流出・紛失事件(日付は公表日)

2003年=平成15年(126件(■51-□73-△2))

新潟県警捜査書類盗難事件(2003年1月14日=毎日?)
 捜査車両からPCを盗まれる。

浦和田島郵便局顧客情報漏洩事件(2003年1月15日=讀賣?)
 2000年7〜8月頃、郵便局員(32)が、郵便局内の端末を操作し、千葉県や茨城県などの顧客4人分の郵便貯金の残高や口座番号を照会し、調査事務所経営者に売った。他にも数十件の情報を漏らしたとみられる。

大阪府警軽四輪情報漏洩事件(2003年1月28日=毎日?)
  堺東署交通課巡査部長(42)が、大阪府警OBが経営するコンサルタント会社に、車籍照会で入手した軽四自動車の所有者名と住所を漏らした。

福島県表郷村立表郷中学校受験票紛失事件(2003年1月29日=毎日?)
 県立高校1期選抜試験の受験生12人分の受験票を紛失した。

豊中市立第四中学校受験先高校漏洩試験(2003年1月30日=産経?)
 3年生担任の女性教諭(50)が、全3年生207人のうち私立高校の受験を希望している140人の受験先を書いたリストを自分のクラスの生徒に配布した。

□某都立高校個人情報漏洩事件(2003年2月4日=産経)
 男性教員(41)が、2002年8月、公開講座に応募し、落選した282人の氏名、住所、電話番号が記載された一覧表を知人の会社に漏らした。

明石市立大久保北中学校志望先高校漏洩事件(2003年2月5日=産経、讀賣?)
 面接の練習内容を知らせるため、高校の推薦入試を希望する3年生100人の氏名と志望校名を、進路指導情報を提供する「進路通信」記載して、各クラスの担任が3年生216人全員に配布。

□河合塾模試受験生情報流出事件(2003年2月12日=朝日?)
 2001〜2002年に群馬県内で実施した大学入試センター試験の模擬テスト「全統センター試験プレテスト」を受験した高校生の氏名、高校名、模擬試験成績といった個人情報7,381人分が流出。
職員が、別の予備校から頼まれ、コピーして持ち出す。

東京地裁裁判資料紛失事件(2003年2月12日=讀賣?)
 刑事5部がロッカーに保管していた刑事事件の裁判資料(ファイル2冊)がなくなっていた。

□毎日新聞中部本社個人情報流出事件(2003年2月16日=朝日?)
 元社員の自宅にあった氏名、住所、年齢など個人情報が記された懸賞応募はがき約8.5kg分が、長男によってインターネットの競売にかけられていたことがわかり、同社が、はがきを回収した。

京都府立某高校(京都市)個人情報盗難事件(2003年2月18日=産経?)
 男性教諭(28)が、2002年11月末、担任の3年生38人の成績などを記録したHDDを盗まれた。

三木市立某中学校個人情報流出事件(2003年2月19日=毎日?)
 中学2年の男子生徒が、校内のPCから同学年全員、226人分の2学期の成績や住所録などのデータを取り込み、一部を自分が開設しているウェブサイトで公開した。

□尾張旭市立旭丘小学校答案用紙盗難事件(2003年3月3日=毎日、朝日、中日?)
 女性教諭(51)が、駐車場に乗用車をとめて帰宅後、車内に家庭科の答案用紙92枚の入ったかばんを置き忘れたことを思い出し取りに行ったが、後部座席の窓ガラスが割られ、かばんが盗まれていた。

■マイトリップ・ネット「旅の窓口」顧客情報流出事件(2003年3月3日=該社)
 プログラムの修正ミスにより、H”でのアクセスした2名の方の個人情報が一部漏洩。

福岡市立高宮中学校通知表盗難事件(2003年3月5日=朝日?)
 教諭が、帰宅途中に飲食店で食事中に、車のドアのかぎが壊され、担任をしている学級の36人分の通知表などが盗まれた。

■オリエントコーポレーション顧客情報流出事件(2003年3月6日=毎日)
 東京第2管理センターの社員が脅迫されて、クレジットカード番号、住所、氏名、生年月日、自宅電話番号、勤務先電話番号、年収、引き落とし用の銀行支店名と口座番号、カードの利用状況といった顧客情報11,866人分を不正に持ち出し。
<追記>(2003年3月26日=毎日)
社員は、脅迫される約1年半前から、千数百人分のデータを持ち出していた。

