タカトクトイス オーガス・オーガロイド
ストーリー
軍の戦闘機ブロンコUのパイロット桂木桂は独断先行で時空振動弾を起動させた。
その影響により時空は混乱をきたし、爆発で気を失った桂が次に目を覚ましたのは
十数年後の未来、さらに様々な世界が混じり合う奇妙な光景だった。
人類と敵対するエマーンと言う異種族に助けられた桂は、しかし時空正常化の鍵を握る
『特異点』として各勢力から追われることになる。
破損したブロンコUをエマーンの技術で改修したものが可変戦闘ドリファンド・オーガス。
桂はオーガスでこの混乱の世界を駆ける。
かつての恋人との間に生まれた自分の娘がライバルとなって現れたり
時空混乱の影響で空に天井があったり、ファンタジー文明と機械化文明、
さらに地球に異種族にと共存する世界など、物語的には魅力たっぷりの超時空シリーズ
第二弾『超時空世紀オーガス』。でも正直戦闘などの演出がかったるくて
割りを食ったような気がします。
当時のスタッフはマクロス劇場版に手を取られてしまっていて、
戦闘シーンに演出には重力制御の設定を取り入れた革新的なものを
用意していたものの、自分たちが関われず画面には出せなかったことを残念だと語って
おられました。実際設定や物語はかなりいいと思うので、
個人的にはリメイク希望アニメのナンバー1だったりします。
白い闇の中で、密かに時は流れて
このデザインはかなり特異だと思いますが私は大好きです。
玩具もかなり設定を忠実に再現したプロポーションで、技術的には
バルキリーの経験が上手くフィードバックされていると思います。
しかしこのアクの強さと、現用機的デザインからから変形するバルキリーの
魅力には勝てなかったこともあり、セールス的にはあまり振るわなかった様子。
いや、いい。この魅力が分からない奴は去れ!(笑)
オーガスはバルキリーの三段変形に対抗して |
ガウォーク形態
この世界では時空混乱の影響で速度が出せず、このガウォーク形態が
基本的な巡航形態となります。格納庫にもこの状態で吊られていた
こともあり、オーガロイド形態と同等以上に出番のあった形態ですね。
腕にあったミサイルガンは、ガウォークやファイター形態では脛に
取り付けることとなります。
ガウォーク→ファイター時の腕ギミック
次はファイター形態へ。
腕を機体下部より機体後方に移動、収納するのですが、
面白いギミックとなっております。写真を見ただけで
右の腕が左の腕のようにどうやって収納になるかお分かりでしょうか?
ファイター形態
高速移動形態。先ほども書きました通りこの世界では高度と速度を出すことが
危険な為ここぞと言う時にしか使用しません。
丸まっちい愛らしい飛行形態です。
タンク形態
で、最後に四段変形の要にして……なタンク形態です。
変形機構は写真を見れば一目瞭然かと。
しかしこれでタンクと言うのは無理があるような。
本編でもほんのちょっと出ただけで、あるのかないのか分からないような
形態でした。
オーガスには後日談として『オーガス02』と言うOVA作品が後に
制作されました。物語もオーガス本編を知っていると
驚かされる仕掛けが盛りこまれた良作ですが
これに登場する新オーガスがなかなかカッコイイのです。
これの可変ものもどこからか発売されないものか……
書き忘れましたが頭部と色を変更したオーガスUオルソンスペシャルも発売されました。
でもこれは02のオーガスとは別物で、番組後半に出てくる
量産型オーガス。
そのオルソン(桂の親友)仕様なのです。