です。
すでにこの部分を書いている時点で管理人は『パンダ』宣言(…って言うか、もう黒いよ、^_^;)してます。ましてやこの作文、『ノリ』だけで書いてましたので、自分自身どーオチをつけようかと…。
著しく『壊れ桔梗様』、ですがこのまま最後までいっちゃいますねv
                杜 (管理人)   2004:05:26

ドキン。ドキン。

熱い。

体中が、熱くて、熱くて…、まるで自分の体じゃないみたい。

それに ――――

( なんだか、この感じ。破魔の矢に力を込める時と良く似てる )

「かごめ…」

囁く様に、謳う様に、桔梗が私の耳元で私の名を呼ぶ。
私の中で『何か』が大きく回り出して、その『力』の大きさに私の感覚が付いて行けない。

「…判るだろう? かごめ。その『力』をそのまま受け入れろ」

桔梗の言葉。
それを後押しするように、さらに桔梗の手が唇が私の肌に触れて行く。
まるで、孵化する寸前の蛹の繭に薄っすらと、切れ込みを入れてゆくように。

私の中で、『何か』が弾けた!!

光! 光!! 光の奔流っっ!!!
圧倒的な『力』と、『闇』を切り開く眩いばかりの『光』と、快感かもしれない焼付くような『熱さ』と!!

「き…、桔梗……」

遠くなる意識の中でそう呼んだ私の声は、もしかしたら物凄く『甘い』響きを帯びていたかもしれない。


「…気を、失ったか。かごめ」

桔梗の腕の中、上気した頬、火照った体。
意識を無くしてくたりとしたかごめの体を苦も無く支え、桔梗は余裕の笑みを湛えて、今だ動けぬ犬夜叉を見やった。

「き、桔…梗っ! かごめに、何しやがったっっ!!」
「見ていて、判らぬか」

桔梗の言葉に、犬夜叉は怒りとも焦りとも取れる色を顔に浮かべた。
桔梗は腕の中のかごめをそっと床に下ろし、愛しげな笑みを注ぐと優雅にその場を立ち去る。
犬夜叉はまだ術の解け切ってはいないその身を起こし、桔梗の後を追った。今まで、こんな気持ちで桔梗の後を追った事はない。

何なのだろう? この怒りにも似た熱いものは。
どうしてなのか? この焦りは。

村外れの森の入り口で、犬夜叉が後を追って来るのを待ち構える様に、桔梗は佇んでいた。
荒い息を整える間もなく、犬夜叉は桔梗に詰問する。

「…どう言うつもりだっっ!! 桔梗!!! 何故、かごめにあんな事をするっっ!?」
「…お前が、せぬからだ」
「なっっ…!!」
「お前が、選ばぬから…。今ではもうお前も、その胸に飼っておるのであろう? 【嫉妬】と言う名の焔の蛇を」
「桔梗……」
「…お前が私の元に走る度、かごめの胸で鎌首をもたげ毒の牙をその柔らかな胸に打ち込む。お前がかごめの側にいるのを見る度に、この身は蛇の焔に妬かれるのだ。五感などないはずの、この【人器】の躯を」

( …俺の、所為なのか? 俺が、選び得なかったから…、だから…?
だからなのか? 桔梗… )

「優しさだけでは、救われぬ。切り捨てる冷酷さも、時としては必要だ」
「桔梗…、ではお前は…?」

ふと、桔梗の瞳に浮かぶ暖かな色。

「…それが出来ぬなら、とことん【欲張る】事だな。双方からどれほど罵られ、周りから誹られようとも。その為に、例え己の命を削る事になるとしても、【己の真】を貫け」

( 桔梗…? )

そう言い切った桔梗は、今まで見た事がない程凛々しく、【強い】も
のを感じさせた。それはまるで、闇夜を切り裂く天空の月の光のようでもあり、神域の杜を司る孤高の大樹のようでもあった。

蘇ったばかりの時の禍禍しさも、死魂を纏うおぞましさも、瘴気の渦に堕ちていった果敢無さもない。ましてや、生前の【巫女】であった時の、あの張り詰めたような脆さもない。

―――― 憎む事も、愛する事もこんなにも、自由だ。

そう言い切った桔梗。
強かなまでの、しなやかさ。
桔梗の面に笑みが浮かび、赤い唇が艶めいて犬夜叉の顔面に迫る。桔梗の眸の光に射竦められ、金縛りではないのに体の自由が利かない。

( き…、桔梗っっ!! )

桔梗の面に浮かんだ笑みはどこか悪戯っぽい色もあり。
そして…、唇を重ねた。

切なかった在りし日の思い出とも違い、またあの慟哭にも似たそれとも違い、桔梗のこの口付けは、桔梗が今、この【生】を、そう異形のあってはならざる【生】であっても、紛れも無く【生きている】事の証であった。
悠然と、犬夜叉の唇を開放した桔梗の眸は明らかに笑っており、わたわたとみっともなくも後去った犬夜叉を、面白そうに見ている。

「…相変わらず、下手糞だな。犬夜叉」

ましてや、言うに事欠いて、この台詞!!