■キー・ロガー情報窃取事件(2003年3月6日=毎日)
 川崎市の男性(35歳)が、都内のインターネット喫茶店などのPCに仕掛け、719件の銀行口座や証券会社のインターネット取引に必要な情報を取得。16,515,000円を、別の銀行に作った架空名義口座に送金させた。

仙台市給与支払い報告書データ紛失事件(2003年3月11日=讀賣)
 市民税の基礎資料となる市内37事業所、574人分の給与支払報告書のデータを、委託先の東北電子計算センターが紛失。

西尾市立某中学校受験者名漏洩事件(2003年3月11日=中日、朝日?)
 県内の公立高校一般入試の高校別受験者名一覧表を受験者全員に配布。保護者からプライバシー侵害の指摘があり、市教育委員会は学校に回収を指示。

名古屋市立某中学校(天白区)受験先漏洩事件(2003年3月12日=朝日、中日?)
 公立高校受験における入学願書の出願説明に際し、高校名と受験者名を高校別に記した一覧表を渡した。
保護者から「プライバシーの侵害ではないか」との指摘があり、一覧表を回収。

沖縄県警実況見分調書遺失事件(2003年3月17日=ZAKZAK)
 北谷町北谷の路上に、沖縄署の巡査長(28)が作成した窃盗事件の実況見分調書の一部が落ちているのを通行人が発見、地元新聞社に届けた。
調書には、犯行があったスーパーの名前、犯行現場の状況、実況見分に立ち会った警備員の氏名や住所、容疑者の氏名などが書かれていた。

松山市非常勤職員恐喝事件(2003年3月18日=読売?)
 出会い系サイトで知り合った松山市内の女子高生に金を渡して、わいせつな行為をしたとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反罪で起訴された松山市非常勤職員(64)が、市役所の端末で女子高生の個人情報を引き出し、家族に「娘の援助交際をばらす」との手紙を送って金を脅し取ろうとしていた。

長野県赤十字血液センター献血者情報流出事件(2003年3月21日=信濃毎日)
 氏名、血液型といった個人情報、約1,300人分が流出。
献血者の登録作業を担当していた女性派遣社員が、エステティックサロンを経営する夫の会社の顧客名簿作りに使っていた模様。


JACCS割賦販売契約書紛失事件(2003年3月24日=朝日?)
 顧客の氏名、生年月日、住所、職業、電話番号などが記入されている割賦販売の契約書など64枚を、名古屋支店から東京の事務センターに配送した後、紛失した。

行田市立桜ケ丘小学校指導要録盗難事件(2003年3月27日=朝日、讀賣?)
 男性教諭(48)が、市役所で戸籍謄本を取っている間に、担任する3年の1クラス、29人分の指導要録などが車の後部座席から盗まれた。車にカギはかけていなかった。

□東京農工大個人情報紛失事件(2003年3月28日=朝日?)
 氏名、生年月日、性別、学科名、受験番号などの個人データが入った入学予定者275人FDと大学院入学者675人の個人データが記載された書類を、データ入力業務を委託された情報処理会社の担当者が、通勤途中の電車内に置き忘れた。

真田町教育委員会スキー大会参加者情報漏洩事件(2003年3月30日=信濃毎日?)
 平高原で3月8日に開かれた「第四十四回菅平シュナイダー記念スキー大会アルペンシリーズ」の参加者約380人の住所、氏名、生年月日、性別が記載された名簿を、主催団体の一つの真田町教育委員会が、参加者に無断で春日井市の写真業者「アクティブスポーツ」に渡した。同社は2月3日付で「写真送付のみ使用し、他の目的に利用しない」とする誓約書を同教育委員会に提出しており、この名簿を基に、撮影した大会参加者へ写真を売り込んだ。

奈良県警捜査資料流出事件(2003年3月30日=毎日)
 鑑識課の職員が、奈良地検葛城支部へ書類をFAXしようとして、誤って大和高田の男性宅へFAX。書類はA4×2枚で、交通事故の被害者の氏名、住所などが記載されていた。
ただちに回収には出向かず、翌日に訪問、回収した。

高知県立安芸病院カルテ紛失事件(2003年4月)
 2001年度眼科入院患者カルテ(100人分、107件)を紛失。
カルテ保管庫にカルテ以外の廃棄用個人情報文書を置いていたため、誤って破棄した可能性が高い。
該当の患者にお詫びの文書を発送。

岐阜市役所国民健康保険情報流出事件(2003年4月8日=朝日?)
 国民健康保険証を配達記録郵便で郵送した際、宛名と一緒に世帯番号も記していたほか、記録用として郵便局に渡した約82,000世帯の宛先リストに、保険証の世帯番号を記入していた。
市民からの指摘で、回収。

