写真を撮るということ

(以前はAbout this siteの中に書いてた内容を加筆修正したものです)


最初に断りを入れて置きますが、”About this site”の”当サイトの趣旨”をお読みになった方にはhirotsを”何ちゅう傲慢な奴ちゃ”と思われた方もいると思います。
が、私があそこで敢えてあの様に書いたのには、Webサイトで自分の撮った写真を見てもらうのに、”私、写真下手ですけどぉ。見て下さいねぇ。”じゃあダメでしょ、って思うのです。
俺の写真を見てみろ!”っていう位の気構えが必要だと思うわけです。それを表現したのが”当サイトの趣旨”な訳です。実際のhirotsは言ってる程傲慢ではなく、結構気が弱くて、臆病者で、自分の写真にある時は自信持ったり、他人の写真見ては自信なくしたり、そこら辺に一杯いるアマチュアカメラマンと何ら変わりない極々普通の人間ですのでお間違えのないように...(でも実はそう思ってるのは本人だけで他人から見ると超変人だったりして・・・)

本題に入ります。
私が写真を撮るのは、”いつか美しい写真を撮って大伸ばしにして部屋に飾りたい”目標はただそれだけです。
美しい”というのが最重要キーワードで、それは、何処かで見たことがある写真でも、多くの人が写真に撮ってる場所でもいい。
今の写真誌やその中で行なわれているコンテストの評価記事なんかを見ると、撮影者のオリジナリティがどうのこうのと言ってることが多いんですけど、私には、オリジナリティがあっても美しくなければ、何の価値もない写真に思われるのです。
(まぁ、オリジナリティが無いよりはあるに越したことは無いのですが・・・(^^;; )
巷では、フォトコンテストが数多く開催され、多くのアマチュアカメラマンがそれへの入賞を目標に撮影しているように思われます。
コンテストへの応募を励みとして写真を撮ることにより技術が磨かれていくということは結構なことだと思うのですが、それに執着するあまり、コンテストの主催者や選者の嗜好に合わせたような写真を撮ることが本当にイイ写真を撮ることに繋がることなのだろうか?と私は思うのです。
はっきり言うと、私はコンテストの選者(多くの場合はプロカメラマン)の好み(イイ写真)は一般人のそれとは多少ずれがあるのではないかと思ってます。(これに関しては私の認識が間違っているかも知れないが・・・)そのような人達に私は自分の写真の評価を決められたくはない。これが私がフォトコンテストに写真を出さない理由です。コンテストに写真を出さない私が、最近の自分の写真の何とも言えない閉塞感を打破する為に、作品(そんな大層なモンじゃないが)を他人に見てもらう場として考えたのが当サイトです。
他人に見せるという行為により、”みっともない写真を見せることはできない”という意識から、写真を撮る時の集中力アップが期待できるのではないかなぁ〜と淡ぁ〜い期待を抱いたわけです。

結果や如何。正直言って今までの所、劇的変化が見られる訳ではない。変わったことは、以前に増して写真を撮るようになったってことでしょうか。
あと、以前は撮れなかった被写体も抵抗なく撮れるようになった、ってこともあります。
まあ、あまり進歩のない私でも多少は変化してるってことですね。

話は変わって、
何年か前、写真を再開して、その前は四国内では主に海方面を撮っていた私ですが、山にも行くようになりました。(今では山がメインになってる感がありますが)
山に行けば花も撮る。しかし、カメラマンのマナーの悪さは何なのでしょう。目的の花の周りの植物はなぎ倒す、貴重な群落で立ち入り禁止にしてある所にも平気で入っていく。
被写体に集中するあまり他に注意が行かないという事もあるかも知れないけど、やはりそういうことには注意して欲しい。
そう言う私も知らずに若葉を踏みつけてたりしてるかも知れないし、実際、不可抗力でそうなることもあります。しかし、少なくともそうしないように写真撮ってる最中も注意を払ってます。
我々が写す写真のその殆どはその撮影者本人の自己満足の写真でしかありません。でも、野や山に咲いてる花はそこに存在すればそこを訪れる多くの人の目を楽しませることが出来るのです。
写真を撮るってことで特権を持ってるみたいに思ってる人が世の中には多いようですけど、写真を撮るってのは一般常識の範疇に在るものなのですから、”もっと大人として行動しましょうよ”と言いたい。
山なんか行くと、結構中高年の人のマナーの悪さが目立ちます。というより、若い人にはそういう行為は殆ど見られません。”最近の若いモンは・・・”という前に中高年の方には自分の行動を省みてもらいたいものです。

一番最後のは余計な一言かもしれませんが・・・。




Top Page・・・Index