「ハコダテ☆ものづくりフォーラム」設計競技2014

質疑応答

※質疑の受付は5月7日で締め切りました。

質疑1)付属棟を解体し跡地に新たな建物を増築しても良いか。

「旧ロシア領事館」本館以外の付属棟、増築棟、塀は、解体しても構いません。建蔽率、容積率の範囲以内で、新たな建物の増築も可能です。

質疑2)最終審査への渡航費用は、自費によるのか。

最終審査に出席するための旅費、及び宿泊費は全て応募者の負担といたします。
最終審査会は、設計競技の趣旨を市民の皆様に敷衍し、「旧ロシア領事館」の保存の必要性を強く訴えることを目的としております。
一次審査を通過された応募者の皆様には、最終審査会でのプレゼンテーションを受賞のための条件とさせていただきます。但し、やむを得ず出席がかなわない場合に限り、事務局の判断によりプレゼンテーションの方法を考慮いたします。

質疑3)将来、この施設は領事館として使用されるのか。

この施設が領事館として使われたのは、1944年までです。これ以降は、函館市がこの施設を所有し、道南に住む児童達のための宿泊研修施設として利用されてまいりました。但し、1996年よりこの施設は、老朽化を理由に閉鎖されております。 将来、この施設がどのように利用されるかは未定です。

質疑4)どの様な用途の建物を提案できるのか。

主題に則り、応募者の判断で自由に設定してかまいません。

質疑5)この施設を利用するのは誰か。

主題に則り、応募者の判断で自由に設定してかまいません。

質疑6)この施設で働くのは誰なのか。

主題に則り、応募者の判断で自由に設定してかまいません。

質疑7)函館市の条例により保存が求められている外壁とは、どの部分か。

付属棟、増築等、塀、門扉以外の「旧ロシア領事館」本館部分の外壁です。

質疑8)建蔽率60%とは、敷地内に建つ全ての建物の建築面積が対象なのか。

「旧ロシア領事館」本館を含め、応募者が提案する施設全体の建築面積の合計により算出してください。

質疑9)既存の建物の構造を教えてください。

「旧ロシア領事館」本館、及び付属棟は木骨煉瓦造、増築等はブロック造です。

質疑10)参加する1チームの人数に制限はありますか。

ありません。

質疑11)計画する建物の高さが13mを超えるとルール違反となるのか。

13mを超える建物を提案することは可能です。但し、函館市による事前審査を受けなければなりません。
但し、敷地境界線により発生する高さ制限は、厳密に守る必要があります。 境界線による高さ制限の資料を追加いたします。

質疑12)敷地、及び既存施設の地下空間を利用することはできるか。

可能です。

質疑13)既存施設の床下の地盤にはコンクリートスラブが敷かれているのか。

床下の地盤は、砕石と土です。

質疑14)立面図の基礎部分にあるアーチ状の開口部は何か。

床下の換気に使用された開口部と考えられます。

質疑15)函館の積雪量、積雪荷重を教えてください。

函館市の垂直最深積雪量は、70cm以上。
積雪の単位荷重は、積雪量1cmにつき20N/㎡以上です。

質疑16)既存建物の基礎の深さを教えてください。

資料がございません。
函館市の凍結深度は、50cmです。

質疑17)既存建物の床下スペースの高さを教えてください。

「旧ロシア領事館」本館食堂の地下部分の一部にボイラー室があります。
ボイラー室の天井高は、ほぼ2m程度です。それ以外の部分は1m程度です。
ボイラー室の広さは、凡そ8畳程度です。

質疑18)既存施設において、ダメージを受けている部分とはどこか。

外観で損傷が激しい部分は、木質の材料を使ったサロンの窓枠、建物全体の破風及び化粧垂木です。小屋裏はトタン屋根の雨漏りにより、木下地が部分的に傷んでいます。損傷部分の写真を資料として追加いたします。

質疑19)この設計競技の主題は既存建物の損傷部分を補修することなのか。

この設計競技の目的は、「旧ロシア領事館」本館を後世に、このままの姿で残して行く方法を提案することです。現在、閉鎖されている建物と敷地を有効に利用することで、建物の維持保全に必要な費用を捻出してゆくための画期的で、持続可能な活用方法を、新たに生み出すことです。

質疑20)提案の中で、既存施設の耐震性に対するアップグレードの検討は求められるのか。

建物の再利用が実施される段階では、建物の強度、及び耐震性能の調査が必要になると考えられますが、今日までにはこうした検証は行われておりません。
従って、耐震補強の判断に必要な資料は、現段階ではございません。
但し、この設計競技において応募者が、耐震性能の補強に関する提案をされることは自由です。

質疑21)耐震改修等の検討のため、既存の基礎、土台、柱、梁などの軸組とレンガ壁の下地(レンガ壁の支持方法)の現況写真を掲載していただけないでしょうか。また構造の概略が分かる部分平面図と部分断面図、及び旧ロシア領事館の一般断面図の掲載をお願いします。

「旧ロシア領事館」本館の軸組図、矩計図は残念ながらございません。 添付資料として掲載いたしましたゼールの平面詳細図より、外周の煉瓦壁と木造の軸組の取り合をご判断ください。 現況の写真を追加いたします。

質疑22)この施設が領事館として使用されていた時に、領事は居住していたのか。

本館の2階部分が全て領事家族と家庭教師の居住スペースでした。

質疑23)DWGファイルを追加してもらえないか。

追加いたします。

質疑24)居室の天井高を教えてください。

追加資料を掲載いたします。