丸亀市長選立候補者後援会個人情報盗難事件(2003年4月12日=毎日?)
 20,000世帯分の住所、氏名、職業、電話番号などからなる後援会名簿が入力されたノートPCが事務所から盗まれる。

板倉町役場個人情報盗難事件(2003年4月12日=朝日?)
 農地の地番や面積、約1,700軒の農家と家族の氏名、性別、生年月日が記載された農家基本台帳などが入ったPC12台を盗まれた。農家基本台帳は、パスワードを入力しないと、データは見られない。

芦屋市立病院カルテ等紛失事件(2003年4月17日=毎日?)
 女性患者の心電図とカルテ、各1名分を紛失。窃盗の疑いも。

塩釜市立月見ケ丘小個人情報盗難事件(2003年4月17日=毎日、河北新報?)
 4年生1クラス34人の住所や家族の勤務先などの個人情報を記した「家庭環境調査票」が、担任の女性教諭(50)の車から盗まれた。

■自衛官募集用情報提供事件(2003年4月22日=毎日)
 多くの自治体で、自衛官募集用に、住民基本台帳情報を提供していた。閲覧可能な4項目(住所、氏名、生年月日、性別)以外の情報を提供していた例も。

仙台市国民健康保険納付書誤送付事件(2003年4月23日)
 7世帯分の国民健康保険料の納入通知書を誤って別の世帯に郵送。
通知書を製本する前に、作業台から落とした際に混入が起きたとみられる。

浜坂町携帯電話番号漏洩事件(2003年5月2日=毎日)
 摂津市の会社員(42)の戸籍を浜坂町が2度にわたり誤って記載した問題で、同町が会社員の携帯電話の番号を、本人の了解を得ずに複数の報道機関に教えた。

□三井住友海上火災保険障害者情報流出事件(2003年5月9日=朝日?)
 身体障害者採用試験への応募者のうち38人に対し、ほかの応募者の障害の部位・等級などの個人情報98人分を誤って送信。

四日市市個人情報流出事件(2003年5月9日=毎日?)
 男性職員が、業務に使っていた個人のPCを、HDDを完全に消去せず、数回叩きつけただけでごみ集積場に捨てたため、個人情報を含む文書が流出。

所沢市住民税通知書誤送付事件(2003年5月27日=朝日?)
 住所、所得、生命保険料、扶養家族の人数などが記載されている住民税通知書15人分を、誤って違う会社に送付。

警視庁小岩署被留置者点検簿流出事件(2003年5月28、29日=毎日)
 氏名、容疑罪名等が記載された「被留置者点検簿」1枚を別の容疑で取調べを受けていた大学生(28)が持ち出す。

長崎県「メルマガ長崎県」電子メールアドレス流出事件(2003年5月29日=毎日?)
 プレゼントの応募者817人に対してお礼のメールを一斉送信した際、誤って全員のメールアドレスも一緒に送った。

弘前市給与支払報告書散乱事件(2003年6月5日=毎日)
 2001年分の「給与支払報告書(個人別明細書)」、約41,000枚の焼却処分を委託したところ、運搬中に約400枚が路上に散乱した。

小金井市市民税・都民税納税通知書誤送付事件(2003年6月6日=東京?)
 17,000人に郵送した納税通知書の一部に、誤って他人の氏名と住所、納税額を記載した納税書が添付されたものがあった。これまでに38人分の誤りが判明、さらに増える可能性もある。通知書の封入を委託された市内業者のパート従業員が市の指導したやり方を守らず、通知書のつづり方を誤った可能性が高い。

三重県個人情報誤掲載事件(2003年6月6日=共同?)
 ウェブサイト上で公開している公文書の中に、住所、氏名などの個人情報が記載されたままの書類9件が見つかった。
その後、再調査によりさらに7件が見つかった。

■三井住友銀行(旧さくら銀行)顧客情報流用事件(2003年6月6日=毎日)
 1998年1月の旧さくら銀行とJTBの業務提携に基づき、国際キャッシュカード申込書の情報を、本人の明確な同意を得ずに、JTBパルサービスに提供していた。カード利用者は国際電話後払いサービスを利用できることを説明していたが、情報提供についての明確な同意を取っていなかった。

□富士信用組合不渡り情報流出事件(2003年6月9日=共同?)
 職員(43)が、管理していた3,515件の不渡り情報が入ったFDを、 大阪市内の金融業者に渡していた。
流出したのは兵庫県内5カ所の手形交換所が 1999年4月から2003年5月までの間に作成した県内の企業などに関する不渡り情報。