「き、桔梗っっ!! お、お前〜っっ!!!!」
「私もな、【欲張る】事にしたのだ」
「……………」
「…犬夜叉、私は今でもお前が愛しい。そして、かごめ。あれは私が成りたかった【者】に他ならない。だから…」

桔梗の両の手に、清らかな玉響のような光が集う。桔梗はそれを一つにあわせ、更に明るく強い光にした。その光を、そっと守る様に桔梗の手が添えられる。

「この光は、犬夜叉。お前とかごめだ。【一つ】になれ、犬夜叉。お前たちの本当の【力】は、そこからだ」
「…桔梗」
「私は、常にお前たちの側近くに居よう。それが、私達の【在り方】だと、そう思う」

そこまで言って、さらに意味深な笑みを浮かべる。

「…ただ、もしお前が、かごめを苦しめるようであれば、遠慮無く私が貰い受けるからな」
「はっ!?」

犬夜叉は、開いた口が塞がらない。

「そうそう、またかごめがお前に見切りをつけたとしたら、仕方が無いから、私が拾ってやろう。これも、惚れた弱みだ」

―――― 惚れた弱み、と軽やかに言い捨てて、桔梗は立ち去った。

犬夜叉の胸に浮かぶのは、拗れ絡まった【糸】を織り込み綾なす、不思議文様。

―――― 人間模様と言うそれは、どこか奇妙に艶めいて。

「…なんなんだ、桔梗の奴? 性格、変わってねーか、あれ!?」

でも、一人ゆく桔梗をこんなにも穏やかな(?)気持ちで見送った事はない。犬夜叉の心から、一つ【罪】の枷が外れる音がした。

「桔梗…」

と、小さく呟き。

「かごめ…、かごめっっ!!」

一人残した、かごめの身を案じ、急ぎかごめの元へと駈け戻る。
今ならば、なんの曇りもないこの気持ちで、きっとお前の事を抱きしめられるだろう。

そう、俺の心一つ。

桔梗、お前の身は俺が絶対守る!

かごめ、お前にはずっと俺の側に居て欲しい!!

―――― それでいいんだな?

桔梗、かごめ。


カラリ、と【運命】の糸繰りが、今までと違う響きを立てながらゆっくりゆっくり回り始めた。




後日談。
あの後、かごめの元に戻った犬夜叉は倒れたままのかごめを抱き起こし、その艶めいた唇に理性を無くし…。

次の朝、珊瑚に張り手を食った弥勒のように、見事な手形を張り付けた犬夜叉と、鼻の頭を真っ赤にしたかごめがいた。
そして奇しくも、彼の巫女と同じ台詞をかごめの口からも聞いたのだ。

「犬夜叉の下手クソっっ!! 顔面ぶつけてきて、どーするのっ!!」




ちゃんちゃんv

2004.5.28



【 あとがき 】

どーにかケリ、つきましたv アニメの放映で言えば丁度今からの展開
ですよね。犬かご恋愛派の方の「原作に対する改竄だ」とか、「S社は
桔梗さん贔屓だから」との声もあり、製作に対してのバッシングはおろ
か、原作に対しても「犬かごLOVE」がないと言うだけの評価で、
「あー、どうでもいいよ。犬かごLOVEがないんなら」と言い捨てて
しまう、一部のファン(?)。それならここまでコワシテしまえば笑っ
てもらえるかな? との狙いもあります。

私の書くものって、基本的に【女性】が強いんですよ。
おかげでロマンティックなものは書けませんが。CP色もLOVE度も
低めなんで。でも、好きなんです。犬かごもvvv

ウチの犬君、【女性経験】ありません。200年(…そのうち50年は
封印されてましたが。)生きてきても、原作の設定どおりなら、まずそ
ーゆー出会いはなかった訳で。桔梗さんに出会うまで、やさぐれた人生
歩んでるんですよ、犬君は。本能で、とか生まれつきそっちの方はテク
ニシャン、みたいな事も見聞きするんですが、あれはどーみてもぶきっちょ!! 
でしょ。
まぁ、ショタコンの私としてはそっちの設定の方が「美味しい」ので、
このスタンスは堅持したいなv と。

ちょびっと、内容補足。
桔梗さんがかごちゃんに仕掛けたレズプレイは(…表現、露骨ですか^_^;)
一種の【タントラ】だと思って下さい。桔梗さんがかごちゃんの中で回
したのは【チャクラ】です。神道の巫女である桔梗さんがインド密教的
行為というのもおかしな話ですが、まぁそこはそれ、神仏混合という事で。




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