■中学受験 学習用資料
教科書体はどちら?
・小学生が学校で学ぶ文字の書体は「教科書体」と呼ばれ、これは実際に教科書で主に使用されている「手書き文字に近い」形をした書体のことです。また、新聞や雑誌、辞書、一般書籍などには、縦線が太く垂直、横線は細く水平な字形が特徴である「明朝体」が多く使用されています。「ゴシック体」は線の太さが一定で角張っており、印刷物の見出しなどによく使われている書体です。
※『「就」の正しい字形について』のページをご参照ください。
・中学受験の学習、特に国語の漢字の書き取り問題では「教科書体」で解答することが原則となっていますが、以下に同じ文字を二つずつ書体を変えて並べました。「教科書体」の文字は右側、左側のどちらでしょう。
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★ 答え:マルで囲んだほうが「教科書体」です。
※上の図で「教科書体」でない方の文字は「明朝体」や「ゴシック体」の一部特徴の表れた字形となります。
※「幸」の字について… 一般には第六画より第七画を長めに書くことが多いようですが、教科書体と明朝体ではいずれも第六画のほうを長く書きます。
06年11月1日(水)