CFJ顧客情報流出事件(2003年6月12日=毎日)
 信販センターの係長が、住所、名前、貸付額などが記載された顧客情報約800件を、1件あたり300円で第三者に売り渡した。

加賀市戸籍謄本誤送付事件(2003年6月18日=朝日?)
 郵送で申請された戸籍謄本を返送する際に、誤って他人の戸籍謄本も一緒に送っていた。大阪市の男性(65)から妻の戸籍謄本の請求を受け作製した際、窓口に来て申請した同市内の男性の戸籍謄本の出力と重なったのに気づかず綴じ合わせ、確認時にも気付かなかった模様。

■ローソンパス会員情報流出事件(2003年6月26日=該社)
 会員カード「ローソンパス」の会員約56万件の個人情報が流出。
情報の内容は氏名、住所、性別、生年月日、自宅電話番号、携帯電話番号。
個人情報は、業務委託先のアイ・ティ・フロンティアから抜き取られた可能性が極めて高い。
会員に500円相当の商品券と謝罪文を送付。

藤岡市個人情報盗難事件(2003年7月3日=毎日)
 福祉会館から、児童扶養手当や生活保護の受給者名簿などが入力されたPC16台盗まれる。
盗まれたPCには、
(1)児童扶養手当を受けている約500世帯の住所、氏名、所得
(2)在宅介護サービスを利用している約500人分の住所、氏名、年齢
(3)生活保護を受けている約120世帯の住所、氏名
(4)結婚相談者のべ約80人分の氏名、学歴、年収
などが入力されていた。

■スキマー発見事件(2003年7月3日=毎日)
 都内5つのホテル内の店舗に設置されている信用情報照会端末器6台から、無線装置付のスキマーが発見された。

■りそな銀行顧客情報流出事件(2003年7月4日=日経)
 りそな銀行久米田支店の顧客325人分の氏名、住所、生年月日や取引内容といった情報が流出。

愛知県立江南高校個人情報流出事件(2003年7月9日=ZAKZAK?)
 男性教諭(43)が、帰宅途中に岐阜県各務原市のパチンコ店に立ち寄った際、駐車場に止めた車内から、期末試験の英語の答案用紙61枚、120人の出席簿、181人の成績簿、PTA会員名簿などが入った手提げかばんを盗まれた。

ANAカード申込書類脱落事件(2003年7月11日=毎日)
 申込書に添付された封筒の糊付けが薄かったため、銀行口座番号、年収などの個人情報を記入した文書25通が脱落。郵便局の捜索により15通分は回収したが、残りは行方不明。

NEC電子メールアドレス流出事件(2003年7月17日=Net Security)
 日本電気からのプレスリリースメールにおいて、573名の電子メールアドレスが「To」欄に記載されていた。

□某弁護士事件記録盗難事件(2003年7月23日=朝日?)
 名古屋市の男性弁護士(30)が、担当する裁判の調査中に、豊川市の駐車場に止めた乗用車内から裁判の事件記録を盗まれた。事件記録は、殺人と未成年者略取の罪に問われている被告の供述調書などの写し6冊で、被告のプライバシーに関するものも含まれている。

警視庁犯歴漏洩および武富士個人情報漏洩事件(2003年7月23日=毎日)
 警視正が、犯歴情報を40回以上に渡って、武富士に渡す一方で、1997〜2000年までの部下840人の借り入れ状況を武富士に照会していた。また、1993〜2001年の間、職員14名が、武富士から1,000枚近いビール券を受け取っていた。

□琵琶湖汽船電子メールアドレス流出事件(2003年7月23日=京都?)
 懸賞応募者に観光案内の電子メールを送信した際、全応募者578人の氏名とメールアドレスを付けたまま送った。

帯広市戸籍データ紛失事件(2003年7月25日=日経BP)
 帯広市のシステム構築を受託しているリコーが、トラブル解明のため預かっていた戸籍データ入りのMTを宅配便(ヤマト運輸)で帯広市に返送したが、到着しなかった。

□三井生命顧客情報流出事件(2003年7月29日=東京?)
 2000年1月18日付で作成し、武蔵野支社の2001年に退職した営業職員が利用していた74人分の住所、氏名、生年月日、保険掛金額などの顧客情報が流出。

□川辺川総合土地改良事業組合利水名簿流出事件(2003年7月30日=毎日?)
 川辺川利水訴訟の原告・弁護団が対象農家の名簿の流出を指摘していた問題で、九州農政局は、事業対象市町村で作る川辺川総合土地改良事業組合から第三者に漏れたとする調査結果を発表。

