市原市ラグビーフットボール協会創立50周年にあたり       2015.7

 
当協会の発端は、昭和40年代の高度経済成長と共に京葉臨海工業地帯が本格稼動し、各社が福利厚生の一環として多くのクラブを創部し、活発に交流する中で設立されました。半世紀を顧みますと、日本経済と社会のスポーツ嗜好に大きく左右されながらの歴史でありました。特に、高度経済成長と共に活況を期しましたが、オイルショックでは先輩諸氏が職場を去り、バブル崩壊後の経済低迷期では、最小採用等により後継者不足のまま、部員は高齢化し、企業内クラブとしての活動が難しくなり、現在の形態となりました。

 50年(2015年)の歴史を思うと、幾多の困難を乗り越えラグビー愛好者として尋常ならぬご尽力を賜りました歴代指導者並びに関係者の皆様に感謝の念でいっぱいであります。

また、意志を引き継ぐ協会事業として、小学生向けラグビースクールやタグラグビー教室も関係者の努力で高い評価を得ていることから引き続き挑戦して参りますし、市原セブンズ大会についても継続して参ります。加えて、学校教育でのタグラグビー導入については、期待するとともに注目しているところであります。

市原市は、スポーツ健康都市を掲げ施設も充実していることから、高校総体や国体会場として利用されており市民のスポーツへの関心も高まっております。来る2019ラグビーワールドカップや2020東京オリンピックでは、キャンプ地や練習地としての誘致に期待をしています。

 50周年の大きな節目にあたり、更なる50年に向け諸課題の解決を図りながら前進して参りますので、変わらぬご指導・ご鞭撻、ご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。

結びに、50周年記念事業開催にあたり、物心ともご協力いただきました皆様に衷心より感謝申し上げましてご挨拶といたします。
             
                                         
市原市ラグビーフットボール協会
会  長  捧   仁 滋