トミー 超ミラクル合体グレートガンバルガー
グレートガンバルガー
大抵玩具の強化合体後のロボットってプロポーションが破綻するものですが
この商品に限って言えば『強化合体後が一番カッコいいのでは』とすら思える
グレートガンバルガー。ぱっと見どこにどうやって三体(つうか五体)ものロボが
組み合わさってるのか分からない所が素晴らしいです。
合体後はもの凄い大サイズとなりますが、恒例の大箱(ガンバルガー・リボルガ−・ゲキリュウガーのセット箱)も
発売されました。当然箱のサイズも相応のもので、子供どころか大人でさえ
持ち回す事が困難なあのボックスは一見の価値ありです。
いや、キングゴウザウラーなんかも充分大きかったんだけどグレートのはなあ。
なんつうか……盾?
ガンバルガーの分解
それでは合体パターンを。
ゴッドライジンオーはライジンオー本体にバクリュウオーが強化パーツ的に合体するような形でしたが
グレートガンバルガーは三体のロボットが一度バラバラになって組み変わるような形で完成します。
劇中でこの合体を虎太郎達が解明するエピソードがあるのですが、そこで『パズル』として
登場するほどにこの合体&変形機構は難解です。
まずガンバルガーの分解から。
写真のようにパーツを分離、手前にあるキングエレファン頭部、ゴウタイガー頭部、剣は
合体には使用しません。
ゲキリュウガーの分解
続いてゲキリュウガーを分解します。
使用するのは右の写真のパーツ。グレートガンバルガーの頭部は
ゲキリュウガーの羽の内側(背中部分)に収納されていたのを取り出したものです。
左の写真のパーツは余剰部品となります。
そう。この合体には各ロボこれまでと比較にならないほどの余剰パーツが出るのです。
その分合体後のプロポーションの破綻はないのですけれど。
グレートガンバルガー脚部の変形1
ここまでのパーツでまずグレートガンバルガーの脚部を作ります。
まずゲキリュウガーの足パーツを右写真内のように変形させ、グレートガンバルガーの
つま先を作ります。出来たつま先部分を下駄履きにしてガンバルガーの
脚部を合体。その際かかとの部分(ゲキリュウガーで言う太ももパーツ)がスライドして
ロックになるのが面白い構造。
下駄履き合体タイプのロボットは数あれど、こいつは綺麗にパーツが組み合わさり
言われなければ下駄履き合体とは分からないくらいによく出来てます。
グレートガンバルガー脚部の変形2
続いて、ゲキリュウガーの腕パーツも写真のように変形、完全なブロック型にします。
これがグレートガンバルガーの太ももとなります。
先ほどの脚部に挿し込めば脚部は完成。
グレートガンバルガ−胴体の変形1
ガンバルガーの胴体の腕を図のように曲げて、ゲキリュウガーの肩パーツを填め込みます。
ウイング部分
ゲキリュウガーの翼パーツをベースにガンバルガーの翼を取り付けます。
これがグレートのウイングに。なんと四枚羽です。
リボルガーの分解
今度はリボルガーの分離です。
余剰パーツは手前にある足首二つとショットブラスター。
あとリホルバスター時に使うターゲットサイトも使用しません。
グレートガンバルガー腕部の変形
リボルガーの脚部パーツから拳を引き出すと、グレートガンバルガーの腕部になります。
ガンバルガーの拳に挿し込む形で合体させるのですが、リボルガーの膝関節を
上手く使っているので肘もきちんと曲がります。
グレートガンバルガー胴体の変形2
リボルガ−とゲキリュウガーの胴体を縦に接続して
グレートガンバルガーのフロントアーマーになる壮絶設計。
胴体にはガンバルガー、リボルガ−、ゲキリュウガーと
三体のロボットが組み合わさる事になります。
グレートガンバルガー胴体の変形3
リボルガ−、ゲキリュウガーを組み合わせた裏側に台座を引き出し
その上にガンバルガーの胴体を乗せます。
これで胴体も完成。複雑怪奇な合体ながら綺麗にまとまってると思いません?
脚部との結合
先ほど作ってあった脚部を取り付けます。
頭部の変形
リボルガーのライオン顔を上下に分割。
上部はグレートガンバルガーの頭に被せて、下部は後頭部に接続します。
グレートの顔は作中ではリボルガーの口から現れてくるイメージなのでしょうが
このおもちゃでは先ほども書きました通り、ゲキリュウガーの背中に隠されてます。
頭部、翼部の接合
頭部と翼部を取り付ければグレートガンバルガーの完成です。
組み合わせていく度に「合体前とはまるで違う巨大な何かが組み上がっていく」という
感覚はたまらないものがあります。
グレートガンバルガー全身&サイズ比較
とにかくでかいでかいと言われるグレートガンバルガー。
実際にどのくらいなのか分かり易いようにDXアバレンオーを置いてみました。
……二倍くらいありますね。もうちょっとでジャンボマシンダークラスです。
変形合体にこれほど手間と時間がかかり、そしてこれほどの好プロポーションの
最強形態にはなかなかお目にかかれません。
ついでにこれほど余剰パーツが出る合体も。
いろんな意味で伝説になりうる玩具ではないかと。