■私立福知山成美高校成績情報盗難事件(2003年7月31日=毎日)
 男性教諭(39)が、パチンコ中に車上荒らしに運転席の窓ガラスを割られ、担任を務める3年生24人分の1学期の成績表、就職情報の資料、2人分の通知表などを盗まれた。

鳥取県公式ウェブサイト「とりネット」個人情報流出事件(2003年8月2日=中国)
 県行事の応募者89人と、韓国人の訪日団員39人の住所、電話番号などの個人情報を誤ってウェブサイト上で公開。
ウェブサイトから削除した際、検索サイトにキャッシュを削除するよう依頼を出さなかったため、8月5日まで流出が続いた。

■アプラス個人情報流出事件(2003年8月8日=日経等)
 氏名、住所、性別、年収などの顧客情報、79,110人分が、東京都内のダイレクトメール会社2社に流出。
システム開発のTISはアプラスの顧客情報が自社サーバーから持ち出された可能性が高いとして、役員を減給処分に。
1,000円相当の商品券と謝罪文を送付。

□テレビ埼玉電子メールアドレス流出事件(2003年8月8日=ZAKZAK?)
 「情報あさびん」への電子メール投稿者として登録済みの視聴者約480人に連絡メールを送信した際、誤って全員の電子メールアドレスが閲覧できる形で送信した。

大阪府個人情報流出事件(2003年8月12日=共同?)
 用度課が管理する府議会正副議長の公用車運転日誌の情報公開を請求した者の住所、氏名などが記載された請求書のコピーを、用度課の職員が府個人情報保護条例に違反して、議会事務局の職員に渡した。

OMCカード、電気料金支払いサービス申込みはがき紛失事件(2003年8月13日=讀賣)
 顧客から届いた関西電力の電気料金支払いサービスの申し込みはがき126通を紛失。
OMCの事務管理センターから申し込みはがき605枚を、関西電力の口座振替センターに宅配便で送ったところ、翌日に関西電力から到着した数量が合わないと連絡があり、紛失がわかった。
はがきには、カード番号、有効期限、住所、氏名、電話番号が記入されておいた。
対象顧客126人を戸別訪問して謝罪する。

JCB、UFJカード、ららぽーと提携クレジットカード会員情報紛失事件(2003年8月15日=日経)
 3社が提携発行している「スヌーピータウンメンバーズJCBカード」の顧客1,453人分のカード番号や氏名、住所などを記録したFD1枚と、5,470人分のカード利用日や金額を記録したFD2枚が、3社とシステム管理会社の間を行き来している間に紛失した模様。JCBとUFJカードの間で授受に際してのFD枚数確認が行われておらず、原因は特定不能。FDにはパスワードによる保護などはしていない。
カードを再発行し、1,000円相当の商品券を送付。

□日本信販個人情報紛失事件(2003年8月20日=讀賣?)
 住宅ローン利用者の住所、氏名、融資残高などが記載されている支払い明細書の控え、計2,482件分を紛失した。
住宅ローンに関する業務を委託している100%子会社のエヌ・エス債権回収の本部から同横浜支店に向けて、支払い明細書の控えをヤマト運輸の宅配便で送ったところ到着せず、ヤマト運輸などで行方を調査したが、発見できなかった。
謝罪文を送付。

■群馬銀行前橋支店顧客情報盗難事件(2003年8月23日=毎日)
 渉外係長(32)と営業担当職員(22)が、食事中に、停めていた車の運転席のドアの鍵を壊され、預金者197人分の名簿を盗まれた。

松山市住基カード誤交付事件(2003年8月27日=毎日?)
 市内の20代の男性に対し、誤って男性の父親の情報が入ったカードを交付した。職員が出力した男性の世帯のリストから、男性の住基コードをコンピューターに入力しようとしたが、誤って父親のコードを入力したため、男性本人の顔写真に、住所、氏名、生年月日などは父親の情報が入った住基カードが出来上がった。

JA和気顧客情報流出事件(2003年8月28日=毎日?)
 佐伯町営観光りんご園がJA和気佐伯支所に開設している普通預金口座の金銭の出入りを示す「当座性月中移動明細表」のコピーとみられる資料が、同りんご園に関する住民監査請求の添付書類として町監査委員に提出された。

