PC-9821 RvII26/N20にて、SMP動作をさせる為の下駄の組みあわせ (未完成・・・・^^;)

協力: neworder氏 感謝!!

 

動作環境 

PC-9821 RvII26/N20 (マザーボード側 G8YLS A E7・ CPUライザー側 G8YDL □ D15・) オンボードSCSIはCLKカット。

Memory:PC-9821-ME5*4=256MB 、VRM:HP P/N 0950-3633 VRM8.3/.8.4 Vo:2.0V ADJ Io:20A、Vtt電圧レギュレータ1.25V化及び冷却強化

PCI 1 : MGA-2064  PCI 2 : SC-UPU2  PCI 3 : 無し

# RvII26/N20では、システムセットアップメニューの「割り込みモード」を”互換”から”拡張”に変更する事が必要です。


専用のVRMを持ちV/Coreを作り出すタイプの下駄

 

Coppermine-SINGLE

Coppermine-DUAL

Tualatin-SINGLE

Tualatin-DUAL

備考

PL-iP3/T Ver1.0

 

   

PL-iP3/T Ver2.0

動作自体は問題無いが、FSB耐性は落ちる

HK6-MX下駄

 

×

   

今の所、DUAL動作は、PL-iP3/T Ver2.0のみですが、どうもFSB-UPに関しては耐性が無さそうです。

FSB85.7(PentiumII 266MHz SL265-DUAL)でも何とかWindows2000が立ちあがったマシンでも、PL-iP3/Tでは、L1.L2キャッシュが切れるという現象が出てしまい、その現象が納まるのは、FSB74.5MHz(clk=16MHz)まで下げないとダメでした。

HP6-MX下駄に関しては、PL-370/Tとの2段下駄ですが、どうも相性が良くないみたいですね。(HP6-MX566下駄、MX667下駄 各1での検証)

 


V/Coreを、外部VRMに依存するタイプの下駄

Tualatin 正式対応品

upgradeware SLOT-T Rev1.0  ちょっと拡大された画像  

 

Coppermine-SINGLE

Coppermine-DUAL

Tualatin-SINGLE

Tualatin-DUAL

備考

SLOT-T

 

これは、Tualatin及びSMPモード正式対応を謳っているだけ有って、全ての条件を難なくクリアしました。(upgradeware製)

なかなか良い感じです。

 


Tualatin非対応品

非対応と言っても、今市場で出回っている(殆ど中古ですが・・・・・)下駄はこのタイプです。TualatinコアのCPUを載せるには、Powerleap製のPL-370/Tシリーズか、upgradeware-370GUと言う、所謂コンバーター(下駄)の2段重ねが必要となります。

つまり、ここでSoket370>Slot1変換カードとFC-PGA2>FC-PGA変換ソケットの相性と言いますか、組み合わせに拠って動く、動かない、が出てきました。

その組みあわせをここに纏めてみました。(Coppermineコアの動作を含めて)

左から、PL-370/T Ver1.0、PL-370/T Ver2.1、370GU。

PL-370/TのVerに違いは、写真上右上のジャンパの所で見分けると良いと思います。裏を見ればシルク印刷でVerの記述が有ります。

370GUは、NEO-S370と間違わない様に・・・(笑

#下駄の改造に拠って、Tualatinが載る様にする記事も見受けられますが、ここではその部分は割愛します。

 

ASUS S370-DL Ver1.02

Revは基板向かって左上のシルク印刷を見ると判ります。S370-133やS370との見分け方は、固定用プラスチックの形状で判断すると良いでしょう。

重ねる下駄

Coppermine-SINGLE

Coppermine-DUAL

Tualatin-SINGLE

Tualatin-DUAL

備考

無し x x 改造無しで、Coppermine-DUALが出来るのはイイです。
PL-370/T Ver1.0 - - × × シングル動作でも、ピポらず
PL-370/T Ver2.1 - - × APIC TIMEOUT ERROR(CPU 0)でTualatin-DUALは不可
370GU - -  

 Tualatin-DUALの動作には、370GUが必要と言う事になりましたが、無改造でCoppermine-DUALが出来るのは、評価できます。

 

ABIT slotKET !!! Ver1.1

これは、殻割りをしないと正確なRevは判らないかも・・・・。左側のチップの付いていないと、Ver1.0と言う事に成ります。

重ねる下駄

Coppermine-SINGLE

Coppermine-DUAL

Tualatin-SINGLE

Tualatin-DUAL

備考

無し ×     APIC TIMEOUT ERROR(CPU 0)
PL-370/T Ver1.0 - - × シングル動作も起動不安定
PL-370/T Ver2.1 - - × 同上
370GU - -     ←テストする気無し^^;

 Tualatin-SINGLEでさえ不安定なので、PC-9821上では、余り使い道は無いかも。

 

MSI MS-6905 DUAL Ver1.1

このボードも幾つかのVerが有ると聞きますが、僕自信良くわかりません。(^_^;)

重ねる下駄

Coppermine-SINGLE

Coppermine-DUAL

Tualatin-SINGLE

Tualatin-DUAL

備考

無し × ×      
PL-370/T Ver1.0      
PL-370/T Ver2.1     ×  
370GU     × ×  

 この下駄は、Coppermine対応の物も有ると言う話しですが、僕の持つ2枚ともPentiumIII 1.1Gはピポりません。

 370GUとの組み合わせがダメなのは、ちょっと意外?

 

MSI MS-6905 Master 改 Ver2         参考資料 電圧ジャンパ設定 1.3V〜2.0V

左上にMASTERのシルク印刷が目印。Ver2.3と言うのもありますが、左下のVer印刷の上にVer2.3と言うシールが張ってあるので、そこで見分ける。

CPU側N33とJ3の3番pinを結線、J3の設定は1-2(Copperemine-256K)にする事によって、Tualatin-DUALが可能になる。(右側の写真参照)

重ねる下駄

Coppermine-SINGLE

Coppermine-DUAL

Tualatin-SINGLE

Tualatin-DUAL

備考

無し      
PL-370/T Ver1.0 - - J3のジャンパは、2-3にする
PL-370/T Ver2.1 - - × どの設定でもDUALに成らず
370GU - - J3のジャンパは、1-2とする

 

 

I will SLOCKET II Ver1.1

Verは基板右下のシルク印刷で判断する。

重ねる下駄

Coppermine-SINGLE

Coppermine-DUAL

Tualatin-SINGLE

Tualatin-DUAL

備考

無し       Celeron566MHzはOK、PentiumIII 1.1GはNG
PL-370/T Ver1.0     ×    
PL-370/T Ver2.1     ×    
370GU     ×    

 #注 :下駄の重ねでPentiumIII-S 1.4Gを試しましたが、どの組み合わせも、windows2000 root>\system32\ntoskrnl.exeが無いか、壊れています、と言うエラーメッセージが出る。

11/20日 追記

前回検証したVer1.1はどうも挙動がおかしい所があったので、Ver2.0を2個入手してみました。

 

重ねる下駄

Coppermine-SINGLE

Coppermine-DUAL

Tualatin-SINGLE

Tualatin-DUAL

備考

無し     ChipsetSelectorは440BX
PL-370/T Ver1.0 - -    
PL-370/T Ver2.1 - -     既に売却していました。(汗
370GU - -  

Ver1.1の方は、Coppermine-Singleで動かない時点で不具合があると判断した方が良かったのかも?(^^;)

挙動は、MS-6905Master改に似ているので、PL-370/T Ver1.0でDual動作する可能性が大きい様な気がします。