三重県立松阪商業高校個人情報盗難事件(2003年8月29日=毎日?)
(1)住所、氏名、顔写真、緊急連絡先、家族構成、通学経路などが記された女子の生徒調査票391人分(男子のものは盗まれていない)
(2)1994〜2002年度の9年分の卒業アルバム
(3)1990〜2002年度の13年分のPTA会員名簿
が、鍵のかかっていた戸棚、机から盗まれた。

高知県立安芸病院医療情報漏洩事件(2003年8月30日=朝日?)
 薬剤担当の職員が、仕事上の資料として作成した入院患者約240人の氏名、病名が書かれた医療情報を、ウェブサイトで公開。数十人のがん患者については本人への告知の有無も掲載されていた。

周南市(旧徳山市)個人情報漏洩事件(2003年8月30日=毎日?)
 情報公開条例に基づいて1999年度に受理した公用車の運転日報など計10件に関する公開請求のうち、4〜8月分の6件で、請求者の氏名、住所、電話番号、肩書き、請求内容などを記した「公文書公開請求処理簿」の一部がコピー文書として外部に流出。通常は、個人情報を黒塗りにしてコピーを渡しているが、誤って原本のコピーを渡したとみられる。

CFJ(旧ディックファイナンス)顧客情報漏洩事件(2003年8月31日=讀賣?)
 CFJに経営統合された旧ディックファイナンス堺東駅前支店の社員が、約100人分の顧客情報を持ち出していた。
持ち出したのは、同支店員らが融資を申し込んだ人から住所、氏名、年齢、勤務先、配偶者名、生年月日、親族の連絡先などを聞き書きした申し込みカードなど。

□武富士信用情報流出事件(2003年9月2日=讀賣?)
 消費者金融系信用情報会社「ジャパンデータバンク」が武富士に提供した過去の返済記録や借入残高などが記載された75人分の個人信用情報が、武富士社外に流出していた。

r-wave顧客情報流出事件(2003年9月4日=毎日)
 氏名、住所、電話番号、購入したアダルトビデオ・DVDのタイトルなどといった顧客情報、3〜4,000人分が流出。
ウェブサーバーのメンテナンスのため、外部からのアクセスを防ぐセキュリティー対策を一時的に解除したところ、過去1年分、約6,000件の取引が記録されたファイルがインターネットから自由に閲覧できる状態になり、流出した模様。

富谷町立東向陽台小個人情報盗難事件(2003年9月10日=毎日?)
 1年のクラスの担任の女性教諭(40)が、仙台市泉区のスーパーの屋上駐車場に車を止め、買い物中に、車上荒らしに遭い、クラス32人分の住所、電話番号、保護者の名前が書かれた一覧や通信簿4通などを盗まれた。
全校児童の保護者向けに事件の内容とおわびを記した文書を配布。名簿が盗まれたクラスの全家庭を訪問、謝罪した。

仙台北社会保険事務所通知書誤送付事件(2003年9月13日=毎日)
 建設会社(仙台市)に送付した通知書に、別の2社6名分の通知書が同封されていた。通知書には、氏名、生年月日、性別、賞与支払年月日、標準賞与額が記載されていた。

□マイクロソフト顧客情報流出事件(2003年9月17日=毎日?)
 広報の一部を請け負った広告代理店が、約1,370人分の氏名、企業名、役職名、電子メールアドレス、電話番号を記載した内部資料を、誤って外部にファクスした。

横浜市西区給与支払い報告書紛失事件(2003年9月18日=朝日?)
 横浜市西区役所が、収入や家族構成などの個人情報が盛り込まれた給与支払い報告書334人分を紛失し、そのうち86人分が第三者に郵送されていた。

■板橋西郵便局顧客情報盗難事件(2003年9月19日=毎日)
 保険外務職員が、局外持出し禁止の「契約内容調査票」7世帯14人分と、「満期契約者カード」13人分(うち7人は「契約内容調査票」と重複)を、公衆トイレに立ち寄った間にバイクの荷箱から盗まれた。

■パワードコム顧客情報紛失事件(2003年9月20日=日経BP)
 お客様センターにあったノートPC2台が紛失。うち1台のPCに顧客3,974人分のの氏名、電話番号、ID、メールアドレスが記録されていた。

つくば市個人情報漏洩事件(2003年9月21日=毎日?)
 つくば市が、政治団体である民主党茨城県第6区総支部の水道使用量や料金の納入状況を示す資料を、団体の了解を得ずに第三者に提供していた。提供したのは同市が個人情報保護条例で第三者への開示を禁止している資料。

■秋田魁新報個人情報流出事件(2003年9月26日=毎日等)
 新生児紹介広告「お誕生おめでとう」への応募者の氏名、住所、新生児の氏名、生年月日が入った名簿を、2000年3月以降、この欄の広告主少なくとも4社に無断提供していた。
朝刊に謝罪文を掲載。

横浜市神奈川区税務書類紛失事件(2003年10月2日=朝日?) 
 納税課職員が作成した2種類の書類を紛失。いずれにも氏名と住所が記載されている。
(1)納税者の預金額、口座番号を金融機関に問い合わせた回答書、50人分約220枚
(2)納税者の電話加入原簿を電話会社に閲覧申請した用紙の写し、100人分約110枚
<追記>(2003年10月15日=毎日)
神奈川区役所納税課勤務時代、差押さえを行った企業の不動産に関する書類を盗んだとして、元職員(40)を逮捕。自宅から個人情報と見られる内容が記載された書類も押収された。

一宮市立大和中学校「保健救急連絡カード」紛失事件(2003年10月3日=東京?)
 2年生全員、約190人分の「保健救急連絡カード」を紛失。

神奈川県立某高校盗難事件(2003年10月3日=毎日?)
 男性教諭が車上荒らしに遭い、担当していた教科4クラスの生徒、約160人分の1、2年生時の定期テストの成績が入ったノートPCを盗まれた。

□天沼整形外科内科(さいたま市)医療情報盗難事件(2003年10月19日=讀賣?)
 事務所が荒らされ、患者のレセプトデータが入ったノートPC2台などが盗まれた。ノートPCは、診療用ソフトが組み込まれた特製品で、特別なIDを入力しないと個人名や投薬状況などのデータは閲覧できないため、病院では「情報が漏洩する心配はない」としている。

兵庫県警個人情報漏洩事件(2003年10月21日=神戸?)
 兵庫県警警部補(40)が、現金を受け取った見返りに個人情報を漏えいしていた。

岡山市選管投票者確認名簿流出事件(2003年10月22日=朝日)
 1999年4月11日に実施された県議選で、不在者投票や投票当日のチェックに使うための岡山市選挙人名簿抄本の一部が、流出した。
上道支所管内の有権者872人の住所、氏名、生年月日、性別が記載されているほか、「名簿対照」欄があり、投票所に来た人には「済」の印が、不在者投票をした人には「県議」の印が、それぞれ押されたり書かれたりしている。

■アスクル顧客情報紛失事件(2003年10月29日=朝日)
 製品出荷しすてむに発生した障害を解明するため、業務委託先の日立製作所が別のソフトウェア会社に顧客データ約23,000件を託したところ、この会社がデータの入ったPCを盗まれた。
顧客データは、顧客名、住所、電話番号等で、大半は個人ではなく事業所とのこと。

□ハーバー研究所顧客情報紛失事件(2003年10月31日=該社、朝日?)
 プレゼント企画への応募者、1,912名分の氏名、住所、電話番号などといった個人情報が流出。

JACCS顧客情報紛失事件(2003年11月7日=朝日?)
 住宅ローン利用者4人の住所、氏名、生年月日、ローン残高などが記載された資料を、外勤から帰社途中の社員が、電車内に置き忘れた。

成田市立吾妻中学校個人情報盗難事件(2003年11月7日=毎日)
(1)3年生全100人の定期テストの点数と評定
(2)3年生のうち33人分の住所、電話番号、保護者氏名
(3)2003年3月の卒業生97人の氏名、進路、高校入試の得点
などが入ったノートPCが盗まれた。

ACCS個人情報流出事件(2003年11月12日=ZDNet JAPAN)
著作権・プライバシー相談室「ASK ACCS」の質問フォームに記入された相談者の1,184人の氏名、住所、電話番号、年齢、メールアドレス、相談内容、送信日時等の個人情報が、CGIの脆弱性によりインターネットから入手できる状態であった。

JR東海エクスプレスカード申込書紛失事件(2003年11月13日=朝日?)
 提携先のセントラルファイナンスが東京駅で受け付けた申込書の一部、10枚を紛失。住所、氏名、電話番号、勤務先、年収が記載されていた。

■ファミマ・クラブ会員情報流出事件(2003年11月19日=ZDNet JAPAN)
 ファミマ・クラブ約1,406千人のうち、最小で535名、最大で182,780名の個人情報が流失。
流出したデータは、メール・アドレス、氏名、住所等。
流出した可能性のある182,780名に1000円相当のQuoカードを送付。
その他の会員にファミマ・ポイントを100ポイント付与。

静岡県志太榛原健康福祉センター生活保護情報盗難事件(2003年11月21日=毎日?)
 志太榛原健康福祉センター庵原分庁舎の男性職員(40)が生活保護受給世帯の氏名、診療記録、資産状況などの個人情報が記された52世帯分の「生活保護ケース記録」を自宅に持ち帰り、車内に放置していたところ、車上荒らしに遭った。

□あさひカード延滞会員情報紛失事件(2003年11月22日=毎日?)
 あさひカードの事務処理を請け負っているUCカードが、あさひカード会員のうち支払い延滞がある計280人分の住所、氏名、延滞金の額などの会員情報が記載された資料を、ほかの資料とともに、あさひカードに専用メール便で送った。到着後、あさひカードで内容を確認したところ、該当する資料がないことに気が付いた。

■サッポロスポーツプラザ会員情報流出事件(2003年11月22日=該社)
  「パル川口」の事務所に設置のパソコン8台を従業員が持出し、建設資材置場に放置。うち7台は回収したものの、旧「会員管理システム」用パソコン1台が行方不明。
このパソコンには、会員および旧会員(合計8,662名)の個人情報(氏名、住所、性別、電話番号、生年月日、会員番号、会費引落金融機関名と口座番号、請求履歴、入退会履歴、保護者氏名・続柄)が入っていた。

NTTDoCoMo関西解約者情報漏洩事件(2003年11月26日=朝日?)
 2001年7月から2003年8月にかけて携帯電話契約を解約した約24,400人分の個人情報について、解約者本人の同意を得ずに調査会社・日経リサーチに提供、日経リサーチは、これをNTTDoCoMo関西の携帯電話サービスの評価などを聞くアンケートに利用した。

■ワスク顧客情報盗難事件(2003年11月29日=毎日)
 小田急百貨店新宿店にテナントとして出店している子供服店ワスクの販売員が、121人分の顧客名簿を店外に持ち出し、盗まれた。名簿には、住所、電話番号、子供の氏名や生年月日が記載されていた。

静岡県中東遠健康福祉センター内部告発者情報漏洩事件(2003年11月30日=朝日?)
 男性職員(46)が、県西部の特別養護老人ホームで働く職員からの不正を告発するメールを施設側に漏らしたため、電子メールアドレスから告発者が特定された。

■東武鉄道メール・マガジン「102@Club」会員情報流出事件(2003年12月4日=毎日)
 2003年11月29日〜12月2日に登録した会員60人に架空の請求書が送付された。会員情報が流出したものとみられる。
<追記>(2004年3月26日=讀賣)
登録に際し住所・氏名などに特有の表現や文字を使用された会員に、同じ表現や文字を用いた架空請求書が郵送されたことが発端となって発覚。委託会社の使用するIDで通常業務に必要ない会員情報を引き出したことが記録されていた。 2003年3月31日以降は、正当な業務以外でのデータの引き出しは確認されなかったため、2003年3月31日までに入会した131,742名の個人情報が漏えいした可能性が高い。会員および元会員に、東武動物公園または東武ワールドスクウェアの招待券を2枚(5,000円相当)を送付。

NTTデータ「HOME4U」顧客情報紛失事件(2003年12月10日=日経BP)
 不動産情報サイト「HOME4U(ホームフォーユー)」の運営委託先ネクストの社員が、不動産物件の査定をサイトに依頼してきた顧客の約半分にあたる4,312人の名前や連絡先(大半はメールアドレス)、物件を含んだデータの入ったノートパソコンを紛失。
謝罪文を送付。

□杉本俊明弁護士(東京)戸籍謄本等不正請求関与事件(2003年12月10日=時事?)
 戸籍謄本などを不正に請求すると知りながら調査会社に請求用紙500枚を渡した。
東京弁護士会は、業務停止6ヶ月の懲戒処分とした。

□コープかながわ電子メールアドレス流出事件(2003年12月11日=朝日?)
 組合員1人が自分の住所などを書いたメールを組合に送ったところ、そのメールがインターネット上で商品購入できる契約をしていた7,231人の組合員に配信された。メールを不審に思った組合員8人が管理者あてに返信したメールも同様に配信された。8人については電話番号などは書かれていなかったが、メールアドレスが読みとれる状態だった。
担当者がメールサーバーのメンテナンスをした際、誤った設定にしてしまったのが原因。

□財団法人防衛施設周辺整備協会沖縄支所個人情報流出事件(2003年12月17日=毎日?)
 基地騒音に対する防音工事を希望する住民の氏名、住所が記された名簿のうち沖縄市分と宜野湾市分の計11ページ、242人分が外部の工事業者に流出した。